先日のこと、根津で開催された”フォリウム・ワイン会”に、ちぃさんと共に参加した。
ニュージーランドで人気の醸造家、岡田岳樹氏を迎えてのワイン会である。
1978年東京で生まれ、北大卒業後、カリフォルニア大学デービス校に留学。
卒業後、ニュージーランドのクロ・アンリに入社し、二年余りで栽培責任者に就任。
クロ・アンリは、ロワールの人気ドメーヌ、アンリ・ブルジョワがニュージーランドで運営するワイナリー。
そして2009年に退社し、2010年にフォリウム・ヴィンヤードを設立して現在に至っている。
岡田さんは「高品質なワインを造る一番の近道は高品質なぶどうを育てること」を信念に、テロワールを大切にしたワイン造りを行っている。
栽培はビオロジックで、冬にはぶどう畑を羊たちが闊歩する。
根津駅でちぃさんと待ち合わせ、会場のホテル・グラフィー根津に向かう。
この会は、二カ月半前にちぃさんと向ヶ丘の『NZ BAR』を訪問した時に、オーナーの行天さんからご案内していただいたのだ。
そして私は、今年6月の「ニュージーランド・ワイン試飲会」で岡田岳樹さんにお会いしている。
会場に一番乗り。
料理はまだ準備の真っ最中。
今日の料理は、超有名なグラン・メゾンの若き料理人たちが準備してくれている。
最初は、スパークリング。
岡田さんはスパークリングは造られていないので、これはフランスのもの。
ドメーヌ・グラシュー・シュヴァリエ、クレマン・ド・ブルゴーニュ。
ちぃさんと、お久し振りの乾杯。
このドメーヌのオーナーは、クレマン・ド・ブルゴーニュのトップ・メゾン、ヴーヴ・アンバル。
シャブリ地区近郊で造られる高品質クレマンで、セパージュはピノ・ノワール66%、シャルドネ33%。
フォリウムのラインナップは、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールの二種類。
一番新しいヴィンテージの、ソーヴィニヨン・ブラン、2017年。
冷夏で秋に雨が降り続いた難しい年だったが、フォリウムでは厳しい収量制限をしているので完熟が早く、長雨の前に収穫を終えることができたそうだ。
ソーヴィニヨン・ブラン、リザーヴ、2016年。
収量が多く、良い完熟ぶどうを収穫できた年。
こちらは、2017年のソーヴィニヨン・ブランのリザーヴ。
2012年は冷夏で、年間を通して冷涼な気候だったため、酸が強く長期熟成タイプのワインとなっている。
こちらはピノ・ノワールの最新ヴィンテージ、2017年。
2016年のピノ・ノワール、リザーヴ。
そして2012年のピノ・ノワール、リザーヴ。
一番満足できるぶどうが収穫できた2016年のソーヴィニヨン・ブラン、リザーヴを飲むことにする。
そしてもう一種類は、長期熟成タイプのソーヴィニヨン・ブラン、リザーヴ、2012年。
左が2012年、右が2016年。
こんなに色合いが違う。
二種類をちぃさんと半分ずつ味わい、感想を話し合うのも楽しい。
ここで岡田岳樹さんに登場してもらいましょう。
醸造家の方からワインの説明をしていただくと、味わいも一層深くなり、楽しみが増す。
ちょっとTKOの木下さんに似ているような、とても親しみを感じる方である。
着ているのは、フォリウムのロゴ入りTシャツ。
某グラン・メゾンの若き料理人たちが作る料理も味わうことに。
一つ一つの料理に手がきちんと入れられており、流石に美味い。
ピノ・ノワールは、2012年のリザーヴを二杯。
ちぃさんと三度目の乾杯。
色合いは思ったよりも濃い。
素晴らしい果実の凝縮感。
酸とタンニンが上手く溶け込んで、バランスよくボディを引き締めている。
2012年のフォリウムは、こんな機会でないと飲むことができないので幸せ。
ダウンライトの光を受け、ピノのグラスアートが浮かび上がる。
部屋が暗いともっと鮮やかな色彩を放つのだが、まだ午後も早い時間なので窓からは明るい陽光が射しこんでいる。
たこ焼きも焼きあがったとのことで、食べてみる。
口に含むと、トリュフの香りが広がり口腔から鼻腔に抜ける。
これは素晴らしく美味い。
気が付くと会場は人で溢れている。
あとから来られた方のために、場所を空けることにしよう。
根津のホテル・グラフィーで開催された、楽しく美味しい『フォリウム・ワイン会』でした。





















