今日は甘いものを食べたくなった。
そこで、なぎささんからいただいた、菓匠 花桔梗を開封することにした。
紫の上品な和紙に包まれた菓子は、名古屋市の菓匠 花桔梗が作る干菓子、シャンパン寒氷。
箱を開けると、氷のようなシャンパン寒氷がぎっしり。
そしてピンクのハートの干菓子がひとつ。
寒天、水飴、砂糖、そしてシャンパンで作られている。
氷のような干菓子は、外はカリッとしながら、中は柔らか。
仄かなシャンパーニュの香り。
モエ・エ・シャンドンが練り込まれているのだそうだ。
甘いのに甘さが残らない、上品な味わい。
数個だけ食べるつもりだったが、半分近く食べてしまった。
そして、泡を飲みたくなった。
キンキンに冷えているシャンパーニュが無かったので、スタンバイしているスパークリングを抜栓。
プランス・ド・リズ、ブラン・ド・ブラン、ブリュット。
何とこのワイン、クレマン・ド・ブルゴーニュの著名な生産者、ヴーヴ・アンバルの製品。
ヴーヴ・アンバルと言えば、ブラン・ド・ブラン、ブリュット、ミレジムやブリュット、ロゼを良く飲んでいるが、ヴァン・ムスーも生産しているとは知らなかった。
でも、エチケットのどこにもヴーヴ・アンバルの名前は無い。
高品質クレマンで名を馳せるメゾンなので、ヴァン・ムスーにはメゾン名を記載しないということか。
淡いレモンイエロー。
グラスに注ぐとふわりと柑橘系の香りが立ち昇る。
口に含むと、柑橘に加え、桃やアプリコットのニュアンスも。
アルコール度数が11.5%と低いこともあり、冷やしてグイっと飲むことができる爽やかなスパークリングだ。
ぶどうはユニ・ブラン100%。
有名メゾンが手掛ける手軽で美味しいスパークリングを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。