フォリウム・ワイン会のあとは、はん亭でランチ、根津 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

ホテル・グラフィー根津で開催された、岡田岳樹さんを迎えた「フォリウム・ワイン会」にちぃさんと参加した楽しい午後の続き。

会場が混んできたので、あとから来られた方に席を空けるため、ランチに出掛けることにした。

 

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ワイン会にもっと長居するつもりだったので、ランチのお店は特に考えていなかった。

日曜日の午後に営業しているお店は少ない。

裏道を歩いていると、レトロなお店を見付けた。

 

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二階建てと三階建ての建物が連なっている。

 

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木造の三階建ては、1987年の建築基準法の改正までは都市部では禁止されていたはず。

でもこの建物は、その建築基準法ができる以前のもの。

 

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外壁には、文化庁の「登録有形文化財」のパネルが貼られている。

 

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店の入り口に立つと、『はん亭』の名前。

そうか、ここがあの有名なお店なのか。

 

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ということで『はん亭』で昼食をとることに。

入店した時はまだ満席だったので撮影は出来ず、これらは昼食の最後の客となって帰る時に撮影したもの。

 

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磨き込まれた階段は急で、酔って降りるのは危険そう。

古い家屋独特のすえた香りがする。

子供の頃、旧家だった祖父母の家に遊びに行った時と同じ匂いだ。

 

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建屋の中に更に外壁のようなものがある。

家の周りを更に大きな家で覆ったような不思議な造り。

見えるところは満席だったが、嬉しいことに待ち時間なしでテーブルに案内された。

私達が通されたのは、この右側の壁の中の部屋。

 

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家の中の蔵のような部屋は、6畳ほどの広さ。

この木製の頑丈な格子戸を閉められると、どう見ても屋敷牢に閉じ込められた感じになる。

 

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上を見上げると、天井は驚くほど高いところにあり、吹き抜けのタワーの中に居るようだ。

この部屋はいったい何のために作られ、どのように使われていたのだろうか。

 

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お酒は、誠鏡の燗酒と冷酒のみ。

誠鏡 純米吟醸生を注文。

広島県竹原市の中尾醸造が醸す酒である。

 

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ちぃさんと、日本酒でも乾杯。

 

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お昼は、”はん亭のひる膳”のみ。

 

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お洒落な箸休めの一皿目。

上には無花果、下には生ハム。

 

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野菜スティックも届く。

 

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野菜スティックをに、この自家製味噌(左側)を付けて食べると美味い。

塩とソースは串揚げ用。

 

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最初の串揚げは、海老のシソ巻きと谷中生姜。

 

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続いて、枝豆と鱸。

 

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お洒落な箸休めの二つ目は、冷製トマトのスープ。

スープは濃厚で、中にナタデココが入っている。

 

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牛肉と牛蒡、そして生麩。

最後の串揚げは、帆立貝と蓮根の肉詰め。

でも、撮影忘れ。

 

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〆のご飯は二種類。

ちぃさんは、岩海苔がたっぷりのお茶漬けと、こぶと漬物。

 

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私は、ご飯と、赤だしと香の物。

 

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デザートは、ミルクのシャーベット(だと思う)。

入店した時間が遅かったので、気が付けば最後の客。

『はん亭』を出ると、折角根津に来たのだから行かなければならない場所にちぃさんをご案内。

この続きは、また明日。