根津のホテル・グラフィーで開催された「フォリウム・ワイン会」に参加し、『はん亭』でランチを楽しんだ後は、ちぃさんと一緒に”ちぃ散歩”。
根津に来たなら、ここを訪問しない訳にはいかない。
向かった先は、根津神社。
「根津神社は、日本武尊が1900年ほど前に建立したとされています。
ここは五代将軍綱吉が千駄木にあった根津神社を遷座し造営したもので、本殿や多くの建造物が国の重要文化財に指定されています」などと説明し、表参道口に入る。
神橋を渡り、楼門に至る。
この楼門も重要文化財である。
楼門をくぐると、右手には舞殿(神楽殿)。
そして左手には手水舎。
海外から来られた人たちがガイドのインストラクションに従って手を清めている。
ちぃさんと私もここで手を清める。
続いて、唐門と瑞垣。
いずれも重要文化財。
社殿前には、重要文化財の青銅灯篭。
そして狛犬。
「狛犬には阿形と吽形があり、こちらは口を一文字に結んだ吽形です」と説明。
「そしてこちらが口をかっと開いた阿形です」。
見事な社殿も重要文化財。
「根津神社では多くの神様をお祭りしていますが、代表的な主祭神は須佐之男命、相殿は大国主命です」と私。
乙女稲荷の横から、千本鳥居に入る。
高さが低いので、少し腰を屈めて歩かなければならない。
途中には千本鳥居が途切れた場所があり、そこには徳川家宣胞衣塚。
第六代将軍、家宣の胞衣(胎児を包んだ膜と胎盤)を埋めた塚である。
小高い場所にあるので、社殿を透塀越しに観ることができる。
鳥居には、奉納者の名前。
この鳥居は10万円で奉納することができる。
根津神社の裏参道を出ると、坂を下り、再び不忍通りに出る。
そして向かった先は、千駄木の老舗蕎麦屋、『大島屋』。
最近は町場の蕎麦屋がめっきり減ってしまった。
ここに来るのは初めてなので、どんなお店か楽しみだ。
”ちぃ散歩”は続きます。