浜離宮恩賜庭園でちぃさんと過ごす楽しい休日の午後の続き。
時間になったので水上バス乗り場に移動する。
船が入ってきた。
今日の船は”道灌”。
船から見ると、浜離宮が石垣で築かれていることが良くわかる。
私たちは二番目に乗船し、最後部デッキの席を確保。
その後次々と多くの客が乗船し、驚いたことにほとんど満席となった。
とても狭い水門をかなりの速度ですり抜けていく。
素晴らしい操船技術だ。
水門を抜けると、そこは東京湾。
スクリューのすぐ上に座っているので、激しい水流が目の前に。
この頭は驚いて水流を眺めるちぃさん。
船が進むにつれ、遠くから黒い影がどんどん近付いてきた。
よく見ると、カモメ。
何か食べ物を投げればパクっと咥えて食べるのではないかと思う。
すぐ近くに飛んできたカモメと目が合ってしまった。
見渡す先にはお台場、レインボーブリッジ、そしてフジテレビ。
日の出桟橋に到着。
ここでも多くの乗船客。
スマートな白い船は、”シンフォニー・クラシカ”。
シーライン東京が運行するレストラン船。
私は何度か利用したことがあるが、ちぃさんは乗船したことが無いそうだ。
ということは、一度乗ることになりそうだ。
隣にスタイリッシュな船が到着した。
この船も、私達が乗船している”道灌”と同じく東京都観光汽船(TOKYO CRUISE)の船、”ホタルナ”。
漫画家の松本零士氏のデザインで、ホタルナはホタルとルナを合わせた造語。
日の出桟橋を出航し、いよいよ浅草へ。
”シンフォニー・クラシカ”も出航。
船の上には羽田空港を離陸した航空機。
これから隅田川を遡上し、浅草を目指す。
ずっと先にはスカイツリー。
私たちは後部デッキに居るので、後ろ向きの景色を楽しむ。
夕焼けの空には航空機が二機。
ひっきりなしに飛行機が飛んでいるのを見ると、経済が回り始めたと実感する。
勝鬨橋を過ぎる。
日本に現存する数少ない可動橋(跳開橋)。
逆光でよく見えないが、左右のアーチの間にある部分が跳ね橋。
でも今は電力供給は切られ機械もロックされているので、開けることは出来ない。
大川端リバーシティ21。
石川島播磨重工業の東京工場跡地を中心に開発された高層マンション群で、ウォーターフロント開発の先駆け的存在。
永代橋を過ぎ、右に見えているのは豊海橋。
「あそこが日本橋川の合流点ですよ」と私。
「日本橋クルーズも楽しかったわね」とちぃさん。
その時の記事はこちら。
こんな会話をしていたら、まさにその日本橋クルーズの船が現れた。
いよいよ船は吾妻橋に到着。
両岸には屋形船がいっぱい係留されている。
屋形船を見ていると、真ん中のビルの四階(最上階の一つ下)に、今から食事に行くお店、『阿吽ノ和牛』があることに気が付いた。
浅草桟橋に到着。
桟橋に上がると、目の前にはアサヒビール本社ビル。
スカイツリーは先端部分のみ見えている。
吾妻橋交差点に出ると、右手には東武浅草駅。
そして正面には『神谷バー』。
予約しているレストランの開店までまだ少し時間があるが、『神谷バー』でのアペロほどの余裕はない。
浅草寺にお参りしてから店に向かうことにしよう。
ちぃさんと過ごす浅草の楽しい夕べは続きます。