御徒町のビストロ、『パパン』で彼女と過ごす楽しい午後の続き。
メインに仔羊を選んだので、店長の岩坂さんにボディのしっかりしたワインを選んでもらう。
ラングドック・ルーションのシラー、トスカーナのメルロー、ボルドーからはブライとオー・メドック。
選んだワインは、ブライ・コート・ド・ボルドーの、シャトー・ローラン・ラ・ギャルド、トラディション、2015年。
2015年はGood yearなのでこのワインを選んだ。
ローラン・ラ・ギャルドはジロンド川を挟んでサンジュリアンの対岸の小高い丘に29haの単一畑を保有。
バックラベルには、EUのオーガニック認証マーク、ユーロリーフと、フランスのビオロジック認証マーク、ABが付いている。
温度が高かったので、保冷材のマントを着せる。
最初は強いタンニンが前面にでていたが、空気に触れると果実味が開いてくる。
果実の凝縮感、プルーン、カシス、バラ、スミレ、そしてスパイスのニュアンス。
ブライでも評価の高いシャトーだけあり、美味い。
セパージュは、メルロー80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%。
パスタが二人に分けて届く。
海老と青唐辛子と空芯菜のペペロンチーノ。
メニューには蛸と書かれていたが、今日は海老に変更。
メインの前にもう一品食べることにする。
鴨肉のパテ。
思った以上に肉厚でヴォリュームがある。
私が二人に取り分け。
鴨肉のパテはピスタチオ入りが美味い。
メインの仔羊のローストが届く。
柔らかなラムがジューシーで美味い。
赤ワインとの相性もバッチリ。
グラスが進み、ボトルを完飲。
もうお腹はいっぱい。
でも彼女が少しスイーツを食べたいとのことで、アイスクリームを二人で分けて食べることに。
ナッツがたっぷり入ったアイスクリームが美味い。
でも私はスプーン三杯ほどで、あとは彼女が食べてしまった。
熱いコーヒーがいっぱいになったお腹を癒してくれる。
彼女の頭の上の棚を見ると、コルクで作られた可愛い人形。
岩坂店長に見送られ、店をあとにする。
お腹がいっぱいなので、御徒町を少し散策することに。
平日の午後ということで、アメ横にも人出は少ない。
色々なお店が軒を連ねるが、昔に較べると飲食店が随分増えている。
ここは御徒町のタイムズスクエア。
若い頃はここで鰹やハマチや鮭を一本買いし、家で私が捌き、友人達を招いて食べていた。
その頃に較べれば、鮮魚を扱う店が随分少なくなってしまった。
ウイスキーが揃った立ち飲み屋もある。
バーボンとスコッチは均一価格。
日本ウイスキーも色々あるが、立ち飲みではあってもそれなりの値段。
そろそろ帰途に就くことにし、御徒町駅に戻る。
交差点には「吉池」。
以前、ここの『吉池食堂』に茶目子さんに連れてきてもらったことがある。
その時の記事はこちら。
彼女と過ごす、御徒町での楽しい午後でした。