8月下旬のウォーキング。
速足で歩きながら空を見上げると、綿のような雲。
この雲の左端、薄くなった部分が牙をむいた獣の顔に見えないだろうか。
ススキの穂がもう出ている。
最近、ススキを見ることは滅多になくなった。
秋の七草のひとつ、尾花はススキのこと。
イネ科ススキ属の多年草で、原産地は中国、台湾、朝鮮半島、日本。
ススキにも花言葉があり、”活力”、”心が通じる”。
ココスヤシに実が生っている。
ココスヤシはヤシ科ブティア属の常緑樹で、約3,300種あるヤシの中で関東でも育てることが出来る数少ない品種の一つ。
原産地はアルゼンチン北東部、ブラジル南部やウルグアイなどの南米。
実は熟すとオレンジ色になりマンゴーのような味でとても甘いが、繊維質でほとんど食べるところが無い。
ヤシの花言葉はとても良く、”勝利”、”成功”。
藤に実が生っている。
藤はマメ科フジ属の蔓性落葉樹。
あの紫の美しい藤の花にこんな実が生るのは何だか不思議な感じ。
豆の鞘を開けると、真っ黒な実が出てくる。
毒性があり食用には適さないとのことだが、炒って食べると銀杏のような味がするそうだ。
面白い実がいっぱい生った樹を見付けた。
これはウコギ科カクレミノ属の常緑小高木、カクレミノ(隠蓑)。
原産地は、日本、東アジア。
これはよく目立つ特徴的な実だ。
カクレミノにも花言葉があり、”耐え忍ぶ”、”ずる賢い”。
熟すとこんな色になる。
8月も末になり、今年の稲の成長を見にパピュ~ンと郊外へ。
この田の稲はまだ収穫には早すぎる。
しばらく歩くと、たわわに実った稲の田に行き着いた。
この稲は少し早生のようだ。
そして既に稲刈りが終わった田んぼも。
刈り入れが終わった田には、鷺の姿が。
田の虫を食べに来ているようだ。
ここには三羽の鷺。
左に居るのは、大鷺。
そして右には青鷺が二羽。
これからはウォーキングで鷺に出会うことも増えそうだ。
今夜はモルドバの珍しい白ワインを抜栓。
モルドバ共和国はウクライナとルーマニアに挟まれた九州より少し狭い国土の小国で、言語はルーマニア語。
古来からワインが造られていた地域である。
ラダチーニ、ブラン・ド・カベルネ、2019年。
赤ワイン用の代表的国際品種、カベルネ・ソーヴィニヨンで作られた白ワインである。
このワインを買った決め手は珍しいということだけでなく、サクラアワード2020で、2018VTが金賞を超えるダイヤモンドトロフィー賞を受賞していること。
2020年のダイヤモンドトロフィー受賞ワインは、エントリー4,333本の中で、49本のみ。
アルコール度数は13%としっかり目。
スクリューキャップもラダチーニの名前入り。
透明感のある淡いレモンイエロー。
香りは控えめで、最初は柑橘系、その後には微かなパイナップル、そして青草の香りが続く。
口に含むと、果実味と共にグレープフルーツの苦みを伴う切れの良い辛口。
シャルドネともソーヴィニヨン・ブランとも異なる独特の味わいだ。
ぶどうはカベルネ・ソーヴィニヨン100%。
産地もぶどうも珍しい、サクラアワード・ダイヤモンドトロフィー受賞ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。