二月初旬のこと、ちぃさんと北千住で待ち合わせ。
夕方早い時間なので、まだ西日が強い。
今夜の目的のお店は、reinaさんにご紹介いただいたお店、熊本料理の『熊本牧場直営 岩部商店』。
reinaさんの『岩部商店』の記事はこちら。
店に入ると、カウンター席。
その左奥は厨房。
カウンターの前には、3Mを始め、美味そうな焼酎が並ぶ。
花の香の暖簾をくぐって奥に進むと、テーブル席が並ぶ。
テーブル間とテーブル上には透明なビニールシート。
向かい合わせに座ったちぃさんと私の間もビニールシートで仕切られている。
カーテンを巻き上げてもらおうとも思ったが、注意書きに”飛沫防止シートを上げないでください”と書かれているのでこのまま食事をすることに。
すぐ近くには日本酒の冷蔵庫。
熊本の酒を始め、銘酒が揃っている。
まずは生ビールで乾杯。
店長さんがビニールシートを少し巻き上げてくれた。
最初に飲むビールは美味い。
ところでお店は居酒屋風なのだが、流れている曲は女子高生歌手Adoが歌う、”うっせぇわ”。
でも”一切合切凡庸な”私には歌の意味が把握できない。
ビールのお供は、梅水晶、一文字ぐるぐる、阿蘇の辛子高菜。
一文字ぐるぐるは熊本県の郷土料理で、一文字に巻き付けた分葱の酢味噌和え。
熊本産無農薬野菜のサラダ。
ドレッシングは別に出され、好きなだけ自分でかけて食べることが出来る。
純熊本産馬刺9種盛合わせ。
中落ち、ツト、特上もも、上フタエゴ、上赤身。
ツトはすね肉。
フタエゴはあばら部分の三層肉。
セキズイ、上ロース、ハツ、タテガミ。
部位によって食感も味わいも異なり、美味しく楽しい。
塩と溜り醤油。
溜り醤油が二つあるのは、生姜用とニンニク用。
生ビールを飲み干すと、ちぃさんはハイボール。
かなり濃いとのこと。
私は冷酒。
芳醇な米の旨みを感じる素晴らしい酒だ。
選んだ酒は、熊本県阿蘇郡高森町の山村酒造が醸す、山 純米吟醸 原酒。
南阿蘇産無農薬無肥料栽培の山田錦100%で醸され、精米歩合は58%。
アルコール度数は17度もある。
バックラベルには、酒米生産の”喜多いきいきクラブ”の皆さんの似顔絵が描かれている。
北千住の『熊本牧場直営 岩部商店』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜は続きます。