北千住の『熊本牧場直営 岩部商店』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
ちぃさんの頭の上の壁には、日本酒の特徴を示したチャートが貼られている。
縦軸が香りを表し、上がフルーティー・華やか、下がマイルド・穏やかな香り。
横軸が味わいを示し、左がライト・淡麗、右がフル・濃醇な味わい。
フルって、フル・ボディという意味だろうか。
続く料理は、からしれんこん、天草近海のいわしすりみ揚げ。
熊本の郷土料理がどんどん出される。
二種類目の酒は、佐賀県鹿島市の富久千代酒造が醸す、鍋島 純米吟醸 きたしずく。
きたしずくを50%まで磨いて醸されている。
三種類目の酒は、福島県会津若松市の宮泉銘醸が醸す、寫楽 純米吟醸 おりがらみ。
使用米は会津産五百万石で、精米歩合は50%。
刺身用桜肉のしゃぶしゃぶ。
桜肉と言うだけあってピンクの色合いが美しい。
紅葉おろしとも色がシンクロ。
野菜と豆腐も届く。
まずは桜肉をしゃぶしゃぶ。
ポン酢につけて食べると、とても美味い。
四種類目の酒は、奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 ディオ・アビータ。
”ディオ・アビータ”とは、”神宿る”という意味なのだそうだ。
蔵があるのは三輪山の麓。
山田錦を60%まで磨き、三輪山の伏流水で醸されている。
今西酒造には2016年に訪問しているので、馴染みのある酒蔵。
これはその時の写真。
「オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井」に宿泊し、翌日にオーベルジュの小西ソムリエに紹介してもらった今西酒造を訪問したのだ。
五種類目の酒は、お酒好きの方ならこの三粒の米を見るとおわかりのはず。
山口県美祢市の大嶺酒造が醸す、オーミネ・スリー・グレイン(大嶺3粒) 新酒生酒 出羽燦々。
使用米は出羽燦々で、精米歩合は50%。
ここで〆が登場。
阿蘇高菜ガーリックチャーハン。
二人に取り分けてもたっぷりの量。
これは美味い。
六種類目の酒は、熊本県山鹿市の千代の園酒造が醸す、泰斗 純米吟醸 無濾過生原酒(オリ入)。
熊本県産山田錦を用い、精米歩合は55%。
七種類目の酒は、熊本県玉名郡和水町の花の香酒造が醸す、花の香純米大吟醸 桜花。
和水町産山田錦を50%まで磨いて醸されている。
熊本の酒は香露、美少年、通潤くらいしか飲んだことが無かった。
今夜は、山、泰斗、花の香を飲むことができ、どれも美味い。
北千住の『熊本牧場直営 岩部商店』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜は続きます。