久し振りのウィーンの旅、ベルヴェデーレ宮殿 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

少し間が開きましたがこの記事の続きです。

久し振りのウィーンの旅、美術史博物館 2

ウィーンでの美術館巡りの一日の続き。

美術史博物館を出ると、次の目的地に向かう。

 

IMG_20190617_231346.jpg

移動手段は路面電車、シュトラッセンバーンのDライン。

 

IMG_20190617_231420.jpg

市街地を走る路面電車から観る街並みも楽しい。

 

IMG_20190617_231504.jpg

向かった先は、ベルヴェデーレ宮殿。

 

IMG_20190617_231558.jpg

上宮と下宮の間に広がるバロック庭園には、多くの白いスフィンクス像が置かれている。

スフィンクスの胸に触ると幸せになると言われているが、彼女の前でスフィンクスの胸を触るのは控えることにする。

 

IMG_20190617_231708.jpg

オーストリア風バロック建築の代表的建造物と言われている。

 

IMG_20190617_231907.jpg

バロック公園の先に見えているのは、下宮。

 

IMG_20190617_232017.jpg

ベルヴェデーレ宮殿上宮は、ウィーン世紀末の画家の作品を展示する美術館となっている。

特にグスタフ・クリムトのコレクションは世界最大で、有名な「接吻」もここに収蔵されている。

 

IMG_20190618_055409.jpg

中央の階段を上り、二階の展示室に向かう。

見上げると素晴らしい天井画。

 

IMG_20190618_055535.jpg

二階の展示室に入りと、絵画だけでなく彫刻作品も展示されている。

イタリアのジョバンニ・ジュリアーニの「聖ロクス像」。

 

IMG_20190618_055717.jpg

一番目を引くのは、ジャック=ルイ・ダヴィッドの「ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト」。

絵の横の説明書きには、「ベルナール峠のナポレオン」と書かれている。

この絵は5枚存在し、残りの4枚は、ヴェルサイユ宮殿に2枚、シャルロッテンブルク宮殿とマルメゾン城に1枚ずつ所蔵されている。

 

IMG_20190618_060015.jpg

ここに来た目的は、クリムトの作品を観るため。

丁度日本でクリムト展が東京都美術館と国立新美術館で開催されているので、主要作品は日本に行っているとは思っていたが、驚いたことに一枚も残っていない。

「ウィーンまで来たのにクリムトの絵が全く無いなんて」と彼女は絶句。

「日本に帰ったら、二つの絵画展を観に行こうね」と私。

エゴン・シーレの絵も展示されていたのはこの一枚、「フーゴ・コラー博士」のみ。

 

IMG_20190618_060310.jpg

クリムトの絵が無いので、印象派の絵を見ることにする。

クロード・モネの「ジヴェルニーのモネの庭の小道」。

 

IMG_20190618_060629.jpg

オーストリアの画家、レオポルド・カール・ミュラーの「カイロの市場」。

オリエンタリズムを代表する画家で、オリエント・ミュラーと呼ばれた画家である。

 

IMG_20190618_060821.jpg

ルノアールの「浴後」。

 

IMG_20190618_061011.jpg

マネの「毛皮の女性」。

 

IMG_20190618_061202.jpg

モネの「シェフ、ペール・ポールの肖像」。

 

IMG_20190618_061411.jpg

他にも色々な作品が展示されていたが、あまりの暑さと長時間の鑑賞で疲れ切ってしまい、写真を撮る元気がない。

 

IMG_20190618_061519.jpg

エントランスの彫像の写真だけ撮って、ベルヴェデーレ宮殿をあとにする。

 

IMG_20190618_061612.jpg

再びシュトラッセンバーンに乗り、ホテルに戻ることにする。

 

IMG_20190618_061723.jpg

彼女がスーパーマーケットに寄りたいというので、オーパー駅で降りてリンクシュトラーセ・ギャラリーに向かったが、日曜日でお休み。

「ブリストル」の裏通りではフリーマーケットが開かれている。

ケルントナー通り裏のビラ・コルソだけが開いていたので、彼女はお土産を物色。

ウィーンの楽しい一日は続きます。