先日のこと、新丸ビルで茶目子さんと待ち合わせ。
地下一階で落ち合うと、エスカレーターを乗り継いでレストラン階に向かう。
エスカレーターで6階に上ると、『ワトル・トーキョー』がある。
ここは開業した時は『ソルト・バイ・ルーク・マンガン』という名前で、オーストラリア料理の名店である。
ワトルはアカシアのことで、オーストラリアでは春になると色々な種類のアカシアが咲くことから、9月1日に春の始まりを告げるワトル・デーというお祝いが行われる。
この花は、ゴールデン・ワトル。
『ワトル・トーキョー』も好きなお店だが、今日のランチはそのお隣、姉妹店の『バンクシア』。
ここも開業した時は『W.W ワールド・ワイン』という店名だった。
バンクシアはオーストラリアの乾燥地帯に生える樹木で、庭木としてもポピュラー。
店に入ると、真ん中に大きなカウンター。
カウンターの頭上にもワインが並び、店の右奥には大きなワインセラー。
今日は、窓際のカウンター席。
左手には東京駅丸の内駅舎、右手にはKITTE、写真には写っていないが、その右側には丸ビルが見える。
まずはスパークリング・ワインで茶目子さんと乾杯。
茶目子さんが斜めにボトルの写真を撮っていたので、私も真似をしてみることに。
でもさすがにこれは傾斜が強すぎ。
アンゴーヴ・ファミリー・ワインメーカーズが造る、チョークヒル・ブルー、バブルズ。
アンゴーヴは、医者が病院運営の傍ら、健康のために始めたワイナリーで、130年の歴史を持ち、現オーナーは五代目。
フレッシュな香りを持つ爽快なスパークリングで、ぶどうはコロンバール、シャルドネ。
パンが届く。
パンのお供は、E.V.オリーブオイル。
最初は、オーガニック・サラダ。
グリーンルーフや水菜の上には、パルメザンチーズ。
中には、ひよこ豆、キャロットラペ、スイートコーン。
スパークリングのあとは、白ワイン。
同じくアンゴーヴ・ファミリー・ワインメーカーズが造る、チョークヒル・ブルー、セミヨン/ソーヴィニヨン・ブラン、2018年。
フレッシュな青草の香り。
最初は温度が低すぎて苦みを感じたが、温度が上がるにつれて柑橘系の爽やかなニュアンスが現れた。
私が選んだメインは、和牛とオージービーフのプレミアム・チーズバーガー、フレンチフライ添え。
小振りに見えたが、パテは厚みがありかなりのヴォリューム。
トマトも厚みがあって美味しそうだ。
茶目子さんのメイン料理は、大山どり胸肉のグリル。
これも小さく見えるが、実際にはかなりの大きさ。
メイン料理には、赤ワイン。
同じくアンゴーヴが造る、チョークヒル・ブルー、シラーズ/カベルネ、2016年。
オーストラリアならではのブレンド。
綺麗な果実味を持ち、タンニンは控え目。
バランスの良いミディアム・ボディだ。
デザートは、二種のアイスクリームとソルベ。
次の予定までまだ時間があるので、スパークリング・ワインをもう一杯。
たまにはのんびり飲んで過ごす平日のランチも良いものだ。
〆はコーヒー。
前回の茶目子さんとのランチの時は、汐留の『バビーズ』で大きなハンバーガーに大きなパイを食べ、ワインを一本飲んだ。
⇒ハンバーガー&スパークリング・ワインでランチ、バビース、汐留
今回は食事量はそれほど多くなかったが、ワインは一本以上を飲んでしまった。
ほろ酔い加減の二人は新丸ビルを出て、次の目的地に向かうことに。
茶目子さんと過ごす楽しい午後は続きます。