友人からプレゼントをいただいた。
帝国ホテルの紙袋。
中身は何だろうと期待が膨らむ。
中身は、ガルガンチュアのボンボンショコラ。
ガルガンチュアは、1971年開業の、帝国ホテルのグルメショップ。
ガルガンチュアの名前は、フランソワ・ラブレーの小説に出てくる美食家の名前に由来する。
ビター、キャラメル、プラリネノワゼット、カフェ、パッションの五種類。
五個入りかと思ったら、ビターとキャラメルとカフェが二個ずつ入っているので八個入りだった。
口に含むと、禁断の美味しさ。
友人に感謝のボンボンショコラでした。
今夜はセラーの片隅に眠っていたワインを引っ張り出し、抜栓。
スペイン、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のラ・マンチャで造られる、セニョリオ・デ・グアディアネハ、テンプラニーリョ、グラン・レゼルヴァ、1996年。
造り手は、ヴィニコラ・デ・カスティーリャ社。
1976年設立の新しいボデガだが、ラ・マンチャを代表する造り手の一角を占めている。
ボトルの裏には、DOラ・マンチャのシール。
ぶどうの収穫から22年を経ているが、ボトリングされてから7年余りしか経っていないので、コルクの状態は良く、香りも問題ない。
濃厚で不透明なガーネット。
熟成が進み、強い果実味と円やかなタンニンが綺麗に融合している。
熟したカシス、プルーン、ブラックベリー、そしてコーヒーやなめし皮、更に樽由来のバニラのニュアンスが続く。
ぶどうはテンプラニーリョ100%。
このワイン、タンクで10年、オーク樽で5年、瓶内で5年の熟成を経てリリースされている。
22年熟成の素晴らしいテンプラニーリョを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。