映画「バイス」鑑賞のあとはブラジル料理、カフェ・ド・セントロ、丸の内 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

新丸ビルの『バンクシア』でのランチの続き。

お店を出たあと、茶目子さんと向かったのは、東京ミッドタウン日比谷。

 

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今日はここのTOHOシネマズ日比谷で映画鑑賞。


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時間に余裕をもって移動していたつもりだったが、スクリーンに着くと既に予告編が始まっていた。

席は発売開始と同時に、足元の広い中央の席を確保しておいた。

ランチでワインをいっぱい飲んだので、眠くならないようにと茶目子さんが買ってくれたコーヒーを飲みながら鑑賞。

お陰で私は全く寝なかったが、当の本人は少し寝落ちした模様。

 

観た映画は、「バイス」。

シュールでシニカルでブラックで、国家的な大スキャンダル、政治の恥部を実録ノンフィクション・スタイルで描くまさかの内容。

上映が終わった後は館内は静寂に包まれ、観客も今観た内容をどう消化すれば良いのか戸惑っている様子。

こんな映画を作ることができるとは、アメリカは自由の国であることはわかる。

でも、自由の国だから政治が浄化されるかというと、現政権を見る限りそうではないようだ。

 

圧巻の役作り、演技は、クリスチャン・ベール。

今回も体型まで含め、ディック・チェイニーの完全な役作りをしている。

 

そしてジュージ・W・ブッシュ大統領役はサム・ロックウェル。

この映画では存在感は薄かったが、ブッシュ大統領の雰囲気をよく出していた。

最近の作品では、アカデミー賞の助演男優賞を受賞した「スリー・ビルボード」が良かった。

 

出番は少なかったが、コリン・パウエル役のタイラー・ペリーはとても似ていた。

悪人揃いのジョージ・W・ブッシュ政権の中で、コリン・パウエルだけはまともな人間として描かれている。

 

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映画を観た後は、今夜のディナーの店に移動する。

東京ミッドタウン日比谷から日比谷通りに出て、目指すは帝国劇場。

 

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帝国劇場では、4月19日から5月28日まで、「レ・ミゼラブル」が上演されている。

トレンディエンジェルの斎藤司さんがテナルディエ役で出演していることでも評判となっている。

 

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今夜のお店は、ブラジル料理の『カフェ・ド・セントロ』。

現役だった頃は、ブラジル担当の部下達に案内されて、何度か来たことがある。

そしてここは、ショーコさんのお気に入りでもある。

 

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時間が早いので、店内に客はまばら。

でも人気店なので、すぐに客でいっぱいになる。

 

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まずはビールで乾杯。

 

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ここのビールはプレモル。

お腹はまだ空いていないが、映画を観たあとの冷えたビールは美味い。

 

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前菜の盛り合わせ。

これはビールに合いそうだ。

 

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モルタデラ、パルミット(椰子の新芽)、フリッタータ(ミニオムレツ)、ミナスチーズ、ベテハバ(ビーツ)、オリーブ。

モルタデラはイタリア、ボローニャの伝統的ソーセージ。

ミナスチーズとは懐かしい。

ブラジルのミナスジェライス州には何度か行ったことがある。

 

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早速茶目子さんと乾杯。

茶目子さんはブルガルレモンサワー、私はスパークリング・ワイン。

ブルガルは、カリブ海のドミニカ共和国で造られているラム。

 

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小海老ときのこのバルサミコサラダ。

海老がプリプリで美味しそう。

 

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二人に分けてもしっかりした量がある。

 

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ポンデケージョ(チーズパン)とエンパジーニャ(パルミットのミニパイ)。

ポンデケージョは私の好物。

 

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二杯目でも乾杯。

私はバチーダココナッツなのだが、茶目子さんのはバチーダマンゴーなのだろうか。


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このカクテルは、正式にはバチーダ・デ・ココ。

カシャッサ(サトウキビの蒸留酒)をココナッツミルクで割ったカクテル。

 

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続く料理はサウガジーニョ、パステウ、タピオカ芋のフライ。

サウガジーニョは、小麦粉の生地で挽き肉などの具材を包んで揚げたコロッケのようなもの。

形によって中身がわかるようになっている、

先が尖っているのは、鶏肉が入ったコシーニャ。

でも後の二つは真ん丸なのでわからない。

真ん丸はチーズが入ったボリンニャ・ジ・ケージョだが、ここでは干し鱈と牛ひき肉。

ブラジルでは牛ひき肉が入ったサウガジーニョは半月型でヒゾーリ。

パステウは小麦粉の薄い生地で具材を包んで揚げたり茹でたり焼いたりする料理。

 

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薬味は二種。

サウガジーニョを二つに割り、それぞれ異なる薬味で食べると美味い。

帝劇ビルにあるブラジル料理のお店、『カフェ・ド・セントロ』で茶目子さんと過ごす楽しい夜は続きます。