今年は秋の到来が早い。
南米原産の紫の穂をつけるススキを観に行った。
もうこんなに立派な穂が出ている。
こちらが普通のススキ。
こうして較べると、穂の色の違いがよくわかる。
今夜は日本酒を開栓。
このお酒は、名古屋のなぎささんが東京に来られた時にお土産でいただいたもの。
愛知県の萬乗酒造が醸す、醸し人九平次、黒田庄に生まれて、純米大吟醸、2016年。
エチケットに入っている文字は、右肩の”九”と、下部の”黒田庄に生まれて、”のみ。
黒田庄とは、山田錦の栽培に適した兵庫県西脇市黒田庄町。
萬乗酒造はここに三反の田を取得し、山田錦を栽培。
自社栽培山田錦100%で醸されたのが、この”黒田庄にて、”。
そしてエチケットに書かれている数字”35.037”と”135.024”は、何を意味しているのだろうか。
その回答は、裏ラベルにあった。
黒田庄に保有する萬乗酒造の自社田の緯度と経度だった。
グーグルマップの航空写真で見ることができるのだそうだ。
冷酒用のグラスではなく、白ワイン用の大きめのグラスを使うことにする。
色はほとんど透明。
口に含むと、軽い微発泡を感じる。
その後から、濃厚な果実味。
あれ、今飲んでいるのは白ワインではなく、吟醸酒だった。
でも、熟した果実の香り、酸もミネラルも豊富で、後味は引き締まり余韻は長い。
これは素晴らしい酒だ。
ところで、萬乗酒造はブルゴーニュのモレ・サン・ドニに畑を取得し、ワイン造りにも挑戦している。
この秋が、初めてのぶどうの収穫と仕込み。
写真は、「ドメーヌ・クヘイジ」の畑の、8月末のピノ・ノワール。
偶然だが、「ドメーヌ・クヘイジ」のブログとは読者として繋がっている。
https://ameblo.jp/kuhiji-france/
(写真はドメーヌ・クヘイジのブログ記事からお借りしました。)
なぎささん、こんな素晴らしい日本酒をありがとうございました。