今夜は彼女とフレンチ・ディナー、ラ・テール、西麻布 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

IMG_20170630_175717.jpg

ちょっと前の事、彼女と広尾のフレンチでディナー。

再開した『カフェ・デ・プレ』の前で立ち止まり、サフランさんがいらっしゃらないか店内を覗き込む。

どうやらいらっしゃらないようなので、今夜のお店、『ラ・テール』に向かう。

 

IMG_20170630_175728.jpg

今夜のレストラン、『ラ・テール』は、サフランさんにご紹介いただいたお店。

外苑西通りから一本隣の道にあり、道と店とはコンクリートの壁で隔てられている。

 

IMG_20170630_175749.jpg

『ラ・テール』は、新屋信幸さんが料理長を務めるお店。

新屋シェフと言えば、自らの繁盛店を閉めてまで師匠のお店、『ピエール・ガニェール・ア・東京』開店に駆け付けて協力するも、その後数々の不幸に見舞われた”伝説のシェフ”。

 

IMG_20170630_175758.jpg

壁の内側に入ると、そこは別世界。

植栽のある前庭の向こうには、全面ガラス張りのレストラン、『ラ・テール』。

三階には和食のお店、『西麻布 いち乃』、地階にはバー、『イル バー』がある。

 

IMG_20170630_214612.jpg

二階まで吹き抜けの部屋の天井には、豪華なシャンデリアが輝いている。

随分以前のことだが、この店が和食店だった時にはよく来ていたのでとても懐かしい。

 

IMG_20170630_214556.jpg

今夜の席は、奥の窓際のテーブル。

彼女のために一番良いテーブルを確保しておいた。

 

IMG_20170630_214517.jpg

最初のグラスは、お店からの歓迎のスパークリング。

ジュラ・サヴォワ地方のパリジェンエ・ク・レーが造る、シャルル・ド・サン・セラン、ブリュット、ブラン・ド・ブラン。

 

IMG_20170630_214533.jpg

シャンパーニュ方式で造られた、冷えたスパークリングが美味い。

ぶどうはシャルドネ主体で、コロンバールとユニ・ブランが加えられている。

 

IMG_20170630_180526.jpg

アミューズは、豚のリエットと豚のスモークハム。

「器がとても素敵ね」と彼女。

滝沢マネジャーに聞くと、このお店の器はNIKKO製で、この模様は”スパングルス”というシリーズなのだそうだ。

 

IMG_20170630_214819.jpg

スパークリングを飲み干すと、白をグラスでお願いする。

ACボルドーの、シャトー・レイノン、2015年。

醸造学の権威、ボルドー大学醸造学部のデュブルデュー教授が所有する4つのワイナリーの内のひとつ。

 

IMG_20170630_214957.jpg

まだ2015年だが、素晴らしい熟成感。

グレープフルーツ、パッションフルーツ、麦藁のニュアンス。

さすがデュブルデュー教授が造る白ワインは美味い。

彼女と過ごす、西麻布のフレンチ、『ラ・テール』の素敵な夜は続きます。