ブロンプトンで秘湯へいこうリターンズ。冬の北海道スペシャル。極寒期の旭岳登頂を成し遂げたあと、ご褒美の秘湯へ行くことにした。旭岳温泉の『湯元 湧駒荘』(ゆこまんそう)である。

 

湧駒荘は大雪山旭岳ロープウェイ乗り場にほど近い標高1,100mに位置する。温泉としては大正3年(1914年)に見つかったとされ、1932年に材木を切り出す従業員の憩いの場として湯小屋が建てられた。1950年、湯宿を建設した。アイヌ語で「湯の向こうの沢」を意味する「ユコマンベツ」から湧駒荘(ゆこまんそう)と命名したそうである。

(出所:湯元 湧駒荘公式ページより)

 

湧出量は毎分300リットル以上と豊富な湯量を誇る。源泉は5種類、いずれも自噴泉。泉質については『硫酸塩泉・正苦味泉「マグネシウム」、石こう泉「カルシウム」、炭酸水素塩泉「アルカリ金属」、緑ばん泉「鉄」からなり、特にホウ酸塩素を有する「硫酸塩泉」は全国的にも珍しい名湯中の名湯です。』とある。旭岳に行ったら、訪れてみたい秘湯だ。

 

また、ソチ冬季オリンピックのスノーボード・パラレルで銀メダルを獲得した竹内智香選手のご家族が経営されていることでも有名だ。確かお兄さんが社長兼料理長だったはず。

 

湧駒荘の館内は上品でシックだ。

 

日帰り湯では「神々の湯」という本館の裏にある新設の施設を利用できる。

 

 

素晴らしい。バックカントリースキーの帰りだろうか、欧米系インバウンド観光客の入浴者も多い。

 

洗い場も立派だ。ボディーソープ・シャンプー・リンスもよいものを使っている。貴重品入れ・靴入れ・浴室内ロッカー(すべて鍵付きで無料)などファシリティーも高級かつ充実しているので、目の肥えた欧米系インバウンドの皆さんも十分満足されるだろう。

(出所:湯元 湧駒荘公式ページより)
 

湧駒荘の源泉は五種類だが、神々の湯の源泉はそのうちの二種類、マグネシウム-硫酸塩泉(旧泉質名:正苦味泉)とナトリウム-硫酸塩泉(旧泉質名:芒硝泉)だ。いずれも名湯だ。私は芒硝泉が気に入った。

 

 

露天もサイコーである。

(出所:湯元 湧駒荘公式ページより)

 

それでは、いつもの炭酸水を飲もう。

 

素晴らしい秘湯体験となった。湧駒荘は私の定義するところの秘湯の条件(足元湧出など自噴泉・かけ流し・行きにくい・歴史がある)を満たしつつも、設備・食事・サービスのいずれも一流の宿でもある。今回は立ち寄りだったが、社長みずからが腕をふるう食事がこれまたサイコーらしく、また、立ち寄りでは入れない湯(ユコマンの湯、シコロの湯)もあるので、次回は泊りで訪れることにしたい。

 

 

(冬の北海道スペシャル、終わり。)

 

 

 

 

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