ブロンプトンで秘湯へ行こうリターンズ第五章。湯ノ花温泉へ行ってきた。
ブロンプトンで南会津の秘湯めぐりをしている。木賊(とくさ)の岩風呂で1時間ほど過ごしたあと、峠を越えて7キロ先にある湯ノ花温泉へと向かうことにした。
[走行データ]
距離 15.04 km
高度上昇 276 m
最高高度 904 m(唐沢峠)
最低高度 657 m(木賊口)
使用機材 M6L-X raw
唐沢峠までは10%程度の急こう配が続いててこずったが何とかトンネルのある最高点に到達した。残りは快適な下りだ。
峠から湯ノ花方面を眺めると、中央に湯ノ倉山(1343m)、そして奥に大嵐山(おおあれやま、1635m)だ。
湯ノ花集落に着いた。集落を流れる湯ノ岐川は既に秋の装いだった。
共同湯の入浴券を購入する必要がある。いつも立ち寄る星商店がお休みだったので、大山商店で券を買い求める。
湯ノ花温泉には石湯、弘法湯、天神湯、そして温泉神社の下にある湯端の湯の四つの共同湯がある。いずれも甲乙つけがたい名湯である。久しぶりに石湯を訪れることにした。
石湯が見えてきた。真新しい建屋に変わっている。
2019年10月、台風19号の増水により湯ノ岐川が氾濫して共同浴場・石湯が建物ごと流失してしまったのだが、地元の方々や関係者のご努力で2か月後の12月に復活・再開させたと聞く。有難い話だ。
先客は居ないようだ。
名物のアツ湯が待っていてくれた。
名湯を「独泉」できる僥倖にめぐまれた。掛け湯したあと、源泉の湧き出す大岩に一礼して入らせていただくことにする。
肌に沁み入るアツ湯である・・・というより激アツである!45度以上ありそうだ。熱すぎて湯から飛び出した。ここは慌てずに風呂桶を使ってしっかり湯もみして、湯を少し冷ましてから入ることにする。
適温になったと思われたところで再度入湯した。それでも十分にガツンと来るアツ湯である。
極楽極楽。炭酸水を飲もうか。
一時間ほど名湯を堪能した。バスの時間が近づいてきたので名残り惜しいがそろそろ立ち去らねばならない。
ブロンプトンで南会津の名湯めぐりをして最高の秋の一日を過ごすことができた。
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