BWC2016へ行こうシリーズ。

メルボルンにはVelo Electric & Foldingというブロンプトンと電動アシスト自転車の専門店がある。ブロンプトン・オーストラリアが一押しの店で、当地のブロンプトン乗りは皆この店のCory Bordmanを頼りにしている。

 

BWC2016で悔いのないレース展開をしたいと考えた私は、先週土曜日の朝練の後、Veloへ向かった。勿論、私のことなので自走はだるいと思い、トラム96番に乗って輪行で店に向かった。

 

Coryに相談するのは、レース用S2Lに装着する新リアハブのリアコグ歯数の組み合わせである。

 

現在のセッティングは、2015年のBWC Tokyoから実戦投入し昨年8月1日のBWCロンドンでも使用したバズーカのフロント56TとS2L標準のリア12/16Tの組み合わせだ。昨年はこれが最強に思えた。

 

しかし、最近、脚力の衰えなのか56T×12Tの踏み込みが重く感じられ、無風状態の平地走行でスピードを26キロ以上に維持できにくい。短期間での脚力増強はあきらめて、ギア比の変更で対応したいと考えた。

 

というわけでギア比の表を作成してみた。(数字はクランク1回転で進む距離。単位:メートル)

 

 

リア\フロント 50T 54T 56T
12 5.52 5.96 6.18
13 5.09 5.50 5.71
14 4.73 5.11 5.30
15 4.41 4.77 4.94
16 4.14 4.47 4.64

 


すると、いくつかの選択肢が明らかとなった。

 

フロント56Tのままでリアを13/15T乃至13/16Tの組み合わせとする、または、フロントを54Tにしてリアを12/15Tとするのどちらかである。他方、昨年のBWC TokyoのチャンピオンのA選手はBWC London決勝戦用としてリアコグの組み合わせを確か12/13Tとしたとロンドンで聞いた。A選手のブロンプトンのフロントは確かホローテック52Tか53Tであったはずだ。とすれば、彼より脚力がずっと弱い私にとって54Tで13/14Tという組み合わせもあり得るかも・・・。よーし、この道のプロであるCoryの判断を仰ごう。

 

Coryの答えはシンプルであった。「13/14Tの組み合わせ?その違いだと素人には殆ど差が分からない。すすめられない。13/15Tなら良いだろう。9スプライン用15Tの在庫がないのですぐ取り寄せるよ。水曜には着くかな。」

 

というわけで本日引き取りに行くと、15Tが届いていなかった・・・仕方ない、セカンドベストの13/16Tの組み合わせで間に合わせよう。16Tが加速につかえてこの方が良いかもしれないし・・・。というわけで今回の新兵器がこれだ。

 

2013モデル以降に使われている2 Spd Rear Wheel - Stainless Steel Double Butted Spokes、リムがダブルウォール構造で、それ以前のものより強化されているが、これを13/16Tとしてみる。そしてシュワルベのスリックタイヤ(軽量コジャック・フォールディング)、そしてフレンチバルブのチューブを装着する。

 

さらにペダルはマグネシウム・チタンのフラットペダルに替えて、引き足の使えるシマノクリッカーズのビンディングペダルを装着する。昨年のBWCでも使った。

 

明日 、セントキルダビーチを試走して最終チェックである。


 

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