9月になりました。
こちらは季節感0です、変わりなく毎日雨が降っております。
あ、でも最近は雨季も明け始めてきたのか、カラッとしている日も増えてきました。
ようやく雨季も終わる……。
先日、お気に入りのマウンテンパーカにカビが生えていて涙目になった私です。
さて、先週から今週にかけて、風邪でぶっ倒れておりました。
先週の頭ぐらいから急に鼻水が止まらなくなり、でも熱はないから大丈夫だろうと軽く考えていたんですけど、
日増しにどんどん症状が悪化していき、先週末(3連休)ぐらいから今週半ばぐらいまでピークで死にかけました。
おかげで貴重な3連休を寝て過ごす羽目になりました。
しかもそれでいて、週明けにまたぶっ倒れるという体たらく。
ちなみに体調を崩さなければ、連休はエローラとアジャンターという石窟寺院を見に行く予定でした、悔しい。
そんな調子で今週の月曜日には、割とヘロヘロなまま出社。
日本から風邪薬を持ってきていなかったので、事務所の上司から風邪薬を分けてもらいそれを飲んでその日は早めに就寝。
そして目が覚めたのは深夜2時。
うう、寒い……、と悪寒に目を覚ます。
……寒い?
いや、クーラーつけてないし、扇風機回してないし、窓も閉めてるしで
寒いはずがないんですけど、なんか妙に身体全体が震える。
なんだこれ……。
ブランケットで体全体を覆ってみるものの、それでも震えは止まらず。
とりあえず、パジャマ用にしていた半袖のTシャツの上に、さらに半袖Tを2枚重ね着(長袖1枚も持ってない)
するという高度なインディアンテクニックを駆使し、再度ブランケットに身を包む。
これでもまだ震えは止まりませんが、幾分かマシになりました。
あ、でもちょっと喉が乾いたので、台所になんか飲み物取りに行こう。
と、電気をつけたそのとき、
寝室の床をGがカッサカッサと移動していて、よくわからないテンションで半ギレになった私は、
まずGを「なんでよりによってこんなときに出てくるんだ!」とひたすら罵倒しました。
しかし当然、何も起こりません。
次にスリッパで遠距離攻撃を仕掛けるも、逃げられてしまい、そこでこんなことしてる場合じゃない
と正気を取り戻し、台所で水分を補給して一旦クールダウンします。
体温計で熱を測ると38.5℃。
38℃オーバーは7、8年前にインフルエンザにかかったとき以来です。
熱ってこんなにしんどかったっけ……?
平熱が35.5℃の私にとって38℃超えはもはやトワイライトゾーン。
というかこれはただの風邪なのか?
もしや、エボラとかマラリアとかデング熱とかそういう危ないやつなのでは……。
悪い想像は尽きません。
その後は、「寒い」と「暑い」が同時にやってくるというわけのわからない身体状態で結局寝付けず朝を迎えます。
朝になるとすぐ病院の予約を取って、診察を受けに行きました。
インドの病院に限らず外国の病院は怖いと思っているので、できれば行きたくなかったんですが
ここまで症状が悪化すると、もう頼らざるを得ない。
そして診察を受けると「ただの風邪」ということでやたらと毒々しい色の薬を処方してもらう。
これで本当にただの風邪って、恐ろしいなこの国。変な病気でなくて安心したけど。
ちなみに病院は存外清潔でした。(そうでないと困りますけど)
外国で病気になって初めて気付きましたけど、外国って食べるものないですね。
正確には、病人が食べるものがない。
日本にいれば、とりあえずうどんとか粥とかあっさりしたもの食べて寝るんですけど、
この国にはあっさり系の食べ物がない。どこにもない。
なにせ、何食べてもオイリーでスパイシー。
近所のパン屋で洋風のサンドイッチとか買っても一口かじればすぐインド。
どんなにコンチネンタルな料理もたちまちスパイシーにしてしまうこのインド式。
聞けば、病院食もカレーがメインらしい。(どんな国だ……)
そんな、いつもより食欲不振、しかし体力回復のために栄養補給をしなくてはならないという状況の中、
スパイスの入った料理など食べることができるでしょうか。否、胃が荒れる。
しかし自分で何か作るにしても、そもそも和食系以外の献立が浮かばない。
一回珍しくクックパッドを活用してミルクスープとか作ってみたんですけど、
レシピの調味料が無いので味付けを塩オンリーにした結果、びっくりするほど美味しくないやつができました。
食べ切るのが苦行でした。
和の調味料が、和の調味料が欲しい。(キッコーマンの醤油だけはある)
そんな調子で結局バナナとヨーグルトで騙し騙し栄養補給していましたが、毎回バナナなので当然飽きます。
牛乳にパンとバナナを突っ込んで加熱するバナナパン粥とかアレンジも加えてみましたが、やはり毎食バナナはキツい、美味しいんですけど。
結局、病状が落ち着くまで3日ぐらいかかってしまい、その間バナナ貪りながらずっと「うどんが食べたい」とぼやきながら寝てましたとさ。
丸亀製麺早くインドに来てください。
【今回の教訓】
・インドは風邪でさえもしつこい。
「そうだ、タージマハル、見に行こう」
8/15~8/18の4連休前に、連休何して過ごそうかと考えていた矢先にふと思い浮かびます。
そのまま何の計画も無しにムンバイ・デリー間の安飛行機のチケットだけ手配し、連休に入るや否やデリーに飛んで、鉄道でアグラ(タージマハルのある街)に向かいました。

ニューデリー駅のホーム

座席はこの三人席の一角、一番ランク低い席なのでこんなもんです

インドの車窓から
アグラに着いた夜、一人夕食を食べていると、世界一周中というバックパッカーの日本人男性と遭遇。
そのまま夕食を共にし、話をする内に意気投合したので翌朝タージを一緒に見に行くことに。
タージは朝焼けと一緒に見るのがベストだ、と地元のインド人が言っていたので、それを信じて朝6時にゲート前で待ち合わせして見に行きました。
ちなみにタージは日の出開門・日没閉門、朝一だと並ぶことなく楽に入れます。

なんか見える

世界史の教科書で見たやつや!

でかい、そして白い

朝もやのモスク

前日に河を挟んで対岸から見た夕景のタージ

猿が居ました、オバちゃん(人間)が猿に襲われて悲鳴を上げながらすっ転んでました

カメラ向けたらめっちゃビビってました、赤ちゃん猿
1時間ぐらい見て回った後は、タージを出て周辺の土産屋を冷やかしたり、朝食を食べながらだらだらして、
昼前に宿をチェックアウト。
ジャイプルに行くというバックパッカーの彼と別れ、自分はアグラ城を見に行きました。

この日の朝食。これで25ルピー(40円)。ただし提供時間40分、どんだけスローなんだ……

ブタがいました、ブーブー言ってました

ロバって何の役に立つかイマイチよくわかりません、でもこのサイズ感は好きです

ゴミを漁る牛、神聖な生き物なのにこの扱いなのか……?

思いの外でかいです、いつか乗りたい

その瞳は何を語るのでしょうか
アグラ城。
アグラに行った知り合いに、あそこは微妙だったと聞いてハードルが下がっていたせいか、割と楽しめました。
景色の綺麗なところです。

赤いです。3倍です(何が?)

お日柄もよく

河を挟んで左が前日夕景を見た場所、右がこの日の早朝にいた場所

人々の休憩スペースと化してます、弁当(カレー)持参して食べてる家族もいました
その後は昼過ぎにはアグラを出てデリーに戻り、メインバザール(安宿街)で宿を取った後しばらくゴロゴロして、
夕食にはオムライス食べたり唐揚げ食べたりと日本食の良さを再確認。
(※このエリアのレストランは、蕎麦やオクラ丼などの「なんちゃって日本料理」を安価で提供しているのです)
何故こんなに美味いんだ……。特にオムライス……!

オムライスは全ておふくろの味です

夜のメインバザール、漂うアメ横感

メインバザール、昼はこんな感じ
翌朝はデリー市内にあるフマユーン廟を見に行きましたが、
前日タージを見たばかりなのであまり感動はしませんでした。同じ世界遺産だというのに。
イスラム建築でダブっちゃったのがいけないんです。

イスラム建築がダブってしまった……
敷地内の一部は野生の鳥達の憩いの場となってました。
ハトたちが餌をついばんでいます。
ん!??

ハトに混じってなんか毛色の違うやついる
や、野生の孔雀はさすがに初めて見ました。
あと緑のこいつ、名前はなんて言うのかわかりませんが、これペットショップにいる系の鳥じゃ……?
建築物より鳥達の方が強く印象に残ってしまった……。
フマユーン廟を見た後は日本の食材・調味料を扱っているスーパーでちょっとした買い物をして、
昼にカレーを食べてインド勘(?)を取り戻しムンバイに舞い戻りました。
終。
【今回の総括】
以上、ダイジェストでお送りいたしました。
こういう風に書くとすごくスムーズに旅行できているように見えますね、不思議!
しかし、実際には何をするのにもインド人たちとバトルしてました。
アグラに到着するまでに数多くの障害があったせいもあり(何回かマジギレしました)、
タージマハルを見た時は心の底から感動しました。多分8割増しぐらいで感動したと思います。
ツアー組んだりガイド雇ったりして面倒な手配を他人任せにするのもまた楽しいですが、
一人右往左往しながら目的地にたどり着くのもまた旅の醍醐味だと私は思います。
少なくとも私は後者タイプです。
帰りの飛行機の中では、4日間悪インド人たちとバトルした記憶が蘇ってしまい嫌な気分になりましたが、
飛行機内のBGMがルイ・アームストロングだったのにハッとなってすぐに機嫌が直りました(単純)
この旅の、良いエンディグテーマになってくれました。
終わりよければ、全て良し。
この素晴らしき世界!
8/15~8/18の4連休前に、連休何して過ごそうかと考えていた矢先にふと思い浮かびます。
そのまま何の計画も無しにムンバイ・デリー間の安飛行機のチケットだけ手配し、連休に入るや否やデリーに飛んで、鉄道でアグラ(タージマハルのある街)に向かいました。

ニューデリー駅のホーム

座席はこの三人席の一角、一番ランク低い席なのでこんなもんです

インドの車窓から
アグラに着いた夜、一人夕食を食べていると、世界一周中というバックパッカーの日本人男性と遭遇。
そのまま夕食を共にし、話をする内に意気投合したので翌朝タージを一緒に見に行くことに。
タージは朝焼けと一緒に見るのがベストだ、と地元のインド人が言っていたので、それを信じて朝6時にゲート前で待ち合わせして見に行きました。
ちなみにタージは日の出開門・日没閉門、朝一だと並ぶことなく楽に入れます。

なんか見える

世界史の教科書で見たやつや!

でかい、そして白い

朝もやのモスク

前日に河を挟んで対岸から見た夕景のタージ

猿が居ました、オバちゃん(人間)が猿に襲われて悲鳴を上げながらすっ転んでました

カメラ向けたらめっちゃビビってました、赤ちゃん猿
1時間ぐらい見て回った後は、タージを出て周辺の土産屋を冷やかしたり、朝食を食べながらだらだらして、
昼前に宿をチェックアウト。
ジャイプルに行くというバックパッカーの彼と別れ、自分はアグラ城を見に行きました。

この日の朝食。これで25ルピー(40円)。ただし提供時間40分、どんだけスローなんだ……

ブタがいました、ブーブー言ってました

ロバって何の役に立つかイマイチよくわかりません、でもこのサイズ感は好きです

ゴミを漁る牛、神聖な生き物なのにこの扱いなのか……?

思いの外でかいです、いつか乗りたい

その瞳は何を語るのでしょうか
アグラ城。
アグラに行った知り合いに、あそこは微妙だったと聞いてハードルが下がっていたせいか、割と楽しめました。
景色の綺麗なところです。

赤いです。3倍です(何が?)

お日柄もよく

河を挟んで左が前日夕景を見た場所、右がこの日の早朝にいた場所

人々の休憩スペースと化してます、弁当(カレー)持参して食べてる家族もいました
その後は昼過ぎにはアグラを出てデリーに戻り、メインバザール(安宿街)で宿を取った後しばらくゴロゴロして、
夕食にはオムライス食べたり唐揚げ食べたりと日本食の良さを再確認。
(※このエリアのレストランは、蕎麦やオクラ丼などの「なんちゃって日本料理」を安価で提供しているのです)
何故こんなに美味いんだ……。特にオムライス……!

オムライスは全ておふくろの味です

夜のメインバザール、漂うアメ横感

メインバザール、昼はこんな感じ
翌朝はデリー市内にあるフマユーン廟を見に行きましたが、
前日タージを見たばかりなのであまり感動はしませんでした。同じ世界遺産だというのに。
イスラム建築でダブっちゃったのがいけないんです。

イスラム建築がダブってしまった……
敷地内の一部は野生の鳥達の憩いの場となってました。
ハトたちが餌をついばんでいます。
ん!??

ハトに混じってなんか毛色の違うやついる
や、野生の孔雀はさすがに初めて見ました。
あと緑のこいつ、名前はなんて言うのかわかりませんが、これペットショップにいる系の鳥じゃ……?
建築物より鳥達の方が強く印象に残ってしまった……。
フマユーン廟を見た後は日本の食材・調味料を扱っているスーパーでちょっとした買い物をして、
昼にカレーを食べてインド勘(?)を取り戻しムンバイに舞い戻りました。
終。
【今回の総括】
以上、ダイジェストでお送りいたしました。
こういう風に書くとすごくスムーズに旅行できているように見えますね、不思議!
しかし、実際には何をするのにもインド人たちとバトルしてました。
アグラに到着するまでに数多くの障害があったせいもあり(何回かマジギレしました)、
タージマハルを見た時は心の底から感動しました。多分8割増しぐらいで感動したと思います。
ツアー組んだりガイド雇ったりして面倒な手配を他人任せにするのもまた楽しいですが、
一人右往左往しながら目的地にたどり着くのもまた旅の醍醐味だと私は思います。
少なくとも私は後者タイプです。
帰りの飛行機の中では、4日間悪インド人たちとバトルした記憶が蘇ってしまい嫌な気分になりましたが、
飛行機内のBGMがルイ・アームストロングだったのにハッとなってすぐに機嫌が直りました(単純)
この旅の、良いエンディグテーマになってくれました。
終わりよければ、全て良し。
この素晴らしき世界!
それからしばらく関税局のオッサンに対する呪詛を唱える日々が続きましたが
オッサンに当っても仕方がないとついに悟ります。
むしろオッサンはちゃんと自分の任務を忠実に遂行したので罪はない。
……いやある!
ちゃんと連絡よこせオッサン!
その後、色々と考えた結果、罰金払ってでも荷物を奪還することに決めました。
中身がしょうもないものだったならそのまま諦めていましたが、
自分にとって大事なものが入っている物でしたので致し方なく。
少なくとも27000円以上の価値はある……。
再度関税局に赴くために、先日オッサンからもらった必要書類リストの記載された紙を見ます。
【必要書類(私の場合)】
①輸入/輸出ナンバー
②インボイス/カタログ/価格表
③輸入/輸出の目的
④支払い/送金の証明
⑤購入時のレシート(?)
⑥価値の証明書
①輸入/輸出ナンバー
おそらく、EMSの追跡番号で事足りるはず。
②インボイス/カタログ/価格表
インボイスを作り直せばそれでいいはず。
③輸入/輸出の目的
個人使用。上述のインボイスに追記する。
そして元々のインボイスでは記載していませんでしたが、今回はしつこいくらいに「used」の表記を入れる。
④支払い/送金の証明
何に対する支払いの証明のことを指しているのか謎。
とりあえず、手持ちにEMS発送時の発送代金のレシートを残していたので
それを提出してみることにする。
⑤購入時のレシート(?)
「Purchase Bill」とあるけど、いまいち何のことかわからない。
勝手に購入時のレシートのことだと思いましたが、そうだとしてそんなもの残しているわけがない。
⑥価値の証明書
どうやって証明しろと言うんだ……、レシートなんてもうないのに。
貨物の中身ごちゃごちゃで自分でも何が入っているか半分思い出せない状態なのに、どうしろと。
(※半分自己責任)
色々と面倒ですが投げ出すにはまだ早いです。
インドでは何をするにも三顧の礼というか、
最低でも三回は手続きをする場所に足を運ばなければ、事が前に進まないということを
私は滞在一ヶ月目にして既に心で理解しておりました。
そこで、この際⑤と⑥は一旦無視して、
①~④の書類のみでゴリ押しできないか試してみることにしたのです。
どうせ次の二回目でも解決しないはず、ネゴれるだけネゴる。
この国では「ダメ元」と「ゴリ押し」という概念が案外通用するのです。
新しいインボイスは総額が5000円くらいに収まるように作り変えます。
それでも規定分は超過していますが、以前言われた16000ルピー級の罰金は
支払わずに済むのではないかという淡い期待を抱いてみます。
内容物の総額に応じて罰金が決まるのなら、総額の数字を減らせば罰金も減額になるはずです。
そうであってほしい。
元々のインボイス総額が25000円だったのに対し、今回は5000円に作り変えてあるので
そこを突っ込まれたらもうどうしようもないですけど。
~後日~
私「来ましたよ」
オッサン「おう」
私「書類持ってきました」
オ「見せてみ」
オ「(書類チェック中)」
私「⑤と⑥の書類ですけど用意できそうにないです」
私「罰金だけはちゃんと払いますんで、もうそれで勘弁して荷物返してくれませんかね」
オ「OK」
私「は?」
オ「インボイスこれで良いよ、じゃあ明日の2時以降に最寄りの郵便局で荷物受け取ってね」
明らかに書類、不足しているのに、これでいいのか。
とてもお役所のやることとは思えない適当っぷりに閉口する私。
ですが、ここでワーワー言ったらまた面倒なことになりそうなので華麗にスルーします。
荷物が返ってくるのならそれに越したことはありません、ここはツッコんだら負けなのです。
私「明日の、2時以降、最寄りの□□郵便局ですね?」
オ「そうだよ、耳悪いのか?(笑)」
またもや煽られましたが、荷物が無事受け取れそうとのことで余裕のガン無視です。
しかし、これ以降は絶対にここには来るまい、オッサンの顔は金輪際見たくありません。
~翌日~
郵便局に2時過ぎに行った私。
私「荷物届いてます?」
郵「ないよ!明日また来な!」
~さらに翌日~
私「荷物は 郵「ない!」
オッサン!!!
私「オッサン!オッサン!!!」
オ「……また来たのか」
私「郵便局!行った!荷物!届いてない!オッサン!!」
オ「え、嘘でしょそんなはずは……」
私「オッサン!!!」
オ「ちょっと待ってろ」
私「オッサン!!!」
数分後。
オ「まだ荷物、郵便局に発送されてなかった」
私「オッサン!!!!」
オ「明日になったら多分届いてるよ」
私「オッサン!!!!!」
このオッサンはなかなかに運が良いです。
もし、私がもうちょっとだけ気が短い方だったら、カッとなってやっていたかも知れません。
そしてその2、3日後、ようやく郵便局に荷物が届きます。
郵便局に引取に行き、罰金を支払う用意もできた私。
私「罰金いくら?(どうせ16000ルピーでしょ……)」
私「(さよなら、色々買えたかもしれない27000円……)」
郵「えーと、930ルピーだね」
私「……え!?あ!?よっしゃ!?」
私「よっしゃ!!!?!(混乱)」
大勝利。
インボイスを書き換える作戦が功を奏した瞬間でした。
何にせよ、これで一ヶ月にも及ぶEMSを巡る闘いは幕を閉じたのです。
完全勝利とまではいかないですが、判定勝ちぐらいは貰えそうです。
後半戦で凄い追い上げを見せたんじゃないでしょうか。
自分にナイスガッツ。

届いた箱はさながら歴戦の猛者のようです
・終了後の感想
死ぬほど面倒でしたが、これで次回からEMSを使うときは絶対に税関に引っかからないように
細心の注意を払うようになることでしょう。
無事に荷物は届いたので終わりよければ全て良し、ということにしておきます。
~エピローグ~
なんとか事態をやや円満に終わらせることになるその前日、私宛に一通の封筒が届きます。
差出人は関税局。
まだ何かあるのか…、まさか追加で罰金か?と恐る恐る封筒を開けるとそこには
『貨物引き留めのお報せ』
えーと、何々……、
「あなたの荷物は規定の2000ルピーを超過しているので罰金が発生します」
「必要書類は①~~②~~……
あれ……、これ、内容どこかで見たことある。
あのオッサンがくれた必要書類リストの載ってる紙じゃ「発行:2014年7月2日」
!?
!?
!!???
私はそのとき理解したのです。
郵便局が、私宛の、7月2日から数日後に届くはずだった封筒を、
配達し忘れて、
終いには一ヶ月近くも放置していたということを。
オッサン、あなたは何も悪くなかった。
INDIA POST、仕事しろ。
仕事しろ!!!!!!
人人人_
> 完 <
 ̄Y^Y ̄
【今回のEMS】

私のヘッドホンがああああああああああああ
オッサンに当っても仕方がないとついに悟ります。
むしろオッサンはちゃんと自分の任務を忠実に遂行したので罪はない。
……いやある!
ちゃんと連絡よこせオッサン!
その後、色々と考えた結果、罰金払ってでも荷物を奪還することに決めました。
中身がしょうもないものだったならそのまま諦めていましたが、
自分にとって大事なものが入っている物でしたので致し方なく。
少なくとも27000円以上の価値はある……。
再度関税局に赴くために、先日オッサンからもらった必要書類リストの記載された紙を見ます。
【必要書類(私の場合)】
①輸入/輸出ナンバー
②インボイス/カタログ/価格表
③輸入/輸出の目的
④支払い/送金の証明
⑤購入時のレシート(?)
⑥価値の証明書
①輸入/輸出ナンバー
おそらく、EMSの追跡番号で事足りるはず。
②インボイス/カタログ/価格表
インボイスを作り直せばそれでいいはず。
③輸入/輸出の目的
個人使用。上述のインボイスに追記する。
そして元々のインボイスでは記載していませんでしたが、今回はしつこいくらいに「used」の表記を入れる。
④支払い/送金の証明
何に対する支払いの証明のことを指しているのか謎。
とりあえず、手持ちにEMS発送時の発送代金のレシートを残していたので
それを提出してみることにする。
⑤購入時のレシート(?)
「Purchase Bill」とあるけど、いまいち何のことかわからない。
勝手に購入時のレシートのことだと思いましたが、そうだとしてそんなもの残しているわけがない。
⑥価値の証明書
どうやって証明しろと言うんだ……、レシートなんてもうないのに。
貨物の中身ごちゃごちゃで自分でも何が入っているか半分思い出せない状態なのに、どうしろと。
(※半分自己責任)
色々と面倒ですが投げ出すにはまだ早いです。
インドでは何をするにも三顧の礼というか、
最低でも三回は手続きをする場所に足を運ばなければ、事が前に進まないということを
私は滞在一ヶ月目にして既に心で理解しておりました。
そこで、この際⑤と⑥は一旦無視して、
①~④の書類のみでゴリ押しできないか試してみることにしたのです。
どうせ次の二回目でも解決しないはず、ネゴれるだけネゴる。
この国では「ダメ元」と「ゴリ押し」という概念が案外通用するのです。
新しいインボイスは総額が5000円くらいに収まるように作り変えます。
それでも規定分は超過していますが、以前言われた16000ルピー級の罰金は
支払わずに済むのではないかという淡い期待を抱いてみます。
内容物の総額に応じて罰金が決まるのなら、総額の数字を減らせば罰金も減額になるはずです。
そうであってほしい。
元々のインボイス総額が25000円だったのに対し、今回は5000円に作り変えてあるので
そこを突っ込まれたらもうどうしようもないですけど。
~後日~
私「来ましたよ」
オッサン「おう」
私「書類持ってきました」
オ「見せてみ」
オ「(書類チェック中)」
私「⑤と⑥の書類ですけど用意できそうにないです」
私「罰金だけはちゃんと払いますんで、もうそれで勘弁して荷物返してくれませんかね」
オ「OK」
私「は?」
オ「インボイスこれで良いよ、じゃあ明日の2時以降に最寄りの郵便局で荷物受け取ってね」
明らかに書類、不足しているのに、これでいいのか。
とてもお役所のやることとは思えない適当っぷりに閉口する私。
ですが、ここでワーワー言ったらまた面倒なことになりそうなので華麗にスルーします。
荷物が返ってくるのならそれに越したことはありません、ここはツッコんだら負けなのです。
私「明日の、2時以降、最寄りの□□郵便局ですね?」
オ「そうだよ、耳悪いのか?(笑)」
またもや煽られましたが、荷物が無事受け取れそうとのことで余裕のガン無視です。
しかし、これ以降は絶対にここには来るまい、オッサンの顔は金輪際見たくありません。
~翌日~
郵便局に2時過ぎに行った私。
私「荷物届いてます?」
郵「ないよ!明日また来な!」
~さらに翌日~
私「荷物は 郵「ない!」
オッサン!!!
私「オッサン!オッサン!!!」
オ「……また来たのか」
私「郵便局!行った!荷物!届いてない!オッサン!!」
オ「え、嘘でしょそんなはずは……」
私「オッサン!!!」
オ「ちょっと待ってろ」
私「オッサン!!!」
数分後。
オ「まだ荷物、郵便局に発送されてなかった」
私「オッサン!!!!」
オ「明日になったら多分届いてるよ」
私「オッサン!!!!!」
このオッサンはなかなかに運が良いです。
もし、私がもうちょっとだけ気が短い方だったら、カッとなってやっていたかも知れません。
そしてその2、3日後、ようやく郵便局に荷物が届きます。
郵便局に引取に行き、罰金を支払う用意もできた私。
私「罰金いくら?(どうせ16000ルピーでしょ……)」
私「(さよなら、色々買えたかもしれない27000円……)」
郵「えーと、930ルピーだね」
私「……え!?あ!?よっしゃ!?」
私「よっしゃ!!!?!(混乱)」
大勝利。
インボイスを書き換える作戦が功を奏した瞬間でした。
何にせよ、これで一ヶ月にも及ぶEMSを巡る闘いは幕を閉じたのです。
完全勝利とまではいかないですが、判定勝ちぐらいは貰えそうです。
後半戦で凄い追い上げを見せたんじゃないでしょうか。
自分にナイスガッツ。

届いた箱はさながら歴戦の猛者のようです
・終了後の感想
死ぬほど面倒でしたが、これで次回からEMSを使うときは絶対に税関に引っかからないように
細心の注意を払うようになることでしょう。
無事に荷物は届いたので終わりよければ全て良し、ということにしておきます。
~エピローグ~
なんとか事態をやや円満に終わらせることになるその前日、私宛に一通の封筒が届きます。
差出人は関税局。
まだ何かあるのか…、まさか追加で罰金か?と恐る恐る封筒を開けるとそこには
『貨物引き留めのお報せ』
えーと、何々……、
「あなたの荷物は規定の2000ルピーを超過しているので罰金が発生します」
「必要書類は①~~②~~……
あれ……、これ、内容どこかで見たことある。
あのオッサンがくれた必要書類リストの載ってる紙じゃ「発行:2014年7月2日」
!?
!?
!!???
私はそのとき理解したのです。
郵便局が、私宛の、7月2日から数日後に届くはずだった封筒を、
配達し忘れて、
終いには一ヶ月近くも放置していたということを。
オッサン、あなたは何も悪くなかった。
INDIA POST、仕事しろ。
仕事しろ!!!!!!
人人人_
> 完 <
 ̄Y^Y ̄
【今回のEMS】

私のヘッドホンがああああああああああああ
~前回までのあらすじ~
届かないEMSを
インド人から取り返すべく
ついに立ち上がった私。
インドの郵便事業体、その名もINDIA POST(そのまんま)

日本郵便の人がメールの中で連絡先を書いておいて下さったので、
最寄りのINDIA POST集配センターに電話してみることにしました。
プルルルルルル ガチャッ
郵「もしもし?」
私「あ、もしもし、EMSについて聞きたいんですk ガチャッ ツーッツーッ
私「」
~Take2~
出ない。
~Take3,4~
繋がらない。
~Take5~
プルルルルルル ガチャッ
郵「もしもし?」
私「もしもし、EMSについてお伺いしたいんですが」
郵「****-****(どこかの電話番号らしき数字の羅列)」
私「は?」
ガチャッ ツーッツーッ
……メモしていた数字の羅列をネットで検索してみると、
どうやらEMS関連の部署の電話番号であるようでした。
いや、それならそうと言ってくださいよと。
単語ひとつでもいいのでEMS云々、ぐらいは言って欲しかった……。
でも一歩前進したのでまあ良し、どこまでも前向きな私です。
引き続いて、そこに電話をかける。
……しかし、またもや繋がらない。
~Take2~
繋がらない。
~Take3-15~
繋がる気配がない。
~Take16~
繋がる。
郵「もしもし」
私「(やっと繋がった……)もしもし、私のEMSの状況を教えて欲しいんですけど」
郵「どこからの?」
私「日本からのです」
郵「追跡番号は?」
私「***************です、追跡サービスを見るとまだ通関手続き中のようです」
郵「……あー、それは郵便局じゃなくて関税局の管轄だわ、関税局に行ってみて」
私「関税局ってどこにあるんですか」
郵「空港の近く。月~土の午後2時から4時の間でしかやってないから気をつけてね」
私「そうですか、ありがとうございます」
関税局。
最初に通関手続き中って追跡サービスに書いてあった段階で
なんとなく郵便局ではなくて関税局に行かなければならないのではないか
という懸念はあったのですが、まさか本当にそうなるとは……。
関税局って、もう名前からしてお堅いので、行く前からだいぶ抵抗があるわけです。
でも、行かなければならない。
自分の荷物のために。
~その週の土曜~
空港近くにあるという関税局にやってきた私。
EMSの看板が出ているオフィスに入って受付をする。
このとき1時50分頃。
あのときの郵便局の人、確か2時~4時って言っていたはず……。
受付「2時半からだから外で待ってて」
私「ん?2時からでしょ?2時~4時でしょ?」
受「いやいや、2時半~4時半だから」
私「」
30分程度だから今回は不問にするけど、それにしても時間、間違えるなよ。
時間間違えるなよ!(白目)
ひとしきり心の中で吠えた後は、ムシムシとべたつく暑さの屋外で待機しておりました。
そして2時半を少し過ぎたあたりで呼ばれた私。
ここはちょっとは時間を守ろうとしてくれているようです。
中に入り、関税局の担当者とテーブルを挟んで対峙することに。
関税局と言っても地方の町役所レベルなのでそんなにお堅いものではありませんでした。
少し安心。
私「自分宛ての荷物を探しているんですけど、ここに無いですか」
税「あなたの荷物ね、内容物の総額が規定を超過してるから停めてあるよ」
私「え?」
税「余計に税金を払う必要があるってこと、あと他の書類も出して」
私「?? どうしたらいいんですか」
税「あなたの荷物の中身チェックしたけどね、これインボイスと全然内容違うじゃない」
私「」
EMSで海外に荷物を送るときには「インボイス(INVOICE)」と呼ばれる書類を
作成して提出しなければなりません。
そこで、送る荷物の内容物の明細(品名、それぞれの個数、評価額、総額など)を
詳細に記載する必要があるのです。
それを元に、名宛国関税局が課税するかしないかを決めるというルール。
私は、怠っていました。
荷物を発送する当日、ものすごーくドタバタしていたので
「仕事のサンプルはいつも通関スルーしてるし、これもどうせ引っ掛かんないでしょ!」
と、軽い気持ちでインボイスを適当に作成していたのです。
わかりやすく説明すると、
「Aが10個、Bが3個、Cが15個、Dが1個、Eが2個、Fが8個」と書くべきところを
「Aが10個、Cが15個、Fが8個」と個数の多いものだけをピックアップして記載していたのです。
税「困るよ、こういうことされちゃ」
私「面目ない」
税「で、内容物も色々課税しなきゃいけないから」
税「罰金支払ってね」
罰金かー……、まあ仕方ない……。
インボイス作成を怠った罰だと考えよう……。
とはいえ、どうせそんなに高くはないでしょう。
私「あ、はい、わかりました。1000ルピーぐらいですかね」
税「(おいおい何言ってんだコイツ、みたいな失笑)」
税「えーと、16000ルピーぐらいだね」
私「16000ね……、いちまんろくせん!?」
(※約27000円)
ちょっと何言ってるかわからない。
あまりの衝撃に思考回路が完全に停止する私。
いちまんろくせん、いちまんろくせんって言ったかこのオッサン。
間違いなくシックスティーンサウザンドって言ったな、このオッサン。
待て、今こそ冷静になれ私。
きっとリクシャのドライバーみたくボッタクリの値段をふっかけてきているに違いない。
私「いやいや、それは高すぎでしょ(笑)」
税「いやホント」
私「……証拠は?その額になるっていう証拠を見せてくださいよ」
税「(やれやれといった表情で)一枚の書類を取り出す」
税「この書類読んだら分かると思うんだけど」
税「まずね、内容物の総額が2000ルピーを超えると課税なの。ここに書いてるでしょ?」
2000ルピーって……、日本円で3400円じゃん。
それは安すぎやしませんかね……。
税「それで、法律で定められたこのレートを内容物の総額(プラス発送費?)に掛けると」
税「16000ぐらいになる、ほらね」
私「」
日本で支払った発送費(15000円)より高い……。
荷物受け取るのにまた費用がかさむとはこれ如何に。
ここらへんで頭がいよいよ真っ白になり、終いには半ギレでなんとか抵抗の糸口を探り始める私。
私「ちょ、ちょっと待ちましょう。私はこちらに今回のそれを含めて2個荷物を送りました」
私「そして1個目は何の課税もされずに無事に届きました、そちらも総額は2000ルピーを超過していましたが」
私「どうして1個目は無課税で2個目は課税なんですか、筋が通らないでしょ」
よし、我ながらナイス頭の回転。
税「ランダム」
私「は」
税「通関させる荷物が多いもんだから、ランダムにいくつか選んでそれを課税するかしないかってやってる」
私「……それって、つまり、私は、運が悪かっただけって話なんですか」
税「そうなるんじゃない?」
なんだこの理不尽。
納得がいかない……。
第一、今日この日まで一切何の連絡も来なくて、ようやく自力でここまで辿り着いて
それでも自分が悪いところもあったなあと反省しつつペナルティを支払う準備があったのに、
運ゲーで16000ルピーってなんだそれ……。
なんだそれ!!(爆発)
そのあと色々とオッサンから、後日提出しなければならない必要書類の説明を受けましたが、
ここらへんで私の機嫌が一気にものすごく悪くなったのと、
オッサンの英語の発音(滑舌)が悪かったのか、聞き慣れない専門用語が多かったのか、
私の英語耳が悪いのか、周りの雑音がうるさかったのか、あるいはその全部で、
オッサンが何を喋っているのか全くわからなくなってしまいました。
何度も不機嫌そうに「聞き取れなかったんでもう一回言って下さい」を繰り返すそんな私に
さすがのオッサンもキレ気味に「君、耳悪いんじゃねえの?」などと煽ってくる。
そんな何の生産性も無い煽り合いを繰り広げ、その後はもう、よく覚えていません。
気が付くと放心状態で家に着いておりました。
さらに次回に続きます。
【今回の要約】
・理不尽大国インド
届かないEMSを
インド人から取り返すべく
ついに立ち上がった私。
インドの郵便事業体、その名もINDIA POST(そのまんま)

日本郵便の人がメールの中で連絡先を書いておいて下さったので、
最寄りのINDIA POST集配センターに電話してみることにしました。
プルルルルルル ガチャッ
郵「もしもし?」
私「あ、もしもし、EMSについて聞きたいんですk ガチャッ ツーッツーッ
私「」
~Take2~
出ない。
~Take3,4~
繋がらない。
~Take5~
プルルルルルル ガチャッ
郵「もしもし?」
私「もしもし、EMSについてお伺いしたいんですが」
郵「****-****(どこかの電話番号らしき数字の羅列)」
私「は?」
ガチャッ ツーッツーッ
……メモしていた数字の羅列をネットで検索してみると、
どうやらEMS関連の部署の電話番号であるようでした。
いや、それならそうと言ってくださいよと。
単語ひとつでもいいのでEMS云々、ぐらいは言って欲しかった……。
でも一歩前進したのでまあ良し、どこまでも前向きな私です。
引き続いて、そこに電話をかける。
……しかし、またもや繋がらない。
~Take2~
繋がらない。
~Take3-15~
繋がる気配がない。
~Take16~
繋がる。
郵「もしもし」
私「(やっと繋がった……)もしもし、私のEMSの状況を教えて欲しいんですけど」
郵「どこからの?」
私「日本からのです」
郵「追跡番号は?」
私「***************です、追跡サービスを見るとまだ通関手続き中のようです」
郵「……あー、それは郵便局じゃなくて関税局の管轄だわ、関税局に行ってみて」
私「関税局ってどこにあるんですか」
郵「空港の近く。月~土の午後2時から4時の間でしかやってないから気をつけてね」
私「そうですか、ありがとうございます」
関税局。
最初に通関手続き中って追跡サービスに書いてあった段階で
なんとなく郵便局ではなくて関税局に行かなければならないのではないか
という懸念はあったのですが、まさか本当にそうなるとは……。
関税局って、もう名前からしてお堅いので、行く前からだいぶ抵抗があるわけです。
でも、行かなければならない。
自分の荷物のために。
~その週の土曜~
空港近くにあるという関税局にやってきた私。
EMSの看板が出ているオフィスに入って受付をする。
このとき1時50分頃。
あのときの郵便局の人、確か2時~4時って言っていたはず……。
受付「2時半からだから外で待ってて」
私「ん?2時からでしょ?2時~4時でしょ?」
受「いやいや、2時半~4時半だから」
私「」
30分程度だから今回は不問にするけど、それにしても時間、間違えるなよ。
時間間違えるなよ!(白目)
ひとしきり心の中で吠えた後は、ムシムシとべたつく暑さの屋外で待機しておりました。
そして2時半を少し過ぎたあたりで呼ばれた私。
ここはちょっとは時間を守ろうとしてくれているようです。
中に入り、関税局の担当者とテーブルを挟んで対峙することに。
関税局と言っても地方の町役所レベルなのでそんなにお堅いものではありませんでした。
少し安心。
私「自分宛ての荷物を探しているんですけど、ここに無いですか」
税「あなたの荷物ね、内容物の総額が規定を超過してるから停めてあるよ」
私「え?」
税「余計に税金を払う必要があるってこと、あと他の書類も出して」
私「?? どうしたらいいんですか」
税「あなたの荷物の中身チェックしたけどね、これインボイスと全然内容違うじゃない」
私「」
EMSで海外に荷物を送るときには「インボイス(INVOICE)」と呼ばれる書類を
作成して提出しなければなりません。
そこで、送る荷物の内容物の明細(品名、それぞれの個数、評価額、総額など)を
詳細に記載する必要があるのです。
それを元に、名宛国関税局が課税するかしないかを決めるというルール。
私は、怠っていました。
荷物を発送する当日、ものすごーくドタバタしていたので
「仕事のサンプルはいつも通関スルーしてるし、これもどうせ引っ掛かんないでしょ!」
と、軽い気持ちでインボイスを適当に作成していたのです。
わかりやすく説明すると、
「Aが10個、Bが3個、Cが15個、Dが1個、Eが2個、Fが8個」と書くべきところを
「Aが10個、Cが15個、Fが8個」と個数の多いものだけをピックアップして記載していたのです。
税「困るよ、こういうことされちゃ」
私「面目ない」
税「で、内容物も色々課税しなきゃいけないから」
税「罰金支払ってね」
罰金かー……、まあ仕方ない……。
インボイス作成を怠った罰だと考えよう……。
とはいえ、どうせそんなに高くはないでしょう。
私「あ、はい、わかりました。1000ルピーぐらいですかね」
税「(おいおい何言ってんだコイツ、みたいな失笑)」
税「えーと、16000ルピーぐらいだね」
私「16000ね……、いちまんろくせん!?」
(※約27000円)
ちょっと何言ってるかわからない。
あまりの衝撃に思考回路が完全に停止する私。
いちまんろくせん、いちまんろくせんって言ったかこのオッサン。
間違いなくシックスティーンサウザンドって言ったな、このオッサン。
待て、今こそ冷静になれ私。
きっとリクシャのドライバーみたくボッタクリの値段をふっかけてきているに違いない。
私「いやいや、それは高すぎでしょ(笑)」
税「いやホント」
私「……証拠は?その額になるっていう証拠を見せてくださいよ」
税「(やれやれといった表情で)一枚の書類を取り出す」
税「この書類読んだら分かると思うんだけど」
税「まずね、内容物の総額が2000ルピーを超えると課税なの。ここに書いてるでしょ?」
2000ルピーって……、日本円で3400円じゃん。
それは安すぎやしませんかね……。
税「それで、法律で定められたこのレートを内容物の総額(プラス発送費?)に掛けると」
税「16000ぐらいになる、ほらね」
私「」
日本で支払った発送費(15000円)より高い……。
荷物受け取るのにまた費用がかさむとはこれ如何に。
ここらへんで頭がいよいよ真っ白になり、終いには半ギレでなんとか抵抗の糸口を探り始める私。
私「ちょ、ちょっと待ちましょう。私はこちらに今回のそれを含めて2個荷物を送りました」
私「そして1個目は何の課税もされずに無事に届きました、そちらも総額は2000ルピーを超過していましたが」
私「どうして1個目は無課税で2個目は課税なんですか、筋が通らないでしょ」
よし、我ながらナイス頭の回転。
税「ランダム」
私「は」
税「通関させる荷物が多いもんだから、ランダムにいくつか選んでそれを課税するかしないかってやってる」
私「……それって、つまり、私は、運が悪かっただけって話なんですか」
税「そうなるんじゃない?」
なんだこの理不尽。
納得がいかない……。
第一、今日この日まで一切何の連絡も来なくて、ようやく自力でここまで辿り着いて
それでも自分が悪いところもあったなあと反省しつつペナルティを支払う準備があったのに、
運ゲーで16000ルピーってなんだそれ……。
なんだそれ!!(爆発)
そのあと色々とオッサンから、後日提出しなければならない必要書類の説明を受けましたが、
ここらへんで私の機嫌が一気にものすごく悪くなったのと、
オッサンの英語の発音(滑舌)が悪かったのか、聞き慣れない専門用語が多かったのか、
私の英語耳が悪いのか、周りの雑音がうるさかったのか、あるいはその全部で、
オッサンが何を喋っているのか全くわからなくなってしまいました。
何度も不機嫌そうに「聞き取れなかったんでもう一回言って下さい」を繰り返すそんな私に
さすがのオッサンもキレ気味に「君、耳悪いんじゃねえの?」などと煽ってくる。
そんな何の生産性も無い煽り合いを繰り広げ、その後はもう、よく覚えていません。
気が付くと放心状態で家に着いておりました。
さらに次回に続きます。
【今回の要約】
・理不尽大国インド
EMS(国際スピード郵便)が届かない。
赴任前、6月末に日本から発送したダンボール2箱(内容:身の回り品)のうち、1箱が届かない。
(1箱は7月に入ってすぐ届きました)
EMSには追跡サービスがあるので、日本郵便のHPから追跡をかけてみる。
するとインド税関で通関手続き中と出る。

便利なシステム
まだ通関?そんなに時間かかんの?
仕事でEMSを使って海外にサンプル等を送るときなんかは、
大体いつも5分程度で通関手続きが終わっていたので、少し不安になりました。
ただ、このときは、
中身が結構ゴチャゴチャしていたし、それで検査に時間がかかっているのかも
ぐらいの認識でした。
これが7月10日頃の話。
まあインドだし、他の人の話を聞くに、届くのに1ヶ月ぐらいかかった人もいるようだし
2週間ぐらいは気長に待っていよう。
どうせそんなに急ぎのものも入っていないし。
~2週間後~

そこには泣きそうな顔をしながら2週間前と全く同じ追跡サービスの画面を見つめる私の姿が!
いやいやいやいや、おかしいでしょおかしいこれおかしい。
なにゆえ通関に2週間もかかってんの、しかも終わってないってこれ、どういうことですか。
どういうことですか!?(半ギレ)
待って、落ち着こう自分。
クールになれ、冷静にいこう。
何か事情があるに違いない。
例えばそう……、インドに持ち込んではいけないものが入っていたとか。
うんうん、もし仮に何か持ち込み制限のあるものが含まれていたとして、
それで停められていたとしましょう。
しかし、それで何の連絡も来ないのはおかしくないですか。
いや絶対おかしいやろ!?(方言)
だって、届け先住所にこちら側の連絡先はちゃんと記載してあるんですよ。
せめて電話ぐらいは下さいよという話です。
とりあえず一人で怒っていても何にも始まらないので
日本郵便お客様サービスセンターにメールで一報を入れることにします。
結果、インドではまず稀な大変ご丁寧なお返事をいただきました。
しかもメールを入れた翌日。仕事早すぎやしませんかね。
(※日本ではそれが普通というのが、もはや今の私には信じられない)
ただ残念なことに、海外の名宛国に到着してしまった後だと、
日本郵便の力ではもはやどうすることもできないのだという。
そこで、ここからの解決策は2つ。
①日本から貨物の調査請求依頼を出す。
貨物を発送した「本人」が、発送の6ヶ月以内に
貨物を出した日本国内の郵便局に特定の書類を直接提出することにより
状況がどうなっているか調査を開始してくれるというもの。
今回は発送人も受取人も同名義、「私」であり、なおかつ私は今年
年末まで一時帰国する予定がないため、この案は詰んでいるように思われました。
しかし日本郵便曰く、委任状を作成し代理人を立てさえすれば、それでもOKとのこと。
……ただ、誰を代理人に立てるか、ということを考えた際
都内に住む姉の姿が一瞬思い浮かびましたが
私の知っている姉はそんな七面倒臭いことはまず引き受けてくれないので
これは、本当にどうしようもなくなったときの最終手段にすることに決めました。
それに、これはこれでかなり時間がかかりそうですし。
では、どうするか。
日本郵便から来たメールをもう一度よく読む。
すると、そこには
---------------------------------------------------------------------------------------
(中略)……インドの郵便事業体に直接お問い合わせいただきますよう
よろしくお願い申し上げます。
《連絡先》************
---------------------------------------------------------------------------------------
あっ……。
②インド郵便局に問い合わせる。
……心の奥底で封印していたのに気付いてしまいました。
一番簡単そうな方法でありながら、なんとなく嫌な予感しかしなくて、気付かないふりをしていましたが
気付いてしまいました。
気付きたくはなかった(真顔)
……正直やりたくなさがMAXでしたが、でもこれも仕方がありません。
いずれはぶち当たるかも知れない壁だと思い、観念してインド人と戦うことにしました。
これも社会勉強の一環だと思えば……、それでもやりたくない。
しかし、このときの私はまだ知らなかったのです。
まさかこの後、あんなに惨めな思いをすることになるなんて……。
次回、インド人との激闘の火蓋が切って落とされる!
【今回の要約】
・サービス業大国日本万歳
赴任前、6月末に日本から発送したダンボール2箱(内容:身の回り品)のうち、1箱が届かない。
(1箱は7月に入ってすぐ届きました)
EMSには追跡サービスがあるので、日本郵便のHPから追跡をかけてみる。
するとインド税関で通関手続き中と出る。

便利なシステム
まだ通関?そんなに時間かかんの?
仕事でEMSを使って海外にサンプル等を送るときなんかは、
大体いつも5分程度で通関手続きが終わっていたので、少し不安になりました。
ただ、このときは、
中身が結構ゴチャゴチャしていたし、それで検査に時間がかかっているのかも
ぐらいの認識でした。
これが7月10日頃の話。
まあインドだし、他の人の話を聞くに、届くのに1ヶ月ぐらいかかった人もいるようだし
2週間ぐらいは気長に待っていよう。
どうせそんなに急ぎのものも入っていないし。
~2週間後~

そこには泣きそうな顔をしながら2週間前と全く同じ追跡サービスの画面を見つめる私の姿が!
いやいやいやいや、おかしいでしょおかしいこれおかしい。
なにゆえ通関に2週間もかかってんの、しかも終わってないってこれ、どういうことですか。
どういうことですか!?(半ギレ)
待って、落ち着こう自分。
クールになれ、冷静にいこう。
何か事情があるに違いない。
例えばそう……、インドに持ち込んではいけないものが入っていたとか。
うんうん、もし仮に何か持ち込み制限のあるものが含まれていたとして、
それで停められていたとしましょう。
しかし、それで何の連絡も来ないのはおかしくないですか。
いや絶対おかしいやろ!?(方言)
だって、届け先住所にこちら側の連絡先はちゃんと記載してあるんですよ。
せめて電話ぐらいは下さいよという話です。
とりあえず一人で怒っていても何にも始まらないので
日本郵便お客様サービスセンターにメールで一報を入れることにします。
結果、インドではまず稀な大変ご丁寧なお返事をいただきました。
しかもメールを入れた翌日。仕事早すぎやしませんかね。
(※日本ではそれが普通というのが、もはや今の私には信じられない)
ただ残念なことに、海外の名宛国に到着してしまった後だと、
日本郵便の力ではもはやどうすることもできないのだという。
そこで、ここからの解決策は2つ。
①日本から貨物の調査請求依頼を出す。
貨物を発送した「本人」が、発送の6ヶ月以内に
貨物を出した日本国内の郵便局に特定の書類を直接提出することにより
状況がどうなっているか調査を開始してくれるというもの。
今回は発送人も受取人も同名義、「私」であり、なおかつ私は今年
年末まで一時帰国する予定がないため、この案は詰んでいるように思われました。
しかし日本郵便曰く、委任状を作成し代理人を立てさえすれば、それでもOKとのこと。
……ただ、誰を代理人に立てるか、ということを考えた際
都内に住む姉の姿が一瞬思い浮かびましたが
私の知っている姉はそんな七面倒臭いことはまず引き受けてくれないので
これは、本当にどうしようもなくなったときの最終手段にすることに決めました。
それに、これはこれでかなり時間がかかりそうですし。
では、どうするか。
日本郵便から来たメールをもう一度よく読む。
すると、そこには
---------------------------------------------------------------------------------------
(中略)……インドの郵便事業体に直接お問い合わせいただきますよう
よろしくお願い申し上げます。
《連絡先》************
---------------------------------------------------------------------------------------
あっ……。
②インド郵便局に問い合わせる。
……心の奥底で封印していたのに気付いてしまいました。
一番簡単そうな方法でありながら、なんとなく嫌な予感しかしなくて、気付かないふりをしていましたが
気付いてしまいました。
気付きたくはなかった(真顔)
……正直やりたくなさがMAXでしたが、でもこれも仕方がありません。
いずれはぶち当たるかも知れない壁だと思い、観念してインド人と戦うことにしました。
これも社会勉強の一環だと思えば……、それでもやりたくない。
しかし、このときの私はまだ知らなかったのです。
まさかこの後、あんなに惨めな思いをすることになるなんて……。
次回、インド人との激闘の火蓋が切って落とされる!
【今回の要約】
・サービス業大国日本万歳