こんばんは。

中級者のスピーキング力を上げる英語コーチ、高橋です。

こんなご時世で、対面で人に会うことは減っても、その分

zoom 等を利用して、英語で会議や打ち合わせ等、

お話しする機会は増えているかもしれませんね。

その時に、相手の話す英語が聞きやすいと感じる方、逆に聞きにくいと感じる方が

いらっしゃると思います。そう思う理由は、いくつかあるのですが、一つに話すスピードがあります。

さて、あなたが、聞きやすいと思えるスピードは、どのぐらいでしょうか。逆に聞きにくいのは。

これには、個人差があります。

話すスピードは以下の要素によっても、違っています。
話す目的:せりなのか、ゆっくり説明するのかでは、違いますね。
*どこの地域の出身者なのか:アメリカなら北の方の方が、早口です。

ネイティブスピーカーなのか、そうでないのか。:ノンネイティブは、

ネイティブスピーカーに比べて、一般にスピードは遅くなりがちです。

英語を話すスピードは、words per minute (wpm)で表されます。一分間に何ワード、話すか、ですね。

さて、ネイティブスピーカーは、どのぐらいで話しているでしょうか。

目的別に分けてみると、以下のようだそうです (イギリスの研究所 VIRTUALSPEECHの結果より、2020)。
*プレゼン: 100-150 wpm 
*会話: 120-150
*オーディオブック(本の内容が読まれる物ですね):150-160
*ラジオのアナウンサー、ポッドキャスト:150-160
*せり人:250
*コメンティター(専門家として意見を述べる場合):250-400

なんだか、ご自分の速さが気になってきませんか。

それを、計算する方法があります。
プレゼン原稿を用意されたら、それを心地よい速度で読んで、録音してください。
かかった時間と、原稿のワード数が出たら、一分間に何ワード話せているのか、計算できますね。

棒読みではなくて、相手にわかりやすいように、読んでくださいね。
始めから終わりまで、同じ速さだと、聴衆にあきられます
 

速いスピード:〇熱意、力強さ等が感じられますが、×ずっと速いままだと、圧倒されてしまって、聞きづらくなります。
ゆっくりなスピードなら、大切な部分を強調したり、悲しさ等を表せますが、×そのままだと、集中を続けるのが、難しくなって、眠くなります。

なので、緩急、取り交ぜるのがいいんです。
明日は、実際のプレゼンの音声を利用して、もう少し具体的に、話していきますね。