バルセロナ日記 -1458ページ目

20100122_cariño

cariño』 カリーニョ


よく耳にすることばです


辞書で引くと、“情愛、親愛感、愛情表現、(呼びかけ)あなた、お前・・・”

親が子に、恋人同士で、「もしもし、カリーニョ」「どうしたの?カリーニョ」などと言っています


私も、知らない人に「cariño」と言われたことがあります


道を尋ねたおばあちゃんが、寄り添いながら「あそこの看板をみてごらん、cariñoと言ってくれました

パン屋で、言葉がすぐに出て来ずにモゴモゴしていると、お姉さんが「大丈夫よ、cariño」とニッコリしてくれました


「cariño」と言われると、なんだかスペインに認められた気がします

「スペイン語が出来ないあなただけども、住んでもいいんだよ」と言われているようで

なんだか少し嬉しく、少しほっとします

20100122_村上先生

高校時代の話。


私が通っていた横浜の高校は、色々な面で結構面白い学校でした


先生方もユニークで、

大学の先生が教えに来たり(難しくてさっぱり分からなかった)、

映画を見せてくれたり(先生が楽したかったのかも)、

全く授業をしてくれない先生も多かった

余談だけど、授業をサボって、学校の隣の三ツ沢公園でみんなでテニスをしていたら、おじさんに説教されて、「うるさいオヤジだなぁ」と思っていたらその人が副校長先生だった、ということもありました


懐かしいです。



村上先生という、英語の先生がいらっしゃいました


御年60歳のおじいちゃん先生、受験英語には程遠い授業でした

授業の前半は、”昨日掃除当番だったのに掃除に来なかった人の理由を確認”することで費やされました

とても穏やかで、私達が掃除をサボった理由をウソついても、真っ向から信じてくれる、人を疑わないステキな先生でした


村上先生は、なんと60歳で運転免許場に通い始め、一時生徒の間で話題になりました

まさに、『六十の手習い』




最近、スペイン語がいやだーいやだーと言っている私ですが、

ふと、村上先生を思い出し、先生の爪の垢を煎じて飲ませて貰いなさい、と思ったのでした

先生のお陰で、ホンの少しだけ、またやる気になりました

先生、ありがとう!



自ら主張するわけでもなく、(少し大袈裟に言えば)その生き様で

あとあとまで、人に影響を与え続ける人は立派だなぁと思います

20100121_包装

「プレゼント用にお願いします」


と、言いました


そして、お店の人がプレゼント用に包んでくれました


バルセロナ日記

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スペインクオリティ。



会社では大胆な梱包で有名だった私も、スペインでは包装紙だけもらって自分で包むようにしています