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旦那さんが膀胱がんになりました

ある日突然「膀胱がん」と宣告された妻の見守り日記

熱海を終の棲家と決めたものの

現時点では通えないと断念した私たち。

 

旦那さんの「賃貸は?」の一言は、

暗闇の中のひとすじの光に見えたんです。

 

おぉ、その手があったか 

さすが、旦那さんおねがい

 

購入してからやっぱり違うでは遅すぎるし、

住んでみて、決めるのは良い。

 

海外旅行を1回お休みすれば

費用捻出できると踏む私。

 

賃貸、賃貸、賃貸祭りです~

もちろん不動産屋さんにもお願いしましたが、

日々、サイトでの物件探しに精を出す私たち。

 

で、不動産屋さんから、連絡あり。

良い物件があり一発で気に入った私たち。

 

ビーチまで歩いて1分です。

花火も窓から顔を出し横を向けば、かろうじて見えます。

38㎡ぐらい、二階、家賃も5万未満、ワンフロアで、完全リフォーム済。

 

歓喜する私たち爆  笑

 

もう決めたい、と焦る旦那さんに

内見しないと契約できないという不動産屋さん。

今は入居者がいるので、○日だったらという約束。

 

行きます行きます~と

喜び勇んで熱海へ行きました。

 

不動産屋さんに連れられ、

向かった先でそして私たちが見たものは・・・

逃避から現実から引き戻される現実でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BCGをお休みしているときの現実逃避。

 

BCGしていないため、体力や気力は戻ってきます。

ただ、気持ちはね、ということで熱海に行ってました。

 

今度の熱海はちょっと違うんです。

観光ではなく、終の棲家を探す旅。

 

ガン宣告をされて人生を考えた私たち。

 

今は職住接近ですが、これからどうするかを考え、

新幹線ですぐの熱海いいんじゃないという話になりました。

 

この1ヶ月足らずで2回、足を運びました。

マンション購入を考え、数件下見。

 

安いし、間取りは広いし、海は見えると三拍子揃ってます。

駅から遠い、坂道が多い、虫が多いとデメリットもあります。

 

でも最大の難点は、

現時点で「本当に通えるの?」です。

 

朝4時起きは嫌だという旦那さんガーン

私も仕事を月で固めていれたとしても、その間はホテル住まい?

 

現実逃避している二人ですから、

考えが現実的でない、むしろ浅はかですショボーン

 

別荘?

いえいえそんな余裕ないっすキョロキョロ

 

そこで、旦那さんは「賃貸は?」と尋ねる。

その手があったかとはげしく、うなずく私。

 

さぁ、賃貸を探しましょニコニコ

まだまだ現実逃避は続きます。

 

 

 

 

久しぶりに病院に行きました。

 

BCGの副作用から小休止し、はや1ヶ月ほど。

内視鏡検査でBCGが続けられるか状態を確認するためです。

 

結果OKでしたおねがい

中待合室で待っていると、処置室から出てきた旦那さんは

ガッツポーズしてました。

 

きれいになっているとのこと、でした。

ということで、来週からBCGが始まります。

 

その後の先生の診察。

旦那さんは私にも膀胱が回復している様子を見せたいからと

さっきの画像を見せてくださいとお願いしたら、

 

「取っていない」と言われました。

さらに、「見てもわからないよ」と言われましたびっくり

 

「治っているんですよね」と食い下がる旦那さんに、

「まだわからない、細胞診をしてみないとね」と一言。

 

「来週になったらわかるんですか」に

「そうだね」と答える先生。

 

帰り道、内視鏡しているときは、

先生から「きれいになっているよ~」とご機嫌な声だったのにぁ、

とつぶやく旦那さん。

 

「僕の後ろから先生のことにらみつけていない」と聞かれる私。

 

にらんでいません目

無意識か?真剣な顔が怒っているように見えるのか。

見えないプレッシャーを与えているのか(悩)・・・ショボーン

 

内視鏡で「膀胱の中見たんでしょ」と旦那さんに尋ねると、

「見た!赤くない、むしろ色白?顔色悪い子のような色」と

言われ、わかったようなわからないような気分でした。

 

うーん、にしてもさぁと続ける私。

見てもわからないにひっかかります。

 

確かにそうでしょうよ、見てもわからないので、先生の

解説がほしいのよと、旦那さんには噛みつく私ですが、

来週細胞診の結果が出るので、ひとまずお預けです。

 

さぁ、来週からスタート、

見守ります。

 

 

 

 

 

がん患者さんの会、2回コースの2回目のこと。

行ってよかったのですが、ちょっと毒を吐きます。

 

ボランティアさんのお人柄はとっても暖かいのですが、

司会進行がぶちゃぶりで不慣れ。

 

この会は、患者・家族が集まり、

自分の今の気持ちを伝えあっていく場です。

 

場もあったまってないうちからのむちゃぶりに

みんな本音は話せず沈黙になることしばしば。

 

沈黙になると

「○○さん、どう?」とふられ、びびる私びっくり

 

がん患者さんは4名、家族は私1名でした。

1回目の冒頭、緩和ケアは進行によるものではなく

すべての場面でケアされるもの、という言葉に救われたんです。

 

ただ、がんの部位は違うにせよ、転移している、手術できない状態など

他の方の病状を伺っていると、わがままは言えない感覚に陥りました。

 

私たちも「がん」と告知を受けたことで世の中がひっくり返るぐらい驚いて、

ケアしてほしい気持ちいっぱいでの参加でしたが、世の中には大変な人が

いっぱいるんだ、しっかりしなきゃと思わざるを得ない現実。

 

話し合いの場を仕切る人は、前回とは違い、お構いなしで突っ走るタイプ。

夫婦で参加しているからなのか、深刻度が低いからなのか、私が話しかけやすいのか・・・

もうそれは、学校の授業で宿題をしていないので当てられませんようにと祈る気持ち。

 

質問がくると、うつむく私を見て、

気の毒に思った旦那さんが「僕から」と言ってくれました。

 

百歩譲って、順番は私からでもいいです。

でもね、沈黙になってからの「どう」っていうふりは、乱暴よ。

 

沈黙になっている意味を考えて

話したくないのかもしれないじゃない

言葉の塊を小さく分解してみたら?

 

びびっていた私に闘志が湧いてきて仕事モードを出そうとした瞬間、

別の患者さんが仕切り力を発揮してくれ、盛り上がったんです。

 

楽しい雰囲気になってきて、最後はお茶会です。

そこで、別の刺客も存在したことに気づく。

 

ある50代の患者さんが、

「私はいろんな患者会に行っている、無料のもあるけど、

お金を払うタイプの方が質の良い人が集まると思う」に

一同へぇと納得していると、

 

「○○さんは行動力があるのが強みです」と

突然、20代前半の女性が言ったんです。

 

会運営には参加していない後ろで見ていただけの

20代の女子に「強みです」とほめられる50代の患者さん。

 

一同沈黙。。。

 

患者さんは良い人ばかりでしたので、

また会いましょうとお約束しました!

 

気持ちの繊細さが問われる場面なんです。

話を仕切る技術、磨いてほしい、切なる願いですおねがい

 

竹原慎二さんの著者です。

さっそく、購入し読みました。
夢中で読みました。

バイブルになります。
さまざまな視点からがんとの向き合い方を教えてくれます。いろんな治療方があること、抗がん剤について、医師にどう自分の気持ちを伝えるかなど。

医師を信用できないときに
どう向き合うのかの奥様のくだりは
潔さと行動力がすごいです!

妻視点の章が、
合間に挟まってくるの勉強になります。

竹原さん、奥様、出版社のご担当者様、
出版いただきありがとうございます!

 


 

海老蔵さんの20分の報道会見。

最愛の人を亡くしての気丈な受け答え。

 

マスコミの人も仕事ですから、次々質問します。

こうして私も映像を見ている立場ですが、

とにかく胸が締め付けられるような思いです。

 

麻央ちゃんのブログで多くの応援してくれた方々への

感謝の形が、この会見だったと締めくくられていました。

 

麻央ちゃんと海老蔵さんから

何を与えてもらったのかそのことを考えています。

 

やっぱり、愛かなぁ、と思います。

 

自分がつらい時でも相手のことを考えられる強さ、

日常を送れる幸せ、最愛の人達と過ごせる幸せ、

今はただ、ご冥福を心から祈るばかりです。

 

実は、なんと昨日は、私の母の誕生日でした。

母と旦那さんと私の3人で楽しく過ごすことができました。

当たり前の幸せに感謝し、日々を過ごします。

 

皆様も笑顔で過ごせますように。

今日は診察でした。

BCGの6回コースから8回へと提案されたのも束の間、副作用にやられてしまい、薬にお世話になりました。

先週からは薬も飲まないよう、旦那さん頑張りました。頻尿や膀胱痛もだいぶおさまってきた様子です。

さて、本日の先生との診察。
安定していることを旦那さんは伝えていました。

7月11日に内視鏡、
18日からはBCGの量を80cc40ccに減らし、
再スタートになりそうです。

もし、BCGがしんどければ、別の抗がん剤にしようと言われましたが、旦那さんはもっとつらくなるんですよねと質問してました。いや、BCGに比べればそうでもないという先生の答えに、えっそうなの?と意外な回答でした。

私もそうなの?と思いましたが、
確かにBCGは副作用が半端ないです(*_*)

でぶになったと気にする旦那さんは
お風呂上がりに腹筋を15回するぞと
意気込み、ふうふうとしてました(^_^;)

元気になったみたいで
少し余裕がでてきました。

見守ります~(^-^)


医療従事者によるボランティア開催の

がんの集まりに旦那さんと参加してきました。

 

行ってよかったです。暖かい空間でしたおねがい

 

緩和ケアは、終末医療のための言葉ではないそうです。

医療従事者でさえも、勘違いしている人がいるとのこと。

 

すべての段階で、その段階に合わせたケアが

必要と冒頭話されていたのが印象的でした。

 

レクチャーあり、視聴VTRあり、経験談を話す場面ありと、

がんの部位は違いますが、進行役の方が場を仕切ってくれ、

それぞれの考え方や経験を話し合いました。

 

心の健康や食事、仕事、運動など、さまざまなテーマで

話し合っていくのですが、一番の記憶に残っているのは、

「先生とのコミュニケーション」というテーマでした。

 

参加者のある方がおっしゃったんです。

私が関わってもらった先生は4名、そのうち最後の1名の先生が嫌いだった。

 

なぜ嫌いか考えた。その先生は良い結果を言ってくれなかった、

他の3名の先生は良い結果を言ってくれたから好きだったことに気づいた。

自分がいけない考え方をしていることに気づいた。

先生をリスクペクトしようと思った。指示を受けて良い結果につながったことは

積極的に伝えた。すると先生も喜んでくれ、先生のことが嫌いじゃなくなった。

 

衝撃的でしたびっくり

切羽詰まった状況下、本来なら相手から気を遣ってもらえる存在のがん患者が、

客観的な視点で見つめ直し、先生と新たな関係性を築くための行動を自ら行い、

そして良い結果をもたらしています。

 

こっちはがん患者なんですよ!!!

医師であるあなたが気を遣うのが当たり前でしょという

傲慢さを私の中にはっきりみつけた瞬間でしたショボーン

 

「・・・してくれない」と嘆くのではなく、

「・・・ください」とお願いしてみます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨日は花火で癒され
今朝は来宮神社でお参りです。

こちの神社の御神木は、
一巡りすると一年寿命が伸びる
ひとつ願い事をしながら廻ると叶うそう。

もちろん、
旦那さんのことをお願いしました(^-^)v


昨日は、プチごほうびのエステ行きました。
心地よい時間を過ごしました!
その後、やはり売り込み攻撃が
なんとか交わし、次の予約を入れました。

さて、今日はつかの間の休息!
旦那さんと新幹線で熱海へ。
花火を見に行きますおねがい


旦那さんは薬を飲むのをやめてます。
さほど痛みはない様子ですが、見守ります。