6月6日は、かえるの日だそうです。
けろ(6)けろ(6)の語呂合わせとか。
この日、ガンセンターに診察を受けに行きました。
先生に聞きたいことはたくさんありました。
先生からのお薬確認が終わり、
「委縮膀胱の恐れは?」と尋ねる旦那さんの問いに
「治療続ければある」と言い切る先生。
「7割完治・3割についてはどうか?」の続いての問いに
「わからない、尿の細胞診をしてみないとね」と答える先生。
「今の状態だと不安、どうなったら良くなったとなるのか、
頑張る何かないんですかね」と続ける旦那さん。
「5/15・5/23の2回の尿検査では
良い結果が出ているけど、今はわからない」
一問一答の会話のラリーが続きます。
私は、思い切って先生に尋ねました。
「BCG治療がきかない人向けの治験があると聞いて、
先生は治験は肯定的?否定的?どのようなお考えですか」![プンプン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/013.png)
「私の尋ね方がきついんだよ」と
旦那さんにこの後叱られましたが、
先生はパソコンに入力していた手を止め、
くるっとこちらに向きなおしました。
正確な説明は記憶にないんですが、
確かこんなことを言ったのです。
「この病院でも治験は何千としてきたし、勧めた患者さんもいる。
まだ、○○さん(旦那さん)は、若いからちゃんと治療しなきゃいけない」
「私が医者になった頃はBCGはなかったから膀胱全摘出が基本治療だった
治験は効果が立証されていない、BCGという効果が立証されている標準
治療があって、できるのだからまずはそれをする」
「私がもし同じ立場で膀胱がんになってもそれをする。
BCBがきかないのであれば、摘出し命を守ることを最優先に考える」
先生の迷いのない真摯な物言いに圧倒されました。
がん告知から初めて、
旦那さんの前で泣いてしまいました![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
診察室から出ても涙が止まらない。
中待合室で待っている患者さんと家族の視線を
一気に浴びました![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
先生は、BCG副作用が起っている現状から回復し、
BCGができる状態に早く戻しましょう、ということだったらしい。
私達は、先の見えない不安な闘いに、
見つけたひとすじの光が治験だったのかもしれません。
私は旦那さんの前で泣いてしまったことに罪悪感を感じつつ、
私の心も相当弱っているから、ケアしてあげようと思ってます。
旦那さんは、極力、薬を飲まないことにチャレンジし始めました。
見守っていきます。
皆さまにも当たり前の日常の幸せが続きますように!