褒め言葉追加 | 行け! 武蔵小山撞球隊

行け! 武蔵小山撞球隊

長年性懲りもなくビリヤードをつづけてきたおじさんが、
なんだかんだといい加減なことを綴ります。

 

前回の褒め言葉の続きですけど、最近「重い球」というのをよく聞きます。

「あの人は重くていい球を撞くねえ。」とか、

「アイツはよく入れるけど球が軽いな。」とか。

数年前にひとりで練習していたら、B級の若者に声をかけられたんですよ。

「重い球の撞き方を教えてください。」

みなさんでしたらどうします?

 

でもアレですね。

私がB級の頃に、いや、B級どころかA級に昇格してからも長い間、球が重いとか軽いとか考えたこともなかったですよ。

まあ、そういう話を聞いたことはあったかも知れませんが、意味わからんし・・・

それだけビリヤードの研究が進んだんでしょうね。

 

 

さて、重い球。

野球の投手の球が重いと打球が伸びないそうですし、たしか卓球部の連中が重い軽いと言っていた覚えもある。

でも、バスケットでは聞きません。

ビリヤードで球質が重いとどうなるんだろう。

 

 

というわけで、何年か前の記事で書いた私の考えをササッと再掲しておきます。

 

まずは軽い球。

これは、弾きやすい球のことだと思います。

 

 

こういうフリが少ない球を撞いてかたまりに強く当てるには、思い切り弾かせる必要があります。

 

 

その時にキュー先を外側に逃がすような撞き方をすれば軽い球になって弾けるはず、というのが私の考えです。

 

逆に、重い球は弾きにくい。前に行きたがる性質を持っていると思います。

 

以上。

こういうのはあまり熱心に書き始めるとどんどん深みにハマってキリがなくなりますので、この辺でやめておきます。

 

 

 

本日の本題はここからです。

件のB級君とここまで書いてきたような話をしたわけですが、どうも噛み合わない。

 

 

こんな図を紙に書いたりして説明したんですけど、ピンとこない様子なのです。

それでよく聞いてみると、なんと彼の言う重い球は手球ではなくて先球のことだったのです。

 

 

重い先球

 

 

じつは私、先球の重さについて今まで考えたこともなかったのです。

まさに盲点。

 

ちょっとみなさんに質問なんですけど、先球に重いとか軽いとかあるんですか?

本当にわからないのです。

 

 

もし重い先球というのがあったとして、どんないい事があるんだろう。

 

 

いろいろ考えた末に、やっと思いついたのがこれ。

ギリギリの8番を入れるのに左の短クッションを舐めたとします。

カタカタで止まるかどうかギリギリの時に、ほら、重い球は前に行きたがる性質があるのでもしかしたらそれで入るかも知れない。

 

いくら考えても、重い先球の利点はこれくらいしか思いつかないんですけど・・・

 

 

 

本日は訳のわからない記事でしたけど、ここで褒め言葉の追加です。

「突っ込みがいいねえ。」

「よく考えてるねえ。」

「球の転がし方がうまいねえ。」

前回初心者が喜ぶ褒め言葉をいくつかご紹介しましたが、これにもうひとつ加えようと思います。

 

 

「重い球を撞くねえ。」

 

 

正直なところ、重い球というのが初心者に理解できているとは思えないんですけど、なぜかみんな喜んでくれます。

「うむ。これは使えるぞ。」

すっかり気を良くしていたら、ある日鋭い反撃を受けたのです。

 

「あのぉー・・・」

 

 

 

 

 

 

「重い球ってどんな球ですか?」

 

・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

・・・・・・・

 

 

最近の初心者は理屈っぽくていけませんな。