続・おっつけ | 行け! 武蔵小山撞球隊

行け! 武蔵小山撞球隊

長年性懲りもなくビリヤードをつづけてきたおじさんが、
なんだかんだといい加減なことを綴ります。



あまりにも寒いので暖かそうな写真を載せてみました。
ポリネシア(タヒチ)のボラボラ島です。



こんな水上コテージに泊まってね。
床下で波がチャプチャプなわけですよ
いいなあ。



あああっ!!
海の中でメシ食ってやがる!!


私が風神雷神だったら大雪を降らせてやるところです


行ってみたいなあ。
でもここ、8割くらいがハネムーン客なんだそうですよ。
そんな場所におっさんだけで行ったって、どうせ朝から大酒食らって海で溺れて、新婚さんに救助されるのがオチです


・・・・・うーん・・・・・

誰かハネムーンにつきあってくれない?



さて、前回の「おっつけ」のつづきです。
本日の記事はオカルトに類する私の妄想が多く含まれていますのでご注意くださいませ。

念のために「おっつけ」と「払い」の動画を再掲しておきます。



「おっつけ」。



これは「払い」。


2年ほど前にインドネシアに行った折に小杉純一と球の話になり、その時ちょうどこの「おっつけ」に話が及んだのです。
彼曰く、

「おっつけは重い球になる。」

言うまでもありませんが、これは手球の重さが何グラムあるかという「重量」ではなく「球質」の話です。



「星飛雄馬の球は軽いからよく飛ぶぞ。」
まあ、それと同じような意味合いですな。


「重い球」とは何であるか。
このあたりから、いよいよ私の妄想のはじまりです。



ちょっと図を作ってみました。
これはキューの進む方向を示したのですが、外側の黒い部分を切り取ったと考えます。
包丁でゆで卵を切る感じですな。
その時に、黒い部分が広いのが重い球、狭いのが軽い球。
私はそう考えています。

ヒネる時に、横→横よりも横→内(おっつけ)の方が黒い部分は広くなりますし、横→外(払い)は狭くなります。
「おっつけは重い球になる。」というのは、たぶんこの理論でしょう。

上図を横に向けると押しや引きになりますが理屈は同じことで、したがって私の理論では一番重い球は芯撞きということになります。


紙の上の話はここまでにして、問題は実際に撞く時に重い球と軽い球とでは何が違うのか、ということです。
まあこれはいろいろあるんでしょうけれど、

「軽い球は弾ける。重い球は弾けない。」

私は大雑把にそう解釈しています。

たまに「重いのがいい球、軽いのはヘタな球」という説を聞きますけど、本当ですか?
軽い球を撞くのって、けっこうむずかしいんですけどねえ・・・
これはたぶん、「軽い」という言葉は「尻が軽い」「軽佻浮薄」のように悪い意味が含まれているので、なんとなく軽いのは×ということでしょうが、それはビリヤードとは別の話です。



フリの少ないブレイク。
私は自説に従って右を払います。
軽い球を撞いて弾かせたいからです。



同じ球でも押して下から壊す場合は、そうですねえ・・・
このフリでしたら、少なくとも私は払わないです。



払うのはこれが怖いのですよ。



かといって、もっとフリが少なくなったらこれは全力で払います。
むずかしいところです。



じつは前回の記事に、京都の「屯所」から異議申し立てがありましてね。
「それは違う。」と。
球の話は同じ意見ばかりではおもしろくありませんので、私はこの申し立てに喜んでしまい、腕まくりして今回の記事を書いているわけです。

これはですね。
2月の「14-1サミット」に屯所の主人も参加するのですが、彼と私はお互いに自分の方が強いと思っていますので、まずは先制攻撃を仕掛けてきたんでしょうな。
前哨戦といいますか、既に戦いは始まっているのです。
「お前の球はまちがっとる。」とか言って私を動揺させ、オロオロしている隙にゴールインしようという作戦に違いない。



アマい!





天地真理です


相手が仕掛けてきた時こそがチャンス。
「屯所」の理論では、弾かせた(払った)方が手球は長く出る(伸びる)とのことで、もちろんそういう場合も多くあります。
そこで、ちょっと反撃開始です。



「屯所」に送り込む刺客はこの球。
3番を入れるついでに右側のトラブルに当てておきたいところです。
右下を撞くのは当然として、おっつけるか、それとも払うか。



この球は、手球がクッションに入ったら南無三宝。
後は手球の回転に応じて転がっていくだけです。



これを伸ばすにはたくさんヒネる事も大事ですが、その前に手球がクッションに入るのをほんの少しでも遅らせることが最も大事です。
つまり、弾かせては(払っては)いかん。
そこで、おっつけの登場になるという寸法です。

『結論』
この球を払うのはいなかもんです



いまごろ「屯所」は大騒ぎになり、緊急幹部会を招集しているはずです。

ぷぷぷ

寒い中ご苦労さまです。