社会人になったばかりの頃、ルーティン・ワークという言葉を教えられた。仕事の流れが定まっており、毎日のように繰り返される業務だが、決しておろそかにしてはいけない、しかし、円滑に回せたからと言って仕事ができたなどと思い上がるな、という説明だったように思う。


この言葉を思い出したのは、個人事業主になった途端に忙しくなったからだろう。いろんな相談を頂けるようになり、こちらから提案はするのだが、新しく何かを始めるにはお金や場所や人が必要で、簡単には始められない。又、始めた後もなかなか予定通りには行かないことを経験した。


長く勤務した会社で私が担当していたのは、そうやって先輩の皆さんが始め、苦労して伸ばし、何とか軌道に乗せられたビジネスだったのだ。自分では斬新なことをしてきたつもりでいたが、ルーティンの語源であるルート(出来上がった道)の上を歩かせてもらっていたのだろう。



今年67才になるから、ラグビーゲームなら後半の後半に差し掛かってはいるが、未だ時間はある。新しいビジネスを作り上げたいものだ。重い反則でシンビンだけは食らわないようにしないと(笑)

毎年、何人かの方が「年賀状を楽しみにしています」と言ってくださるので、12月になると翌年の干支にまつわることわざを探し、それを何とかイラストにできないかと工夫するのだが・・・。


1998年の寅年。



2010年の寅年。


そして、今年の寅年。



次の寅年は2034年だ。78才になっているが、どんな年賀状にするかを考え、ことわざを調べ、何度もイラストに画き直せるだけの好奇心や気力のある私でいたいと思う。


今年の手帳はまだ空白だらけだ。


去年の手帳を読み返して気付いたことは、「記憶に残っている日」が案外少ないことだ。ダラダラ過ごしたつもりはないが、時刻や会議の名前、お取引先を訪問したことなど書かれていても、その内容を正確に思い出せない。反面、「バイオリン発表会」など演奏中にミスしたところまで覚えているから、この差は何なんだろうと思う。

毎日のことを覚えるのは難しいし、あまり意味がないかもしれないが、せめて「今日を記憶に残る日にするぞ」くらいの意気込みで毎日をスタートさせてみようかなと思う。