3年ぶりに横浜市の西区で「西区民合唱祭」が開催され、DSKクワイア(旧名:男声讃美歌研究会)が出演することを知った。私は現在休会中の身だが、考えてみると、DSKクワイアの演奏を客席で聞いたことがない。これは良い機会だと思い、会場の神奈川県立音楽堂へと急いだ。



以前は30を超える合唱団が出演していたように記憶するが、新型コロナのせいで合唱練習がままならなくなり、参加を見合わせる合唱団が多かったのだろう。結局、参加は11の合唱団のみだったが、3年ぶりの合唱祭とあり、ステージに出てこられた方々は皆さん生き生きと歌い、嬉しそうな表情をされていた。

そのなかでDSKクワイアは10番目に登場、先ずは讃美歌の「恵み深き」を歌い、客席に平和な空気が満ちると、次に「ふるさとの四季」から、故郷、鯉のぼり、われは海の子、紅葉、雪の5曲を披露、最後に「故郷」に戻って歌い上げると、客席から大きな拍手を受けていた。

ピアノ伴奏者を入れても総勢13名の小さな合唱団だったが、パートごとの歌声が綺麗に揃い、歌い始めや歌い終りがとても優しく丁寧で、そのせいか、歌詞が染み入るように耳に入ってきた。一人ひとりが好きに歌うのではなく、回りの音に細心の注意を払いながら歌う・・そういう大人の余裕を感じさせる合唱だった。「君も復帰したければ、早く大人になりな」と言われたような気がしたが、すみません、もう少し時間が掛かりそうです(笑)

一昨日の土曜日、JAPAN XV 対 AUSTRALIA A の試合を観に行った。



キックオフ直前まで、ジャパンはダブルタックルのタイミングを確認するかのような練習を繰り返していたし、勝つために失点をゼロか最小限に食い止めるぞ、という強い意欲を感じた。一緒に観戦した同僚のラグビー経験者、Y原さんには「試合前にこんな激しい練習をさせられたら、僕なら試合で使いものにならへんわ」と言って笑い合ったが、キックオフ早々からジャパンは鋭く前に出るディフェンスで間合いを詰め、オーストラリアに攻撃のリズムを作らせなかった。ジャパンは何度かオフサイドの反則を取られたし、オーストラリアには意図の感じられないキックが目立ったが、それくらいジャパンの前に出る圧力は凄かったのだろう。



互いに大きくはゲインできず、両軍とも前半はPGのみの得点となったが、ジャパンの攻撃には「ここではこう攻める」、「こんな攻め方ができるはずだ」みたいな共通の認識を感じさせるものがあり、結果として味方選手のサポートを早く受けられることから、連続攻撃を可能としていた。一方のオーストラリアは個人技によるゲインが時に孤立し、複数のジャパンの選手に押し戻されるシーンもあった。プレーに参加する頭数でジャパンはオーストラリアを上回り、互角に戦っているのだと思った。

 

残念ながら、後半の後半になってジャパンの前に出るディフェンスのスピードに差が出始め、その分、オーストラリアに攻撃の余裕や選択肢を与えてしまったように見えた。元々フィットネスに勝るオーストラリアだから、頭数が互角になるとジャパンはじわりじわりと押し込まれ、タイミング良くオーストラリアにボールが出るようになる。キックオフ早々、オーストラリアの選手がトップスピードになる前に鋭いタックルで止めていたジャパンだが、それでも大きくて重いオーストラリアの選手と当たり続ける内に体力を消耗したのかなと思う。第2戦、第3戦に期待したい。

朝のウォーキングで彼岸花が咲いているのを見付けた。花言葉を調べようとしたら、「ヒガンバナの別名・異名」という解説が出てきて、方言も入れると千以上の名前があると分かった。



曼珠沙華(マンジュシャゲ)、天蓋花(テンガイバナ)、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、歯欠婆(ハッカケババア)・・・ちょっとおどろおどろしい名前があるのは、田畑だけではなく墓地にも多く植えられたことが理由か。どうやら球根にはモグラやネズミの侵入を防ぐ毒があるらしい。

これら多くの名前から感じ取れるのは、豊かな人々の想像力や発想力だろう。同じ花を見て、ある人は曼珠沙華(天界の花)と名付け、ある人は地獄花と見る。中には、歯欠婆(ハッカケババア)という名前もあるが、これには物語がある。

強欲でケチなお婆さんが彼岸花を買い占め、自分の田んぼの周りをぐるりと囲み、モグラやネズミが近付けないようにしたのだとか。村人が「婆さん、ネズミやモグラがオラたちの田んぼに逃げてきて困ってるだ」と声を掛けると、お婆さんがニヤリと笑い、開いた口から欠けた歯が見えたらしい・・・というのは私の作り話だが、この程度の想像力、発想力じゃダメか(笑)