第7回ひらつか七夕コンサート「星空のレジェンド」を聴きに行った。総指揮・音楽監督は同志社混声合唱団で指導頂いている中村拓紀先生だ。チラシには「ミュージカルでもオペラでもない、合唱でつむぐ七夕の物語」と書かれていたが、プロのオペラ歌手、ピアニスト、ナレーター、子供たちの合唱団、大人の合唱団、そしてダンサーの総勢100名近い方々がそれぞれの役割で七夕の物語をつむいでおられ、大変聴き応え、見応えのあるコンサートになっていた。
序曲からフィナーレまで13曲から成る物語で、牧場で働くアルテオが天帝の孫娘ヴェガと恋に落ちるところから始まる。二人は子供も授かって地上で幸せに暮らしていたが、それを知った天帝が怒ってヴェガを天に連れ戻す。アルテオはヴェガを取り戻そうと牛に乗って天宮まで行くが、ヴェガとは天の川で引き離され、悲嘆にくれたヴェガが天の川を氾濫させる。困った天帝は、止む無く年に一度だけ二人の逢瀬を許し、それを知った子供たちや村の人々が地上で共に祝うところで物語は完結する。
高音で透き通るような子供たちの歌声には心洗われる思いがしたし、ヴェガになりきって第3曲の「私はヴェガ」を歌う女声合唱のご婦人たちはチャーミングで大変微笑ましかった。圧巻はフィナーレで、子供と大人の合唱団、オペラ歌手、ピアニスト、ダンサーの総勢100名近い方々がステージの上で歌い踊って七夕を祝い、そのエネルギーが観客席にひしひしと伝わってきた。エンディング後の拍手が鳴り止まなかったのは、これだけ大勢の人が見事な一体感を見せて演じるようになるまで、どれだけの練習を積み重ねられたのかと想像したからだろう。素晴らしいコンサートだった。
