バイオリンの詩子先生からお借りした。



10年前なら、このタイトルに興味を引かれることはなかったと思うが、私の母は70才で、父は78才で亡くなっており、平均すると74才、一方、私は今年68才になるから、僅か6年後にその年齢に達することになる。それを思うと、佐藤愛子さんはどのように死にたいと思われたのか、参考までに知りたいと思った次第。

しかし、いざ読み始めると、佐藤愛子さんが経験された霊体験が次々に出てくるし、それを解決すべく、美輪明宏さんまで登場され、なかなか「こんなふうに死にたい」が出てこない。それはそれで興味深くはあったのだが、深夜、一人で読み進むうちに、臆病者の私は小さな物音にもドキッとするくらい怖くなってきた(-_-;)

ただ、ご友人の作家、川上宗薫さんがリンパ腺の癌で8ヶ月の闘病の末にお亡くなりになることを書かれたくだりで、佐藤愛子さんの「こんなふうに死にたい」が分かったような気がした。川上宗薫さんは死の間際まで口述筆記をされていたが、それについて佐藤愛子さんがこんなことを述べておられるからだ。

「彼の口述筆記は生き続ける手段であると同時に、死ぬための手段でもあったのだ。死ぬために彼は残ったエネルギーを使い果たさねばならなかった。本能が彼にそう教えたのだ。エネルギーの強い人間が死ぬためには、それだけの苦闘が必要なのだろう。」

恐らく、エネルギーの強い佐藤愛子さん(99才!)も最後まで書き続けられるのだろう。さて、私もエネルギーの強い方かも知れないが、「アイツは最後まで食べ続けたなぁ」などと笑われないようにだけ注意しようと思う。

昨年、ひょんなことで知り合ったソプラノ歌手、富永美樹さんからコンサートのこ案内を頂いた。



富永さんとメゾソプラノ久利生悦子さんは共に獅子座のお生まれで、しかし女性二人がライオンを名乗るのはちょっと・・ということから、フランス語読みの「リオン」と命名されたらしい。ピアノは小滝翔平さん。

演目にはオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」や「ファウスト」の曲もあれば、ヒットした映画音楽や昭和歌謡があり、それをお二人の共演、富永さんの独唱、久利生さんの独唱、小滝さんのピアノ伴奏と独奏で演奏するという面白いプログラムだった。

私の好みだが、富永さんの「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ)と「宝石の歌」(オペラ「ファウスト」より)、久利生さんの「あなたの声に心は開く」(オペラ「サムソンとダリラ」より)は特に良かった。又、小滝さんが演奏された映画「ひまわり」愛のテーマには心を揺さぶられ、危うく泣きそうになった。

こじんまりとした会場にファンの方々が詰めかけ、最初から最後まで暖かで和やかなコンサートだった。

元旦から早や1ヶ月経過、あっという間に過ぎ去ったと感じるから、いったい何をしていたんだろうと手帳を見た。


2日(月)

1月いっぱいで閉店する東急本店を訪問。セールに人だかり。私は定価で買ったものしか大事に扱わないから、近付かないで素通り。


4日(水)

同志社混声合唱団(東京)の練習会場を予約すべく、堀切の施設へ。朝8時30分に到着、9時から抽選、運良く取れてガッツポーズ。


5日(木)

仕事始め。スーツ販売会社を表敬訪問。在宅勤務で太った人がスーツを買い替えていると聞いて愛想笑いしたが、実は私もその一人。


8日(日)

表千家の初釜を見学、何もかもが珍しく、長い歴史や伝統を感じ、ため息の連続。しかし、正座は5分以上の連続ならず。


14日(土)

同志社混声合唱団(東京)の総会で幹事長に立候補。合唱ど素人の幹事長は私たちが支えねば、と7名の団員が運営委員に立候補。感謝。


17日(火)

近所のジムを訪問。なんで平日10時から17時までのみ使用できる割安会員を勧めるの?60才以上限定?自分の歳を忘れてた。


20日(金)

ラグビー部OB幹事会に出席。以前は敬語を使う相手が多かったが、今や敬語を使ってくれる相手がほとんどだ。引退を決意。



27日(金)

大学の同級生が茨城から訪ねて来てくれた。地元企業の社長で70才までは働くと意気軒昂。これからの生き方が大事、で意見一致。


2月も動くぞ。