同僚のご主人が亡くなられた。

まだ51歳という若さだった。

奥さんと3歳の娘さんを残し、悔しい思いをされたのだろうか。


身近にこういうことがあると、メメント・モリという言葉があったことを思い出す。ラテン語で「いつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味らしい。残された同僚には慰めにならない言葉だろうが、何もできない自分に対する情けない気持ちや申し訳なさは少し軽減できるように思う。


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斉藤一人さんの「眼力」を読んだ。


斎藤一人さんは銀座まるかんの創設者で、実業家として大成功された方だ。なんと、1993年から12年間連続で納税額ベスト10という日本記録を打ち立て、2004年までに累計173億円の納税をされたとか。


ボルネオ7番のブログ-斉藤一人さん


文章には飾り気がなく、思わず引き込まれ、笑わされ、しかし読んだ後、なるほどなぁ、と考えさせられる。同じ現象を見ていても、本質を見抜かないとだめだということなのだろう。だから「眼力」。


そんな一人さんが、日本で始めて養鶏場を経営された方のお話を紹介されていた。それまで放し飼いにしていたニワトリをオリの中に入れたところ、卵を産まなくなったのだという。ニワトリというくらいなので、庭で飼われ、あっちこっち好きに動くのがニワトリ。ところがオリに閉じ込められてストレスを感じ、卵を産まなくなったらしい。


そこで経営者はどうしたか。なんと、ヒヨコの段階からオリに入れて育て始めたのだという。結果は読み通りで、ヒヨコはオリの中の生活に慣れっこになり、ちゃんと卵を産むようになったという。ヒヨコ=子供、オリ=学校、と考えると、実に考えさせられる話だと思う。


私たちは学校で多くのことを学んできたが、一方、そこで失ってしまったものもあるのだろう。その最たるものは野性や感性という、私たちが元々持って生まれてきたものかも知れない。


毎朝、遊歩道を歩いて駅まで行く。

次々に季節の花が咲くので、ついつい眺めては歩みが遅くなる。


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一言も話せないのに、これだけ見る人を楽しませる花々があることを思うと、ベラベラ喋れる私は、せめて人の悪口など言わず、人を勇気付けたり温かい気持ちにさせる言葉だけを口にしたいと思う。