斉藤一人さんの「眼力」を読んだ。


斎藤一人さんは銀座まるかんの創設者で、実業家として大成功された方だ。なんと、1993年から12年間連続で納税額ベスト10という日本記録を打ち立て、2004年までに累計173億円の納税をされたとか。


ボルネオ7番のブログ-斉藤一人さん


文章には飾り気がなく、思わず引き込まれ、笑わされ、しかし読んだ後、なるほどなぁ、と考えさせられる。同じ現象を見ていても、本質を見抜かないとだめだということなのだろう。だから「眼力」。


そんな一人さんが、日本で始めて養鶏場を経営された方のお話を紹介されていた。それまで放し飼いにしていたニワトリをオリの中に入れたところ、卵を産まなくなったのだという。ニワトリというくらいなので、庭で飼われ、あっちこっち好きに動くのがニワトリ。ところがオリに閉じ込められてストレスを感じ、卵を産まなくなったらしい。


そこで経営者はどうしたか。なんと、ヒヨコの段階からオリに入れて育て始めたのだという。結果は読み通りで、ヒヨコはオリの中の生活に慣れっこになり、ちゃんと卵を産むようになったという。ヒヨコ=子供、オリ=学校、と考えると、実に考えさせられる話だと思う。


私たちは学校で多くのことを学んできたが、一方、そこで失ってしまったものもあるのだろう。その最たるものは野性や感性という、私たちが元々持って生まれてきたものかも知れない。