暗いニュースが多い中、ホッとする記事を見付けた。毎日新聞の「女の気持ち」という読者投稿欄だ。



投稿された女性は6年前に夫から「残りの人生、おいしいものを食べて暮らしたい。これからは俺が好きなものを好きなように作っていく」と宣言されたとのこと。どうせ長くは続かないだろうと思っていたが、おいしそうなレシピをノートに書き留めて作るなど、料理人としての腕を上げておられるらしい。だから「私は食べる人」なのだ。


こういう食材の買い出しからお料理まで出来る男性は素敵だと思う。私も一念発起してお料理教室に通ったことがあるが、レシピ通りに作った料理より妻が「味付けは適当で良いのよ」と言いながら作った料理の方が数段おいしいから、再び食べる方に回ってしまった。


私が「料理する人」になれる日は来ないと思うので、せめて「食べるときに必ず『おいしい。ありがとう!』という人」、「食器を洗う人」、「シンクをきれいに清潔に保つ人」であろうと思う。その前に、この投稿が妻の目に触れることがないよう、「不都合な記事は隠す人」にならないと(笑)

3月8日の「国際女性デー」に因む興味深い記事が毎日新聞に出ていた。内閣府の2024年度「地域における女性活躍・男女共同参画に関する調査」を情報公開請求し、例えば、「地域や親戚の集まりの準備やお茶出しは女性の仕事という意識があったか」など9つの質問を18才から39才の男女1万人に投げ掛け、その回答から都道府県別に「性別役割分担意識」があったかどうかを分析したとのこと。



先述の「地域や親戚の集まりの準備やお茶出しは女性の仕事という意識があったか」に対し、「よくあった」や「時々あった」と回答したのは大分県が最も多くて41.6%、次が山梨県の41.3%、そして香川県の41.2%と続く。その他の質問である「家事・育児・介護は女性の仕事」や「男性が前に立って女性は後ろで支えるべきだ」についても、東京や大阪など都市部に比べると地方にそういう意識が強く残る結果となっている。

私が働き始めたのは1978年で、男女雇用機会均等法が施行される前だったから、採用も職務内容も待遇も男女間で明らかな差があったし、私の母が専業主婦だったこともあり、私自身もそれを不思議には思わなかった。それを証拠に、私は冗談交じりではあったが「三人娘の長女は医者に、次女は弁護士に、三女は芸能人に嫁がせる」と言い放っていたし、回りの方々も「それは良い考えですね」と堂々と肯定するような時代だったのだ。

そんな私の考え方を変えたのは男女雇用機会均等法ではなく、アパレル企業で出会った女子社員の方々だ。目的に対する達成意欲や同僚たちを叱咤激励する熱い情熱は同年代の男性に比べて遥かに迫力があったし、忖度なしに直言できる彼女たちこそ、この会社を変化させてきたのだと思った。それからは娘たちに「きちんと仕事が出来る女性になって欲 しい」と思うようになった(笑) 意識を変えることは簡単ではないけれど、目に見える行動が着実に変化を促して行くのかなと思う。

ジム・ロジャースさんの新著だ。



数年前から「バブルが崩壊する」と予告されているから、ジム・ロジャースさんのことが嫌いな方は狼少年のようだと批判されるが、私は政府の借金(国債)が増え続けるアメリカと日本のことがどうしても気になってしまう。

ジム・ロジャースさんは子供の頃に父親から「しっかり稼いで貯金するように」と教えられ、今も「貯蓄や投資が先で、消費はその後だ」とおっしゃる。

個人や法人の経済活動と国家が政治として行う経済活動は異なるのかも知れないが、紙幣の大量生産(金融緩和)は紙幣の値下がり(通貨安)を招くように思うし、お金は小心者の怖がりだから、株式市場や不動産市場で少しでも不安を感じたら、一斉に引き揚げるのかなと思う。

戦争や紛争が絶えないし、このところ地震も多いように思う。世界や日本を動かすことは出来ないが、自分のことは動かせる。健康に留意して目を大きく開き、どんな世の中になるのか、しっかり見ようと思う。