北海道大学、東北大学、東京大学の三大学OBの男声合唱団が「歌い継ごう明日へ2026」と銘打ってジョイントコンサートを府中の森芸術劇場どりーむホールで開催された。



最初にエール交換のため、北大OB合唱団43名、東北大OB合唱団68名、東大OB合唱団39名、合計150名の紳士がダークスーツに身を包んでステージに勢揃いされたが、これがなかなか壮観な眺めで、回りから「おぉ・・」という声が聞こえて来た。更に、各校が順に寮歌や校歌を歌い始めると、力強く伸びのある歌声がホールに響き渡り、男声合唱の醍醐味をいきなり味あわせてもらった。

北大の東京OB会クラーククラブは男声合唱組曲「わがふるき日のうた」から4曲、無伴奏男声合唱組曲「あの日たち」から2曲を歌われたが、柔らかだが力強い歌声、自然に声が重なり、無理なく流れて行く美しいハーモニーにうっとりした。

東北大男声合唱団OB会は男声合唱とピアノのための「時代」から6曲を歌われたが、昭和50年前後にヒットした曲ばかりで、耳に快いピアノ伴奏とリズム感抜群の元気な歌声が印象的だった。「サボテンの花」が特に良かったように思う。

東大音楽部OB合唱団アカデミカコールは男声合唱曲集「地平線の彼方へ」から5曲を歌われたが、指揮者の方と合唱メンバーの方々との一体感が伝わって来るようで、バランスの良いハーモニーを安心して楽しませてもらった。

最後の合同ステージは全員で各大学ご当地の「麦の歌」、「荒城の月」、「東京キッド」、その後、組曲「富士山」から「作品第肆」、組曲「水のいのち」から「海よ」の5曲を披露されたが、どれもこれも感情豊かな演奏で感動した。特に「麦の歌」は力強い歌声なのに透明感があり、若くて爽やかなハーモニーが素敵だったと思う。豊かな時間を過ごすことができた。感謝。

ジョン・ミアシャイマーという1947年生まれの国際政治学者の講演記事を読んだ。Japan Forward という産経新聞が支援する「日本の情報を英語で発信するニュース・オピニオンサイト」に出ていた記事だ。


(Japan Forwardサイトから拝借)

最初にさらっと読み進めたら、ミアシャイマー教授が、「11月7日の国会答弁で台湾有事が日本の存亡を脅かす可能性に言及した高市首相を称賛し、その発言を賢明だと評した」と書かれていたので、ホンマかいなと驚き、きちんと読み返し、次のことが分かった。

ミアシャイマー教授は「攻撃的現実主義(offensive realism)」を提唱されており、冷戦後に米国が享受してきた圧倒的な優位性が失われた結果、米中間の競争関係が今世紀の国際政治を規定していくし、そもそも大国は自国の生存可能性を最大化しようとするものだ、とおっしゃっているのかと思う。

そういう考え方からすれば、高市首相が中国の台湾への侵攻がどういう結果になるかを明確に示したことは、戦争の可能性を低くする効果があったということなのだろう。又、ミアシャイマー教授は「核兵器は究極の抑止力」ともおっしゃったようだが、それを聞いた聴衆から持続的な拍手が湧いたと書かれていた。「核兵器は持たず、作らず、持ち込ませず」が議論の対象になるようなら、難しい時代がやって来たのだと思わざるを得ない。

これまでの常識が通用するところ、これまでの常識では対応できないことが混在するのかなと思うので、取りあえず、何があっても受け止められる余裕を持ちたいと思う。

戦争は始めるのは簡単だが、終わらせるのが難しい、と識者の方々がおっしゃっている。確かにその通りだが、問題は、終わるまでに多くの生命が奪われてしまうことだろう。何とかならないものか。そんな思いで新聞を読んでいたら、こんな川柳を見付けた。



過去に一度だけ応募し、見事に空振りで終わってしまった「仲畑流万能川柳」だが、短い言葉で真理を言い表せる方が世間には大勢居られることにいつも感心させられる。今回、感心したのは次の作品。


「したらいい指導者だけが死ぬ戦争」

どうだろう?もし、私が一国の宰相で軍隊を動かせるとして、しかし、最初に戦場に送り込む部隊に自分の子供や孫を入れなくてはならないとしたら、宣戦布告を私は迷うと思うし、できれば外交手段で解決を計りたいと思うだろう。終わらせるのが難しい戦争なら、何とか始めるのを難しくするしかないのでは?甘いかな?