予期せぬことが起こるものだ。なんと先週、テレビ朝日の「相棒24」という人気シリーズの番組にエキストラで出演し、短い時間ながら、講談教室で練習に励む生徒役をやらせて頂いた。
実は講談に興味があり、講談師の神田鯉風さんに頼み込んで講談について半年ほど学ばせてもらったことがある。たまたま神田鯉風さんの「井上半次郎 出世の宝くじ」と「義士銘々伝 両国橋の出会い」という講談を聞いたのがきっかけだが、その快いリズムと声色の変化で異なる情景が生々しく次々に浮かんでくることに驚き、これは凄い技術だと感心した次第。
そこで、神田鯉風さん(以下、鯉風先生)に「この歳で弟子入りは無理ですが、講談の手ほどきをして頂けないでしょうか?」とお願いしたところ、鯉風先生が「佐野源左衛門駆け付の一席」という短い物語を読んでくださり、これを録音して先ずは繰り返し聞いて真似するよう指導を受けた。
聞く限りにおいては難しく感じないし、やはり情景が生々しく浮かんでくるし、何となく出来た気になっていたのだが、いざ、鯉風先生の前で物語を読むと、全く思い通りに話せないどころか、声そのものに芯がないというか、実に頼りない声しか出ない。それでも鯉風先生の指導を得て、習い始めた半年前に比べれば上達したかな、とは感じていた。
そんな鯉風先生とのご縁で、講談の世界が出て来る「相棒24」の監修を引き受けられたという鯉風先生から「講談教室の生徒役をやってみませんか?」というお話を頂いた。その瞬間、好奇心が溢れ出て「やらせてください!」とお返事し、その後、撮影があり、先週15日にオンエアされた番組を見たのだが・・・あぁ、私の講談はこんなレベルか、と恥ずかしくなった。やはり奥の深い伝統芸能だ。鯉風先生、又、ご指導お願いします!
