高尾山口駅の改札を出たら、大きなイチョウの木があることに気付いた。
美しく黄葉し、男性に例えればロマンス・グレーという感じだろうか。優しさや落ち着き、深みを感じさせる趣きがあるように思う。
そのイチョウを漢字では「銀杏」とも「公孫樹」とも書くようだが、何でやねん、と不思議に思い、インターネットで調べてみた。
「銀杏」
イチョウの実の形が杏(あんず)に似ていて、殻が銀白であることから「銀杏」となった。
「公孫樹」
植樹後、孫の代になって実が食べられるように、という思いが込められ「公孫樹」となった。
なるほど!では、「イチョウ」という名前はどこから来たのかだが、元々は「葉が鴨の水掻きに似ている」ことから、イチョウは「鴨脚」と名付けられ、この中国語読みが「イチャオ」だったらしい。これが日本に伝わり、イチョウになったのだという。
この由来を知ると、「漢字」というのは如何に奥深いものかと思う。例えば人の名前にしても、「ジョンさんの由来はヨハネ、以上」で終わってしまうが、私のケンジは「賢司」で、しかし、説明しないと「健二」という元気な次男にされてしまう(笑)
漢字一つひとつに意味があるから、そこに込められた思いや祈りを感じ取れるということだろう。そんなことを考えながら高尾山に登ったのだが、いよいよ紅葉が始まったようだ。




