先々週、横浜まで出掛けたとき、山手聖公会という教会に立ち寄った。
用事があった訳ではなく、少し歩き疲れたところに門の開いた教会が現われ、これ幸いとばかりに厚かましく中に入り、一休みさせてもらった。それが山手聖公会という教会だった。
この教会の建物は三代目で1931年の竣工だとか。初代の教会は1863年に建てられたというから、大変歴史のある教会だ。しばらく長椅子に座らせてもらっていたのだが、「チャリティ・バザー会場」という張り紙が見え、誘われるように立ち上がると会場の小部屋に入って行った。信者さんが持ち寄られたものが販売されていたが、その中にとても可愛らしい人形があるのに気付いた。ベツレヘムでイエス・キリストが誕生した場面だ。
厩の飼い葉桶で眠っているのがイエス・キリスト、ひざまずいて生まれたばかりの我が子を見守る聖母マリアと天使、聖母マリアの隣に立っているのが父ヨセフ、天使の隣が羊飼い、そして、後ろに控えるのがベツレヘムの星に導かれ、東方からやって来た三人の博士たちだ。信者さんの手作りだと思うが、見ているだけで心が和んでくる。迷わず買わせて頂いた。
このイエス・キリストの誕生を知らせたというベツレヘムの星について、今も天文学者らによる研究が進んでいるのだそうだ。超新星や彗星だったという説がある一方、イエス・キリストの弟子による創作だという見方もあるらしい。しかし、このお人形を作られた信者さんにとっては、そんなことはどうでも良い話なんだろうなと思った。それでいいのだ。

