日銀副総裁に就任された岩田規久男さんの言葉だったと思う。


「デフレの最大の問題は(物価下落の継続で)モノに比べてお金の価値が上がった結果、企業がお金を使わずに溜め込んでいること。強力なインフレ予想が広がれば、企業も今後はお金の価値が下がると見て、投資などに動き出す」。


デフレについて語り始めたら、恐らく本2冊や3冊は直ぐに書ける方だろうから、上の言葉はエッセンス中のエッセンスを抜き出されたものだと思うが、どうしても「お金の価値が上がった結果、企業がお金を溜め込んでいる」というところが引っ掛かる。


お金を溜め込んでいる企業が確かにあると思うのだが、それはお金の価値が上がっているからではなく、これから先どうなるか分からないという不安と、これで儲けるぞという欲を満たす対象がないからではないか。所詮、人間は欲張りなくせに臆病で、その狭間で折り合いをつけてお金を使っているように思うのだ。


だから、溜め込んでいるお金を引き出すには、人の臆病さを吹き飛ばすような新しい商品や魅力的なサービスが出てこないといけないのかなと思う。そういう意味では、これまでの経済、社会、ライフスタイルが変わるぞという興奮を与えるような動きが次々に出てくればと望む。


そういう興奮がなく、人々が臆病さを克服することができなければ、、結局は不動産や株式という資産バブルを起こすだけで終わり、岩田さんがおっしゃる「お金の価値が下がると見て投資に動いた」を実証するだけの金融緩和になるような気がするのだ。


ローマ法王を選出する「コンクラーベ」・・・なかなか一回の投票では決まらないので、「根比べ」というダジャレまで出ているようだが、新法王が決まると「白い煙」、決まらないと「黒い煙」が上がる仕組みになっているそうだ。


ところが、そこに「ピンクの煙が上がった」というニュースがロイターから発信された。何のこっちゃ、と思ったら、バチカンのシスティーナ礼拝堂近くに集まった女性信者たちが、「女性を上位の役職から排除しているローマ・カトリック教会への抗議」としてピンクの煙を上げたのだという。


ボルネオ7番のブログ-ピンクの煙


神父さま、というくらいだから、カトリック教会では男性が指導的な立場を果たしてきたのだろうが、世の中の半分が女性ということは、信者さんの半分は女性だ。しかも、子供は共に長い時間を過ごす母親から大きな影響を受ける。そう考えると、女性に開かれた教会にしていくことが、安定した信者さんの獲得や維持にも貢献するように思える。


我が家は娘が三人だし、勤務先の取扱い商品は女性を対象としたものだから、女性の支持がなければどうなるか、生々しく想像できる(笑) ただ、女性の進出を阻む壁は以外に高い。こちらこそ「根比べ」が求められているのかも。

大八木淳史君が「体罰」について語っていた。

現在、芦屋学園中学・高校の校長先生を務めておられる。


ボルネオ7番のブログ-大八木君


私自身は中学、高校、大学、社会人とラグビーを続けたが、体罰を受けたことが一度もない。仲間内とこういう話題になると必ず登場される鬼のようなプロップのS谷先輩にしても、手を上げられたことは一度もなかった。ただ、S谷先輩には良く走らされた。


「お前ら、フロントがどんな思いをしてスクラム組んでるのか、分かっとんのか!」がフランカー陣に対する口癖で、ちょっとでも気の抜けた押し方や甘いバインディングを見せようもんなら、「グランド一周トップで走ってこい!」と走らされた。


今から思うと、フランカーを走らせている少しの間だけ、ヘロヘロになっているフロントを休ませようというS谷先輩の親心やったんかな、とも思うのだが、指導を受ける側からすれば、指導者のいうことに筋が通っていると思えるかどうか、そして、愛情を感じられるかどうかが重要だろう。


大八木君も山口先生にゲンコツを食らったことがあるようだが、あの山口先生のことだ、このままにしておいては大八木君が単なる不良で終わってしまうと思われたのだろう。痛い思いをされたのは大八木君ではなく山口先生の方だろう。その山口先生のおっしゃることの正しさや深い愛情を、感受性豊かな大八木君は一発で理解したのだろう。


話は戻るが、その後、S谷先輩がおっしゃる「フロントがどんな思いをしてスクラム組んでるか」をたまたま体験する機会があり、S谷先輩は100%正しいことを知った。あれはフツーの人間には耐えられません。以後、私はフロントの悪口を言わなくなったし、後ろでチャラチャラしてボールを粗末に扱うバックスには、「お前ら、フロントがどんな思いをしてスクラム組んでるのか分かっとんのか!」と言うようになった(笑)