そう言われて周りを見回すと、合唱団のメンバーも圧倒的に女性が多い。男女比1対4くらいか。この一年の間に新たにメンバーになられた方々も同じような比率だろう。私自身も何人か男性を誘ったが、興味すら持ってもらえなかった。その時は気にならなかったが、断る理由が「合唱の経験がないから」だったのは、ひょっとすると、新しいことへの恐怖心が女性より男性の方が強いということか。


それで思い出すのは、四国のどこかで調査したという「配偶者に先立たれた男性又は女性の寿命」だ。詳しい数字は覚えていないが、妻に先立たれた男性の寿命が短くなるのに対し、夫に先立たれた女性の寿命は逆に長くなるというものだった。同様の結果がアメリカでも見られるとのことなので、生命力という点では世界的に女性の方が豊かで強いということだろう。


ご婦人に対する攻撃を開始したと思ったらすぐさま反撃を受けて武装解除、そして無条件降伏という締まりのない結果となってしまったが、彼女が言ってくれたことは大変参考になった。過去には記憶があるから安心して戻れるし、自慢話の一つも言いたくなる。しかし、未来には記憶がないから不安を覚える。それでも、一歩新しい世界に踏み出せるのが女性で、躊躇してしまうのが男性。その差が、「男の自慢話」という形で出てくるのだろう。


男性の皆様、

自慢できる話を過去から引っ張り出すのではなく、自慢できるネタをこれからも作り続けようではありませんか(^O^)/ 男性と女性に寿命の差があるのは「好奇心の差」、更に言えば、「厚かましさの差」に違いありません。さぁ、思い切って新たな一歩を踏み出しましょう!・・・・で、誰か、私たちの合唱団に入りません?(笑)


男が延々と自慢話を続ける。それを聞かされる女性の方は、「その話は前にも聞いたわよ。ったくウザイんだから」と思ったとしても一切顔には出さず、「スゴ~イ!」と感心するフリまでする。


確かに男の自慢話はウザイかも知れないが、見方を変えれば表裏のない少年っぽさが残っているとも言える。それに比べると、女性は良く言えばオトナ、悪く言えば嘘つきではないか(-_-メ この記事を読んで反省はしたけれども、どこかオトナの女性に対し、一矢報いたい気持ちに私はなっていたのだろう。


そこに好機が訪れる。週に一度の合唱団の練習後のことだ。私より少し年上のご婦人と隣り合わせになった。その方に恨みなど全くないが、女性に対する憂さ晴らし攻撃を開始した。


ボル 「女性っておしゃべりですよね」

女性 「あら、そう?」

ボル 「毎日同じメンバーでお昼を食べている女性たちがいるんです」

女性 「仲良しなんでしょ。悪いことじゃないわ」

ボル 「それがね、ず~っと毎日おしゃべりしてるんです」

女性 「それってフツーじゃないの」

ボル 「だって毎日ですよ。そんなに話題がないでしょ」


ご婦人が黙ったので、攻撃が効いたのかなと思ったのだが、これが大きな誤解だと気付く。彼女にぴしゃりと言われてしまった。


女性 「それは違うの」

ボル 「えっ!?」

女性 「話題が少ないのは男性の方なのよ」

ボル 「はぁ?」

女性 「あなたの周りに最近、歌舞伎を観にいった男の人いる?」

ボル 「いないと思いますが・・・」

女性 「でしょう?女性が圧倒的に多いもん」


ここから次々に質問が繰り出される。「最近、美術館に行った?」、「最後に行ったコンサートは?」、「映画は?」、そして、「最近、新しいお友達を作った?」


彼女曰く、「意外に聞こえるかも知れないけど、男性の方が余程世間が狭いの。新しいことに興味を持たない。新しいお友達を作ろうともしない。会社や仕事のつながりしかない。それがなくなると・・・ボルさんの年齢になると同窓会とか多くなってくるんじゃないの?結局、学校に戻っちゃうのよね」


(続く)

日刊SPA!というウェブサイトに気になる記事があった。

「女がウザイと思う、男の自慢話とは?」

これは読まねばなるまい、ちょっと手遅れやけど(笑)


記事には、なるほど、心当たりがあるわ、という男の自慢が7つ上げられていた。


①寝てない自慢

②忙しい自慢

③酒豪自慢

④昔は勉強できた自慢

⑤昔は悪かった自慢

⑥ヤッタ自慢

⑦有名人と知合い自慢


恥ずかしく思い出す私自身が口にしてしまった自慢もあれば、具体的に友人の顔が浮かんでくる自慢もあった。しかし、冷静に考えると、自慢のネタは過去のものが圧倒的に多い。上の例で言えば、③④⑤⑥は過去ネタで、①②⑦が辛うじて現在ネタか。


そう考えると、過去の話ではなく、未来の話をしていれば良いのかなと思えてきた。確かに、未来のことを語るとなると、それが予想なら外れるリスクがあるし、こうするぞという宣言なら実現できないリスクがある。しかし、済んでしまった過去やその延長線上にある現在を自慢するよりは爽やかだろう。


(続く)