大津市和迩にある両親の墓参りをした。先週、妹がお供えした小菊が未だきれいで、そこに持参した花を足して入れたものだから、丈も色も不揃いの、賑やかなだけの供花になってしまった。母の「アンタは未だに花より団子か?」という声が聞こえて来そうだった。ホットコーヒーとエクレアは父へのお供えで持参したが、10分後には私の胃袋に入っていたから、やっぱり花より団子か(笑)
その後、湖西線で京都に戻り、町中を散策した。先ずは、京都らしい街並みが残る京都の花街、宮川町へ。
毎日新聞朝刊の「金言」が英国に住むレイ・エバリーさんという方を取り上げていた。レイさんは88歳にして英王立音楽検定のピアノ演奏試験を受け、8段階のグレードの内、最難関のグレード8に受かったらしい。これは音楽大学に入学できるレベルなんだそうだ。
子供の頃にピアノを弾き始めたレイさんは、21歳のとき英王立音楽検定を受け、グレード7に合格していたとのこと。それから67年、仕事でピアノとは縁遠くなっていたところに娘さんからグレード8の試験用楽譜を贈られ、一念発起してピアノに再挑戦されたらしい。
当然のことながら、身体は若い頃のようには動かないし、直ぐに疲れもする。そんなとき、自分にこう言い聞かせたらしい。
「残りの人生を肘掛け椅子で居眠りしながら過ごしたくはないだろう。さあ、立ち上がってピアノを弾くんだ」
正直言うと、肘掛け椅子で居眠りしながら過ごす生活にも心惹かれるが、我が家には肘掛け椅子が未だないし、今しばらくは立ち上がって働きに行こうと思う。
日産とホンダが経営統合するというニュースに驚いた。早速、誰がが「日産とホンダ(本田)が合併すると、新社名は『日本産』かな?」と言って大ウケしたと聞いたが、必ずしも笑える話ではないように思う。
大手の自動車企業が事業譲渡や合併を繰り返して誕生した「ステランティス」というオランダに本社を置く多国籍企業が経済誌に取り上げられていた。プジョー、シトロエン、フィアット、アルファロメオ、クライスラー、オペル、マセラティなど14のブランドを抱えるが、事業が計画通りには伸びず、CEOが任期半ばで辞任に追い込まれたらしい。
スケールメリットを生かしきれなかった、という見方もあるそうだが、私の思うフィアットは大衆車でマセラティは高級スポーツ車だから、これらが同じ企業のブランドであることに違和感がある。ブランドの語源は所有者を示すために家畜に付けられた焼き印のことで、所有者により家畜に違いが出始めたことから、次第に商品にもブランドが使われるようになったと聞くからだ。
そういうブランドと商品の歴史を考えると、スケールメリットを追い求めることが各ブランドの個性を奪ったりしてはいけないし、各ブランドには譲れぬ一線を頑固に持ち続けて欲しいと思う。以下、私が憧れた日産とホンダの車(画像をお借りしました)。企業文化の違いを感じるんだけど・・・。
ホンダS800








