昨日、女性相手に長話をするのは大変だと書いたが、中には長話はおろか、口を挟ませてもらえないこともあるようだ。インドの友人からタイミング良く届いたジョーク。

Habit of Talking in Sleep
寝言を言うクセ

A lady to doctor: My husband has a habit of talking in his sleep! What should I give him to cure it?

ご婦人が医者に尋ねた。
「主人には寝言を言うクセがあるんです。それを治すために何か私にできることはあるでしょうか?」

Dr: Give him an opportunity to speak when he is awake.

医者が答えた。
「ご主人が起きているときに喋る機会を与えてあげることですね」
髪油の行商人は一所懸命ご婦人相手に髪油を売ろうとしていたのに、今やそれが「仕事中に怠けること」を意味していると知ったら、憤懣やる方ない思いをするのではないか。そもそも、女性相手に長話をするというのは、男性にとって決して容易なことではないと私は思う。

例えば、そのご婦人が美容に関心をお持ちなら、彼女が目を輝かせて聞くような話を私たちはできるだろうか。それ以前に、彼女の関心が美容にあることをちゃんと見抜けるだろうか。その関心が旅行なら? 映画なら? グルメなら? ヨガなら? ファッションなら??

更に、それが何かを買ってもらおうとなった場合には、もっと大変なことになってしまうように思う。と言うのは、なかなかノーサンキューと言えない男性に比べ、女性はあっけらかんとノーを言うし、多少付き合いで説明を聞いてくれる男性に比べ、女性は関心のないことには耳を貸さないからだ。

そう考えてくると、髪油の行商人は本当に良く頑張ったのだと思うし、今の時代なら間違いなく人気ホストになっていたと思う。行商人が望んだ「油を売る」の意味はこうだったかも・・「相手の関心事を見抜き、その話をしながら相手を誘導して自分の商品を売り付けること」(笑)
勤務時間中に怠けることを「油を売る」と言う。どうしてか? 今更ながら疑問に思い、辞書を引いてみたら、「江戸時代、髪油を売る行商人が婦女を相手に長話をしながら商売したことから」と説明されていた。なるほど。ご婦人相手に長話をする髪油の行商人は怠けているように見えた訳だ。

髪油とは直接関係ないが、原油価格が下がったまま上がらない。供給過多が理由なんだろうが、今の相場が続くとロシアは年間17兆円もの収入減になるとのこと。それを受けてルーブル安も止まる気配がない。ロシアやベネズエラなど産油国にとって原油価格の下落は死活問題なんだろう。

そんな状況を考えたら、たとえ諺になっていようが、簡単に「油を売る」などと言ってはいけないように思えてくる。実際、産油国の苦難が長く続けば、「油を売る」は「国家の存亡をかけて耐え忍び、商機を待つこと」を意味するようになるかも知れない。

一部には、これは産油国の問題で日本のような石油消費国にはプラス要因だとする考え方もあるようだが、 今や世界が狭くなり、その中を大量の投資・投機マネーが駆け巡るようになっているから、どこかの信用不安が瞬く間に世界の金融危機を招くという恐れもあるように思う。

髪油の行商人も、まさか「油を売る」ことが時代を経て世界の大問題になるとは思ってもいなかったろう。さて、私も油を売ってないで、仕事をちゃんとしよう(この時間のブログアップは異例ですが、今朝は用事があって半休を頂いています。念のため)(^O^)/