NHKで錦織圭選手とそのコーチであるマイケル・チャンを取り上げた特別番組を放映していた。錦織選手は世界ランキングを順調に上げて来ながらも、なかなか世界のトップ選手には勝てない状況が続いていたという。 マイケル・チャンはその原因を錦織選手に分からせ、克服すべき課題を明らかにし、そして、世界的なテニス・プレーヤーとしては小柄な錦織選手が取るべき戦法を教える。

例えば、錦織選手はそれまでより前に出て球を打ち返すようになるのだが、前に出ることで相手の球筋を見極めることは以前より難しくなるものの、横への移動距離が短くなることで疲労を軽減できる。又、早く球を返すことで相手選手に時間的余裕を与えずに済む。論理的だ。元々、錦織選手には類稀な才能があるのだろうが、それを引き出したマイケル・チャンはお見事。その彼が番組の最後にこう述べたのが印象的だった。

「コートの上では一人。選手は孤独です。それがテニスを特別なスポーツにしていると思います。テニスは人生そのものなんです。成長すると、新たな壁が立ちはだかります。その壁に、いずれ一人で立ち向かわなくてはならなくなります。しかし、いつも正解を出す必要はありません。勝ったときには謙虚に、負けたときには潔くなれば良いのです」。

「コーチ」の語源を調べたら、ハンガリーの Kocs という町の名前だと出てきた。四輪馬車が世界で初めて作られたのがこの町とのことで、以後、四輪馬車のことを Kocsi と呼ぶようになり、これが英語の Coach になったらしい。そして、「指導者は学習者を運ぶ道具」と比喩されていたことから、学業やスポーツの指導者をコーチと呼ぶようになったとのこと。その語源からすれば、マイケル・チャンは錦織選手を別の次元にまで運んだ名コーチに違いない。
ケーブルテレビで放映されていた。

ミッドナイトラン

ロバート・デ・ニーロが元警官のバウンティ・ハンターを、チャールズ・グローディンが彼に捕らえられた横領犯を演じ、ギャングやFBIに追われながらニューヨークからロサンゼルスまで、列車や車を乗り継いでアメリカ大陸を横断する。

1988年の映画だが、ロバート・デ・ニーロが列車の食堂車でもレストランでも空港でも煙草を吸っているし、電話を掛けるときには公衆電話を使っている。出てくるテレビは箱型のブラウン管テレビだし、車のドアはキーを差し込まないと開けられない。

しかも、クレジットカード会社は本人確認をろくにせず簡単に情報を漏らしたり、カードを無効にしたりしてしまう。そういう光景を見ると、この30年足らずの間に起こった常識の変化や新しい製品、技術の数々に今更ながら驚かされる。

物語の方は、ロバート・デ・ニーロが警察を去ることになった理由も、チャールズ・グローディンが横領を働いた理由も、不正を許さぬ正義感であったことが分かり、二人の間に友情が芽生える。最後に二人は共通の敵を倒してハッピーエンドとなるが、そういう善人が救われる世の中であることだけは変化しないで欲しいと願う。
探しものがあって豊洲のららぽーとまで出掛けた。車で駐車場の屋上にまで上がると、ため息が出るほど美しい夕焼けが見えた。風の冷たいことも忘れ、5分ほど眺めていた。

夕焼け

「夕焼けの翌日は晴れる」と昔から言うが、Wilipediaによると、「日本上空では偏西風の影響により雨雲は南西から北東へと移動する。そのため、夕方に西の空が晴れ渡った夕焼けの翌日に雨雲が来る可能性は低い」ということらしい。それから、なぜ夕焼けは赤く見えるのかという科学的な説明もあったが、チンプンカンプンだったので省略する(笑)

そして今日は、昔からの言い伝え通り、良い天気になった。政治家や経済学者の言うことより、人々が長い時間を掛けて言い伝えてきたことの方が余程アテになるのかも。

日の出