毎日新聞に連載されている「危機の真相」を読んだ。激しく政府を批判する浜矩子先生だが、一本筋は通っているように思う。

浜先生

15年末の日本の公的債務残高は対GDP比で233%まで膨らむ見込みだが、債務危機が問題になっているギリシャでさえ179%とのこと。そういう日本を浜先生は「事実上、破産している」と指摘し、それでもなお「借金を返すために借金を繰り返し、派手な事業のあれこれに手を染めてゆく」と批判されている。ここでいう派手な事業とは軍備の強化や鉄道の整備、大企業のための減税を言っておられるようだが、果たして国は破綻することなく行財政サービスを継続して行けるのか?

浜先生はそういう憤りをバーナード・ショーの言葉を借りて伝えておられる。「ポールにカネを払うためにピーターからカネを奪う政府は、常にポールの支持を当てにできる」。なるほど、大変分かり易い。更には、ケインズの言葉を通して国の役割を明らかにされている。「政府にとって重要なのは個々人が既にやっていることを彼らより上手に又は下手にやることではない。他の誰もやっていないことをやるのが政府の仕事だ」。

浜先生はアベノミクスをアホノミクスだと言い切る女傑だから、国のお目付役やご意見番としては頼もしいかぎりだが、こういう方が私の母や姉や妻だったら・・今頃ボコボコにされていたかな(笑)