今年の3月まで練習に参加していた同志社混声合唱団〈東京〉の定期演奏会に出掛けた。



第1ステージはJ.S.バッハ作曲のモテット Ⅰ (BWV225)で、各パートが2組に分かれて歌う難しい曲だ。全員が揃うとは限らない練習で、同じパートのメンバーがいないときは仮病を使って帰ろうかと思ったことを思い出した(笑)  あれから7ヶ月、皆さん、しっかり練習され、バッハの時代を想像させるオルガンの伴奏で、美しいハーモニーを聞かせてくださった。

第2ステージは石若雅弥さん編曲の「民謡ラプソディ」から八木節、河内音頭、こきりこ節、ソーラン節の4曲を歌われた。民謡にはその地域の人々によって受け継がれてきた思いや誇りがあると思うが、そういう人々の姿が浮かんでくるような、見事な歌いっぷりだった。感動した。


最も胸を打たれたのは第3ステージの「二つの祈りの音楽」だ。2曲から成るが、最初の「夜ノ祈リ」は人と人とが殺し合う戦争をテーマにしており、そこには作詞された宗 左近さんの壮絶な実体験も色濃く反映されている。そんなことから、3月の時点では歌詞に心の痛みを訴える方々もおられたが、今日はそれを淡々と、しかし心を込めて歌われ、その苦しみから解放される喜びや安心が第2曲の「永遠の光」に受け継がれて花開き、ため息をつくほど美しく希望に満ちたコーラスになっていた。感動の涙が出た。素晴らしいコンサートだった。

お取引先に傘を製造販売されている会社がある。安いビニール傘に市場を荒らされた時期もあったそうだか、「晴雨兼用傘」がヒット商品になり、更にはここ数年「男性用日傘」の売上が順調に伸びているらしい。


「ボルさんも日傘を持たれませんか?紫外線対策でお勧めしてますが、これがあると体感温度が4℃は下がります。楽になりますよ!」と言われ、即座に「いやいや、男の日傘はどうも・・・」と答えたら、「ボルさんは昭和っすねえ」と笑われた。



その日の夜、夕刊を読んでいたら「男性のためのパーソナルビューティー講座」の案内広告が出ていた。5500円の参加費で何を習うんだ、と読み進んで行くと「スキンケア」とあった。許す(笑) しかし、その次に「メイクアップ」とあるではないか。許さん!(笑)

「ボルさん、昭和っすねえ、まぁ、そのお肌、既に手遅れだし、お顔も施しようが・・」と言われそうだが、どうも「昭和」はこのところ分が悪い。そんなときに見つけた本(↓) 読まずにはいられない(笑)


丸紅に同期入社した友人から電話があった。商才と度胸に恵まれ、海外でも日本でも荒稼ぎをしたという噂を聞いたことがあるが、私に尋ねたいことがあるとのことで電話をしてきたものだ。声は元気だし、質問の意図と経緯説明は明確だし、用件そのものは10分程で済み、その後は互いの近況報告をした。


(私がお世話になっていた頃の丸紅ビル。同期入社には日本代表のラグビー選手がいたし、先日の自由民主党の総裁選に立候補した政治家もいた。懐かしい!)

彼は丸紅を退職後、「一人総合商社をやっている」と言ってきた。「一人総合商社」という説明に思わず笑ったが、商社には強力な管理部門があったから、彼は元々持っていた営業力や語学力に管理部門から学んだ財務や法務の知識を加え、彼に相談すれば何とかなるという信頼を勝ち得たのだろう。大したものだ。


私たちが丸紅に入社した頃、総合商社の武器は「ヒト、モノ、カネ、情報」だと教えられた。これらは今もビジネスで成功するに必要な武器だろうが、結局、モノもおカネも情報もヒトが引っ張り出して来るものだし、彼はその才能と人柄で回りからの信頼を得、モノやおカネ、情報を引き寄せては自在に新たな組合せでビジネスモデルを作ってきたのだろう。私より元気な69才を見付けて気合いが入った(笑)