インドの友人からジョークが届いた。
タイトルは「最初のリンゴ」で、アダムがイブにそそのかされて食べたリンゴのことのようだ。

A woman ran a red traffic light and crashed into a man's car. Both of their cars are demolished, but amazingly neither of them was hurt. After they crawled out of their cars, the woman said; "Wow, just look at our cars! There's nothing left, but fortunately we are unhurt This must be a sign from God that we should meet and be friends and live together in peace for the rest of our days." The man replied, "I agree with you completely. This must be a sign from God!"

赤信号を直進してしまった女性が男性の車に衝突した。車は2台とも大破したが、驚くべきことに2人は無傷だった。車から這い出てくると女性が男性に言った、「あらまぁ、私たちの車を見て。跡形もないとはこのことね。でも、幸運なことに私たちは怪我一つしていない。これは神様からのお告げで、2人は友達になるべくして会ったのだから、これからも仲良く過ごすようにということだと思うわ」。これに男性が答えた、「その通りだと思う。これは神様からのお告げに違いないね!」

The woman continued, "And look at this, here's another miracle. My car is completely demolished, but my bottle of 75 year old scotch didn't break. Surely God meant for us to drink this vintage delicacy and celebrate our good fortune." Then, she handed the bottle to the man.

女性が続けてこう言った、「ね、見て、もう一つの奇跡があるわ。私の車は大破しちゃったのに、この75年物のスコッチは無事なの。これも神様が年代物の美酒を飲んで私たちの幸運をお祝いしなさいとおっしゃっているのよ」。そう言うと、女性は男性にボトルを手渡した。

The man nods his head in agreement, opened it, drank half the bottle and then handed it back to the woman. The woman took the bottle, immediately put the cap back on, and handed it back to the man. The man asks, "Aren't you having any?" She replied, "Nah, I think I'll just wait for the police."

男性はその通りだと言わんばかりに頷くと蓋を開け、ボトルの半分ほどを飲む干すと女性に返した。女性はボトルを受け取ると直ぐに蓋を閉め、再び男性にボトルを返した。男性が「全く飲まないの?」と尋ねると彼女がこう答えた、「そうね、飲まないで警察が来るのを待とうかと思うの」。

Adam ate the apple too! Men will never learn!
アダムもこうしてリンゴを食べた。男は本当に学ばない生きものだ。
最後を飾る第4ステージは「終わりのない歌」という男声合唱のために書かれた作品の演奏だったが、これは男性の「恋する心」を謳いあげた合唱曲とのこと。それを定年退職後の年金生活者である皆さんが歌われるとどうなるのかと心配していたのだが、これが全くの杞憂に終わった。

5曲から成る作品だったが、リズムの取り方や強弱の付け方、各パートの掛け合いが絶妙で、恋に落ちる青年の興奮と喜び、不安と苦悩、そして恋愛を通して成長した青年の心が見事に謳いあげられていた。特に第4曲の「終わりのない歌」の伸びやかで力強い歌声は、傷付きながらも成長した青年の心の余裕を表しているようで素晴らしかった。

歌っておられる皆さんも実に気持ち良さそうで、それぞれが自分の思いを込めておられるように見えたので、これは恋愛に明け暮れた学生時代を思い出しておられるな、とついつい勘ぐってしまったのだが、歌詞に込められた思いを表現するには、先ずその思いを理解し、共有しなくてはならないから、そこに人生のベテランとも言える皆さんの持ち味が発揮されたのかなと思った。大学生がこの作品を歌っても、ここまで共感を呼ぶ表現はできなかっただろう。

クラーククラブの演奏を聴いたのは初めてだったが、定年退職しようが年金を貰おうが「現役」でいなければならない・・・そういう勇気を与えられたように思う。さまざまな経験をしてきたから、さまざまな気持ちが分かる。現役で舞台に立てるから、そういう気持ちを込めて歌える。私も見習おうと思う (^-^)/
第3ステージの「101年、そしてまた発つ」では、昨年創部100周年を迎えられた北大合唱団の歴史を振り返ると共に、101年目の新たな出発を祝う歌の数々が披露された。最初に歌われた札幌農学校校歌「永遠の幸」は同志社の応援歌「若草萌えて」と同じメロディーで、私自身はそちらの歌詞を口ずさみながら演奏を聞いた。

若草萌えて 生命は溢る
若人の血 今燃ゆる
希望は胸に 心は躍る
雄々しく立て 同志社
高らかに叫べ 誇りの歴史
いざ起て友よ 勝利は待てり
白熱の意気 敵なし

これは元々、アメリカ南北戦争の時代に北軍を鼓舞する「Tramp, Tramp, Tramp」という歌だったとか。それが北軍に従軍したクラーク博士により日本に伝えられ、札幌農学校では校歌に、同志社では応援歌になったと聞いたことがある。時代や国境を越えて、多くの人に歌い継がれて来た歌の運命を思うと、音楽は言葉よりも人の心に響く力があるのかなと思う。

第3ステージの最後に歌われた「讃歌~二群男声合唱のための~」は二つの男声合唱グループが八木重吉の信仰の歌とグレゴリオ聖歌のグローリアを同時に歌うというもので、その重厚な響きに思わず聞き耳を立てた。確か6部合唱だとおっしゃっていたが、メロディーもリズムも言語も異なる曲が重なっているのに調和していることが不思議で、大変印象深い演奏だった。

(続く)