【欲目】
自分の希望などから実際以上に評価すること。自分に都合の良いように判断すること。又、そのような見方。ひいきめ。(デジタル大辞泉より)

先日の「みんなの音楽会」でバイオリンを弾いたが、それを他の出演者の方が録音し、わざわざCDにして届けて下さった。世の中には親切な方が居られるものだ。自分には真似できないだけに、本当に有難いと思った。

cd

早速、帰宅して聴いたのだが、「あらら、ここも間違っていましたか」、「えっ、こんな風に弾いていましたか」と驚き、恥ずかしくなる発見ばかりで、演奏が終わる頃には溜め息をつきながら下を向いてしまった。「欲目」があるように、どうやら「欲耳」もあるらしい。

しかし、10分もすると元気が湧いてきて、「だからこそ練習する意味がある」と思えてきた。この辺りの感覚はラグビーの試合に負けて落ち込み、その後、コニャローとヤル気を回復するときの過程と良く似ている。その気持ちが冷めない内に、CDにしてプレゼントして下さったS口さんにお礼状を書いた。

礼状

S口さん、ありがとうございました。これからもバイオリンの練習がんばります!

勤務先の同僚からトップリーグのチケットを貰った。リコーブラックラムズ対サントリーサンゴリアス、7時のキックオフだ。

 

私が丸紅でラグビーをしていた頃は、地域毎に社会人リーグが組織され、リコーもサントリーも関東社会人一部リーグで時々対戦する相手だった。しかし、目の前に現れた両チームは当時より体格、スピードとも大きく上回る凄いチームだ。タックルも強烈だし、ディフェンスには厚みがあるから、簡単には抜けないことが良く分かる。

 

 

 

先制したのはリコーで、前半6分、ラインアウトからの攻撃で一気にゴール前まで攻め込んだが、決してキレイに取れたボールではなく、止む無くキャッチャーがタップしたことでSHやSOが微妙に位置をずらしたことからサントリーのディフェンスに穴が空いたように見えた。続く12分にはゴール前でSHからボールを貰ったNO.8がトライを奪うが、そのコースもSHの周りを迂回したように見え、サントリーからすると予期せぬところからNO.8が出てきたように見えたのではないか。それ位、観客席から見たディフェンス網には厚みがあり、これを突き破るというよりは隙間を何とかして開けないとトライは奪えないように思った。

 

そういう意味では、サントリーはディフェンスとのすれ違いざまにボールを貰うとか、2次、3次攻撃ではダブルラインを敷いてディフェンスとの距離を生かしたり、敵ディフェンスの前に出るスピードを削いだりすることが基本メニューの中に出来上がっていたような気がする。又、後半の28分、右オープンの攻撃でインゴールに蹴り入れたパントをWTBがキャッチしてトライを奪ったが、文字通り、敵のウラをかいた攻撃だったと思う。

 

その直後にリコーが反撃に転じ、FWが機動力のあるモール攻撃で大きくゲインしたあとBKに回してトライを奪う。残念ながら、オブストラクションがあったと判定され、トライは無効となるが、素晴らしい攻撃だった。リコーのティムナナイウィリアムズ選手と、途中から出場したロトアヘアポヒヴァ大和選手はボールを持つと着実にゲインしていたように見えたので、それを起点に更に前進できるような攻撃があれば、最後までもつれる激戦になったように思う。23対17でサントリーの勝利。

 

体育会OBOGの集まりがあった。

 

 

同志社大学には約50の運動部があるが、この日はアメリカンフットボールやサッカー、レスリング、陸上ホッケー、柔道、弓道などから代表者がやってきた。下戸の私以外は全員が生ビールを注文、乾杯すると直ぐにお代わりの声が上がるし、出てくる料理は次々に遠慮なく平らげられて行く。この隠せない生命力とそれを良しとする気風が体育会の魅力だろう。

 

そういう体育会が上下関係に厳しい閉鎖的な世界だと言われることがあるが、私の過ごした体育会は開放的で明るく、陰湿なイジメやシゴキなど一切なかった。良く「1年生にとって4年生は神様」だと言われるが、写真中央左のK野先輩は私が1年生の時の4年生、中央右のM口先輩はK野先輩が1年生の時の4年生だから、私にとりM口先輩は神様の神様ということになるが、この日もM口先輩には好きなことを言わせて頂いた。

 

「せやからな、体育会に偏見や反感を持つ人もいるけど、神様の神様に本音を言える体育会もあるっちゅうことを僕は言いたい訳や」と同僚に朝から説明したのだが、サラッと「それってボルさんの信仰心が足りないだけじゃないんですか?」と返されてしまった。答えに詰まったので、多少は当たっているかも(笑)