勤務先の同僚からトップリーグのチケットを貰った。リコーブラックラムズ対サントリーサンゴリアス、7時のキックオフだ。
私が丸紅でラグビーをしていた頃は、地域毎に社会人リーグが組織され、リコーもサントリーも関東社会人一部リーグで時々対戦する相手だった。しかし、目の前に現れた両チームは当時より体格、スピードとも大きく上回る凄いチームだ。タックルも強烈だし、ディフェンスには厚みがあるから、簡単には抜けないことが良く分かる。
先制したのはリコーで、前半6分、ラインアウトからの攻撃で一気にゴール前まで攻め込んだが、決してキレイに取れたボールではなく、止む無くキャッチャーがタップしたことでSHやSOが微妙に位置をずらしたことからサントリーのディフェンスに穴が空いたように見えた。続く12分にはゴール前でSHからボールを貰ったNO.8がトライを奪うが、そのコースもSHの周りを迂回したように見え、サントリーからすると予期せぬところからNO.8が出てきたように見えたのではないか。それ位、観客席から見たディフェンス網には厚みがあり、これを突き破るというよりは隙間を何とかして開けないとトライは奪えないように思った。
そういう意味では、サントリーはディフェンスとのすれ違いざまにボールを貰うとか、2次、3次攻撃ではダブルラインを敷いてディフェンスとの距離を生かしたり、敵ディフェンスの前に出るスピードを削いだりすることが基本メニューの中に出来上がっていたような気がする。又、後半の28分、右オープンの攻撃でインゴールに蹴り入れたパントをWTBがキャッチしてトライを奪ったが、文字通り、敵のウラをかいた攻撃だったと思う。
その直後にリコーが反撃に転じ、FWが機動力のあるモール攻撃で大きくゲインしたあとBKに回してトライを奪う。残念ながら、オブストラクションがあったと判定され、トライは無効となるが、素晴らしい攻撃だった。リコーのティムナナイウィリアムズ選手と、途中から出場したロトアヘアポヒヴァ大和選手はボールを持つと着実にゲインしていたように見えたので、それを起点に更に前進できるような攻撃があれば、最後までもつれる激戦になったように思う。23対17でサントリーの勝利。
