ラグビーではゲーム終了のことを「ノーサイド」という。勝つためにゲーム中は全力を尽くすが、ゲームが終わったあとは敵も味方もない、ラグビーが大好きな仲間だ・・・そんな意味かなと思う。

 

昨日は秩父宮ラグビー場で同志社・慶應義塾ラグビー定期戦があり、応援に来ていた同志社、慶應義塾両方の同級生と再会した。たまたま通り掛かった後輩に撮ってもらった写真だが、皆がこんなに笑っているとは思わなかった。我々はOBで、直接戦うこともないのだから、正に「ノーサイドの笑顔」だろう。

 

 

同志社のM柴、主将だったK川、慶應義塾の主将だったT橋、そして私。

 

その後、慶應義塾のK沢が六本木にある慶應義塾体育会の溜まり場というお店に連れて行ってくれた。貸切り状態で賑やかな宴会の真っ最中だったが、良く見るとレジェンド・チームで戦った面々が中心で、その中に同志社のOBも何人か混じっている。こちらも「ノーサイドの笑顔」だらけで、あぁ、本当にラグビーをしていて良かったと思った。

 

 

慶應義塾のK沢に感謝。彼がコーチ、監督をしていた時代の選手たちが次々に挨拶に来て、その隣にいた私まで丁重な扱いを受けた。持つべきものは出来の良い同級生(笑)

 

第7回「祈りのコンサート」が聖心女子大学の聖堂で催された。出演は聖心女子大学聖歌隊と、OGの皆さんが組織されている filles du sacre coeur という聖歌隊だったが、予想以上の美しいハーモニーに驚き、しびれてしまった。歌声に透明感があり、グレゴリオ聖歌をユニゾンで歌われたときなど、歌声が聖堂に美しく響き渡り、うっとりしてしまった。本当に素晴らしかった。

 

 

もう一つ、驚いたのは、皇后美智子様がお越しになったことだ。着席していた観客が一斉に立ち上がり、聖堂中央の通路に身体を向けると、その間を皇后美智子様が静かに歩いて行かれ、席に着かれた。何も言葉を発したりはされていないのに、その温かなお人柄が伝わってくるような気がして感激した。

 

コンサートが始まって少しした頃、観客席からガサっという物音がした。後になって観客のお一人が貧血でも起こされたのか椅子から滑り落ちられたのだと分かったが、その時は何が起こったのか分からず、私も周りの方々も心配になって物音がした方に目を向けた。

 

結局、何があったのかは良く見えなかったのだが、キョロキョロしている内に、その数列前に座っておられた皇后美智子様の姿が目に入った。まるで何ごともなかったように、少し前かがみになって背筋を伸ばし、ステージで歌っている聖歌隊の女性たちを見守っておられるように見えた。そのお姿を拝見し、ステージのことなどそっちのけでキョロキョロしてしまった自分が恥ずかしくなった。

レジェンド・マッチ以外にも二つのOB戦がある。一つは最近までトップリーグで活躍していた若手OB同士の対戦、そして、もう一つは年齢制限のないシニアOB同士の対戦だ。少し迷った末、このシニアOBチームに名前をノミネートした。

 

その後、スパイクを捨ててしまっていたことを思い出し、後輩のN江君経営のラグビーグッズショップに急行した。私が学生の頃はスパイクと言えば黒しかなかったものだが、ショップの中には赤や黄色、オレンジに緑というさまざまな色のスパイクが置かれており、黒を探す方が大変だったように思う。結局、足に合ったものを購入したが、初めて履く白のスパイクとなった。

 

 

家の近所に東大ラグビーグランドがあるので、早速スパイクを履き、試しに走ってみた。久し振りの地面を蹴る感覚が懐かしかったが、いくら頑張ってもトップスピードにならない。無理をして怪我でもすると元も子もないので潔く老化を認め、ジョギングに切り換えた。

 

 

現役の頃、近くに見えてもゴールが遠いことを知った。敵が15人もいるのだから当然だ。しかし、この年になると、敵がいなくてもゴールが遠いことを知った(笑)