一年前に買ったジョギングシューズの右足内側の縫製が綻び、足首を守るスポンジが出て来てしまった。ジョギングしていると右足が不安定に感じられる。久し振りのラグビーゲーム出場を果たそうと、相当これで走り込んだから、いつもより消耗が激しかったのだろう。

 

 

体力、筋力、気力の衰えは道具で補うしかない。たまたま表参道にナイキのショップがあったので中に入り、店員さんに「膝に優しいジョギングシューズはありませんか?」と訊ねた。店員さんが薦めてくれたのは「ペガサス」というシリーズで、確かに衝撃が少ないし、程よい弾力性がある。これに決めた。

 

 

Weblio辞書によると、「jog」は「ゴトゴト揺れながら進む」、「人がゆっくり行く」という意味らしい。例文と和訳が出ていたが、なるほど、順調に突き進んだり颯爽と走り去ったりという意味ではなさそうだ。

 

The project is jogging along.

プロジェクトは何とか進んでいる。

The cart jogged along down the narrow lane.

馬車が狭い道をゴトゴトと通って行った。

 

私の悪い癖で、前に人がいると追い付きたくなる。後ろから足音が聞こえると抜かれたくなくなる。ラグビーを楽しむには良い性格だったのだろうが、これからは「Jogging」に徹しようと思う。今回買ったこのジョギングシューズも買い換えられるよう、何とかゴトゴト揺れながらゆっくり進み続けようではないか(笑)

「誰がアパレルを殺すのか」

過激なタイトルだが、書いてあることは事実に基づく分析であったり、新しいビジネスモデルで成長を遂げている企業の紹介であったり、極めてまともな内容だ。

 

 

前半は百貨店と共に成長を遂げてきたオンワードやワールドのビジネスモデルや日本のファッション市場の歴史を振り返り、その強烈な成功体験から百貨店もこれらのアパレル企業も却って世の中や消費者の変化への対応が遅れたのではと問題提起されている。

 

後半は新しい切り口やコンセプト、ビジネスモデルで注目を浴びる企業を取り上げておられる。新品から中古品まで一環して取扱う企業や、販売ではなくレンタルで業績を伸ばす企業などさまざまだが、消費者の力強い支持を得て成長を遂げている様子が生き生きと描かれている。

 

ただ、アパレル市場に限らず、靴やバッグの市場でも競争の激化や倒産、廃業が見られ、これまで成功とされてきたビジネスモデルの見直しや新しい試みが行われている。結局は日本全体が、或いは世界全体が容易ではなくなった経済成長と向き合い、その中で生き残る道を模索しているというのが実情ではないか。

 

経済学で成長のために必要とされる「未開拓の土地」がなくなりつつあるように思う。それでも無理に成長しようとすれば、「労働者の賃金」が未開拓の土地として狙われる・・・そういう見方があるし、事実、低価格のものを買い求める人が増えたことがいろんな市場の力関係を変えているように思う。

京都から同級生が上京してくるというので、中学、高校の同級生10名が集まった。

 

 

中に、「ひょっとして大学卒業以来?ってことは40年ぶり?」という同級生がいて、「今どこに住んでいるの?」、「仕事は続けているの?」、「お子さんは?」という質問から会話が始まり、同級生の人生を垣間見たような気がした。

 

学生時代は一日の長い時間を同じ校舎で過ごす似たような境遇だったと思うが、卒業後は住む場所や従事した仕事により全く異なる人生になって行く。京都で老舗の和菓子屋さんを継いだ同級生もいれば、ラスベガスやマカオでギャンブラーとして生計を立てている同級生もいるらしい。しかし、いちばん私たちに影響を与えたのは旦那さんや奥さん、生まれてきた子供たちだろう。

 

食事をしながら3時間程の同窓会で、話題は学生時代の思い出、恩師や同級生の近況、最近熱中している趣味やお稽古事と多岐に渡ったが、話も笑いも途切れることがなかった。良く言われるように、同窓会に出て来る人はそこそこ幸せで、中でも家族の話をする人は更に幸せというのは当たっているように思った。で、私が家族の話をしたかどうかだが、相手の話が面白すぎで、すっかり聞き役に回ってしまった(笑)