「女声三部合唱によるメサイヤ」のチケットを頂いた。合唱されるのは東洋英和のメサイヤを歌う会の方々だ。

 
 
メサイヤの中の「ハレルヤ」、「聖なる仔羊は」、「アーメンコーラス」は同志社校友の会で歌ったことがあるが、そのときの印象からすると、女声合唱の「ハレルヤ」は男声合唱に比べると力強さには欠けるが、神さまへの信頼や感謝という信仰面では迷いのない美しい声による高らかな宣言のように聞こえ、心が揺さぶられる思いがした。こう書くと、男声が加わると力強さと共に雑念が入るようにも聞こえるが・・・案外、その通りかも(笑)
 
ハレルヤ全曲を聴いたのは初めてのように思うが、歌ったことのある親しみからか、やはり、「ハレルヤ」と「聖なる仔羊は」、それに続く「アーメンコーラス」が最も心に響く演奏であったように思う。いつか、メサイヤ全曲に私も挑戦したいと思う。

講釈師、神田鯉風さんの講談独演会を聞きに行った。

講談とは、釈台と呼ばれる小さな机の前に講釈師が座り、張り扇(はりおおぎ)を叩きながらリズム良く話を進めて行く日本の伝統芸能だ。昨年12月、整形外科医のT先生に誘われ講談を聞いたのが最初で、その時の講釈師が鯉風さんだった。 

 

 

そんなご縁から講談独演会のご案内を頂いたのだが、チラシを読むと、鯉風さん演じる「早起き五十両」は古典落語の人情噺「芝浜」の講談版と書いてある。どうやら落語と講談の間にはネタの貸し借りがあるようで、この「芝浜」は人気があるから講談に貸し出されたのだろう。何やら面白そうな話なので出掛けてみることにした。

 

その「芝浜」転じて「早起き五十両」だが、魚を天秤棒で売り捌いている商人が主人公だ。商いのセンスはあるのだが、無類の酒好きで失敗が多く、貧しい暮らしをしている。それを妻に咎められ、一念発起して翌朝市場へと向かうのだが、早く着きすぎて市場はまだ閉まっている。やむなく浜辺に出て海水で顔を洗おうとして、水中に沈んでいた財布を見付ける。拾い上げて中を見ると大金が入っているではないか。

 

喜び勇んで帰宅した主人公は妻にその財布を預けると、仕事に邁進するという決意や約束などすっかり忘れ、早速、仲間を呼んで大宴会を催す。そして、翌朝、「酒代はどうするの?」と妻に詰め寄られ、「昨日預けた財布の金で払っておいてくれ」と答えるのだが、妻は「財布って何のこと?」と聞き返してくるではないか。「昨日俺が拾ってきた財布だ」ともう一度言うのだが、妻は怪訝な顔をするばかりで、「あなた、何か悪い夢でも見たんじゃないの?」と取り合わない。ここに至ってやっと主人公は夢を見ていたことに気付き、現実に戻って青ざめる。しかし、途方に暮れていても仕方がないから、主人公は深く反省すると、酒を断ち、借金を返すために猛然と働き始める。

 

それから3年経った年の暮れ、主人公は今や一軒の店まで構えるまで成功を収めているが、そんな主人公に妻がある告白をする。実は主人公が財布を拾ったのは夢ではなく、妻はちゃんと財布を預かったのだ。しかし、お金が横領したものだと思われては罪に問われるし、何より働こうと決意した主人公には良くないお金だと思い、役所に届け出たというのだ。そのお金が、持ち主が現れないということで妻の元に役所から返って来たのだ。妻は嘘を付いたことを詫びるが、主人公は逆に妻のお陰でまっとうに働けるようになったこと、又、店まで持てたことを感謝する。なかなか良い場面だ。そして、妻は申し訳ない気持ちから、久し振りに一献傾けてはと酒を差し出すのだが・・・。

 

いよいよフィナーレを迎える。主人公は盃を手にすると口元まで運ぶものの、少し考えたあと盃を置く。そして、こう呟くのだ、

「止めておこう。又、夢になるといけないから。」

 

鯉風さん、良い講談でした。ありがとうございました。

お取引先が豆大福の差し入れをして下さった。護国寺にある「群林堂」の豆大福で、東京三大豆大福の一つとされている。わざわざ行列して買い求めて下さったとのこと、ありがとうございます!


つぶ餡にぎっしりのお豆で、味もさることながら、これまで経験したことのない食感に感動した。ストレートな甘味には幸せを、歯応えのあるお豆には新鮮な驚きを感じながら美味しく頂いた。これは行列してでも食べたくなる豆大福だ。

東京三大豆大福の他のお店は、原宿の「瑞穂」と泉岳寺の「松島屋」とのこと。瑞穂の豆大福は頂いたことがあるから、そうなると、松島屋の豆大福も是非食べてみたいと思うようになった。泉岳寺には何かあれば相談に乗ってもらう整形外科の先生がおられるから、来週にでも先生を訪ね、帰りに松島屋に寄ってみようかと思う。

先生は私の後輩の大怪我を治して下さった名医だか、私の顔を見ると、必ず「今日はどうされました?」と聞いて下さる優しい先生だ。「体調は良いのですが、物忘れが激しい。頭を良くしてもらえませんか? ついでに、女性にモテるようにもしてもらえませんか?」と頼んでみるか(笑)