仕事やOB会や校友会で、この人は聞き上手だ、と感心させられることが時々あるが、昨日お目に掛かったM本さんほど聞き上手な方とは巡り合っていない。驚いた。何と、2時間半に亘り、大変気持ち良く喋らせて頂いたからだ。こんな経験は初めてだ。

M本さんには十数年前に不動産の件でお世話になっている。その時以来の再会だったが、そのブランクを感じさせない自然な笑顔で迎えて下さり、挨拶が終って着席すると私が話したいテーマを敏感に見定め、私が話し始めると今度はニコニコ微笑みながら相槌を打ったり、タイムリーな質問をして下さるものだから、すっかり調子に乗ってしまった。

私の話の中にはご興味のないものや、もうそれくらいで良いです、と終わらせたいものもあったろう。しかし、全くそれを感じさせないところが聞き上手、M本さんの真骨頂なのだろう。聞き上手は英語でGood listener とのことだが、M本さんは Entertaining listener か Listening entertainer という言葉こそ相応しい。私が受けたのは、聞いて喋らせてあげます、という接待だ。

これまで冗談で、定年退職したら今度はホストクラブで働きます、名ホストの条件は聞き上手   だと聞いたから、と言って笑いを取ってきたが、もちろん、自分の事を話したがる私にホストは務まらない。しかし、優しく紳士的で聞き上手なM本さんなら人気ホストになれるだろう。今度はその話題でM本さんと話そうかな。又、2時間ほど、私が気持ち良くなってお喋りしちゃうんだろうけど(笑)
私たちの英語力をジョークにされ、コニャローと思う前に笑ってしまった(笑)


その1、「二つの夢」
ニューヨークに留学中の日本人学生が、アメリカ人の友人と話していた。日本人学生が言った。
「僕は将来、野球選手としてメジャーリーガーを目指すか、通訳として日本とアメリカの架け橋になるかで悩んでいるんだ。どう思う?」
「そうか。僕は野球選手を勧めるよ」
「どうして?君は僕のプレーを見たことがあったっかい?」
アメリカ人が言った。
「いや、ないよ。でも、英語はいつも聞いているからね」


その2、「過去形」
日本の小学校で英語の試験が行われ、次のような問題が出題された。
「次の英語を過去形にしなさい。I go to  Tokyo.」
スズキ君は解答用紙にこう書いた。
「I go to Edo.」 
私の敬愛するFちんさんが夏木かずみさんという演歌歌手を応援されている。その夏木かずみさんが川崎歌謡祭を主催されるとあり、後援会長のFちんさんから「午後1時集合」の呼び出しが掛かった。


昔から演歌とは縁がない。どちらかと言えば避けて来たし、家族にも友人にも演歌ファンがいないから、私にとり演歌は遠い存在だ。それが、今日は2時間程度とは言え、ただひたすら演歌を聴くという午後を過ごしたのだから、ちょっと不思議な感覚に包まれてしまった。しかし、演歌も聞き慣れると少し距離が縮まったように感じるし、演歌歌手の皆さんは声量がある上に音程もしっかりしていることが分かってくると親しみが湧き出した。そう言えば、昔、美空ひばりさんがジャズを歌っておられるのを聞き、そのうまさに感心した記憶がある。

こんな僅かな体験でいきなり演歌好きになれる訳もないが、多少、演歌について考えるきっかけにはなった。多分、演歌に一番込めやすい種類の感情、思い、苦しみや辛さのようなものがあり、それらを大切にしている人たちにとり、演歌は共通の言語という重要な役割を果たしているのだろう。

今日は約10人の演歌歌手がステージで歌を披露されたが、驚いたのは、その一人ひとりに熱烈なファンがおられ、ステージに駆け寄って贔屓している歌手にご祝儀を手渡されたことだ。ファンの方々はそれぞれの歌がお好きなのだろうが、ひょっとすると、それぞれの歌手の生きざまや彼らが背負っている人生そのものも好きなのかな、と深い結び付きを感じさせられる午後になった。